宇宙のステルヴィア 第1巻

まず最初にお断りしておきますが、私はTVを見てから漫画を読んでいるので、基本的にTVに引きずられています。ですから、ここもストーリーがほぼ同じ最初の方は比較的な話になってしまいます。そのような見方が不快だと思われる方は、以下の文章は読まない方が賢明と思われます。

さて、宇宙のステルヴィアの1巻です。基本的にコミックスまとめ読み派なので、発売時に初めて読んだわけでして。この時点でTVは既に終了しています。ですから、大まかなストーリーは先まで知っている訳ですので、TVと同じ部分についてはここではあまり触れません。この1巻は、ほぼTVに忠実なストーリー展開なので違和感はありませんでしたし。どちらかというと、コメディ方向に振られた感覚は好みなくらいですが(笑)。学校特有の騒がしさや有り余るパワーが、よく表現されていると思います。

絵柄はTVのうのまこと氏の絵柄とは方向性が違いますが、絵の柔らかさとかシンプルな感じは共通していると思います。ストーリーの柔らかさと良く合ってるのではないでしょうか。ちょっと、むっちりむうにいさんの絵に似ているかな、とも思いますが(笑)。

カバー
表紙は片瀬嬢。裏は友人ご一同のディフォルメ画。緑とオレンジの配色が目を引きます。そして、やっぱり金平糖なのですね。

第1話「ようこそ!ステルヴィアに!」
TVではやたら重かったちーちゃんとの喧嘩部分を導入部にして、アリサちゃんとの出会いをメインに構成しています。アイマスク付けたままおろおろするアリサちゃんが今後の漫画版の方向性を決定づけているような。リチャード先生が密かにカーネルサンダース大佐のイメージにされたことに腹を立てているあたりも(笑)。
びっくりどっきりメカはヤッターマン、摩訶不思議アドベンチャーはドラゴンボールですが…漫画版では昔のアニメが頻繁に再放送されている世界なんですかね(笑)。

第2話「とまどい Don't mind!」
やよいちゃんたちとの関係部分はTVの「ちょっとリアルなきつさ」が無くなって、ほのぼのいい感じです。っていうか、TVではお姉さんっぽく、時々お茶目な感じだったやよいちゃんのお嬢様っぽいちょっと天然な部分が出てきていて好きです。落ち込むしーぽんを慰めている時、笑いながらミルクをガバガバ入れちゃっているところとか(笑)。
迅雷先生とレイラ先生が大人げなく手を出して喧嘩しっぱなしなあたりも要チェックですよね。

第3話「ごめんなさ〜い」
男子連と女子連の出会いがあまりにも馬鹿馬鹿しいあたりが(笑)。そして、いきなり光太くんをノックアウトしてしまうしーぽんの潔さも(笑)。晶ちゃんも、みんなを静めるのにバットが必要と踏んでるし…何をするつもりだったのやら…。

第4話「がんばろ」
町田初佳嬢の設定がバーンと変わっているのではないか?という第4話。個人的には、後半の展開を考えると良いような気もしますが、肝心の部分ががらっと変わってきますから…この後の展開が楽しみです。もしかすると、TVの大映TVドラマというか少女漫画的というか、そういった痛いところが別の展開を見せるのかもしれないのかなぁとか。
そして、光太くんの方も、不思議天才少年的なところがジークンドー(ネタフリは3話のジョジョで出てるね)のおかげで変わってますね。インフィーに「男のロマン」を感じていますし(笑)。おかげで、より、まったりした感じに…。でも、やっぱり、「感じろ」と言ったらブルース・リー師匠を思い出しますよねぇ(笑)

第5話「燃えよしーぽん」
キャラクターの性格のディフォルメが大きくなってきております。蓮先生が迅雷先生に対して割と好意的なあたりがすごいね(笑)。そして、酔っぱらいにジークンドーと前のネタを引きずりつつ、コメディタッチに話がまとまってますよね。酔うことで理性を飛ばすっていいアイデアだと思いました。TVが全体的に「光太と志麻の才能」を基本にしているのに対し、漫画はもうちょっと身近な感じに落とし込んでいるのかな、とか。ラストのレイラ先生のセーラー服はファンには喜ばしいか。
ビッグ4も怪しい感じが増えてきましたしね。
そういえば、学園戦記ムリョウの世界ではセーラー服は滅んでましたが、この世界では普通に制服として残っているんですよね。未来ものの設定になるほど、生活部分が今に近づくのはバランスかもしれませんね。

第6話「ステルヴィア上等!(前編)」
最初のつのまる先生のような絵は…なにか合わないような気がしますが。それはともかく。少女漫画というよりも、ヤンキー漫画なんですけど(笑)。見開き、好きなコマです。やっぱり、こういう時に笙人先輩がいると画面が締まりますね(笑)。

第7話「ステルヴィア上等!(後編)」
わりとTV通り。りんなちゃんが割と凶悪です。

おまけ
セーラームーンに始まり。4コマもパロディ的です。

表紙
カバー折り返しに作者様コメントがありますが。カバーをめくると「秋月亮のそれいけステルヴィア日記その1」ってことであとがきがあります。メイドしーぽんです。


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