いい加減モデリング「７４式」天の巻

７４式戦車

1/76 陸上自衛隊「７４式戦車」

フジミより発売の「1/76 陸上自衛隊７４式戦車」です。７４式戦車は戦後国産２世代目ということで、低く避弾経始に優れたフォルムと稜線射撃を念頭に置いた油圧変動サスペンションによる大幅な姿勢制御など、同時期の他国の戦車と比べても独自性の強い優れた車輌です。個人的に戦後戦車の中では最も好きな車輌です。山岳戦闘を念頭に設計されている日本にあった車輌なので、エンジン出力をあげるなどの改良を施して９０式と使い分ける運用をした方が良いのではないかと妄想してみたり。ちなみに、後継の９０式より小型軽量の戦車は既に開発中とのことです。
(2006.09.17)

キットは非常によいディティールをしています。イメージ的には少し砲塔が低い気もしますが、図面と照らし合わせたわけではないのであくまでイメージです。
超簡単（または、いい加減）な製作過程はこちら。

７４式戦車−前

低いシルエットとバランスのとれたフォルムは工業デザインの見地から見ても美しいと思います。日本の狭い地形にもよく合っていますし。

７４式戦車−後

後方より。機関室周りは空冷ディーゼルエンジン搭載ということで６１式と似たディティールになっているのがわかります。でも、全体的にシンプルな構成になっていますね。

７４式戦車−後アップ

後方アップ。ディティールに関してはフジミの自衛隊車輌キットの中で文句なしの一番でしょう。アンテナガードや増加燃料タンク取り付け部を作ってやるだけでも、ぐっと良くなります。

７４式戦車−スケール

お約束のスケール表示。ベースを付けるのはイメージアップの他に、手で触って破損するのを防ぐという大きな目的があります。場所を取るのが難点ですが。

国産自衛隊車輌

というわけで、国産自衛隊車輌揃踏み。世代を経るごとに大きくなります。そして、９０式の車体コンセプトがそれまでと大きく異なるのが分かります。
後方に見える９５式自走榴弾砲はこのスケール唯一のインジェクションキットであるビックワンガムのおまけ。しかし、遠景に使う分には気にならないくらい良くできてます。近づくとアレですが。


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