「面白かった」本編ピンポイント感想
ここは、「飛べ！イサミ」本編の感想ページです。
現在までに本放送（途中から視聴）、衛星放送アニメ劇場版、ＬＤ（全部見てない…）、ＤＶＤと視聴を続けているので、初見の時と感想が違ってしまっているかもしれません。また、放送中作品の感想と違って短い物になっていますが、その辺ご容赦下さい。
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- １９９５年12月23日放送
ゴールデン天狗の主役回です。ちゃんと秘密結社の要員としての作戦（しかもどちらかというと地味な奴）を遂行し、なおかつ他人のフォローをするという点ではゴールデンがいちばんそれらしい働きをしているのではないでしょうか。年の功？。
銀天狗はフォローはしていても、作戦という点では趣味に近いレベルだし。からくり天狗は最も侵略作戦的な作戦をこなしているものの、足を引っ張るネタも多く。ヨロイ天狗は作戦というよりも破壊工作系のプロといった面が大きいし。…わりとみんな仕事しているかな（銀様除く）。とすると、そう思わせるのはゴールデンの人徳？。
というわけで、芹沢ビルでパンを焼くゴールデン天狗から。家庭用の小さなオーブンですが。出来たパンがどんどんふくれて。ウルトライーストの完成です。
さて、本編は。いきなり目の大きい作画のイサミちゃん。ウルウルがかわいいですが。本人はそれどころではない様子。焦るイサミちゃん。跳ねる目玉焼き。玲子さんが料理をしていますが…空回りの様子。で、学校に遅れそうなイサミちゃんに、真っ黒な目玉焼き、真っ黒なトースト、スープは吹きこぼれ…。
給食をがっつくイサミちゃん。とてもヒロインには見えません（笑）。周りの級友もビックリ。結局、朝食抜きだったようで。
なんでも、玲子さんが来週料理番組に出演するとか。で、料理の達人であるおじいちゃんは「教わるものにあらず」と実践主義を唱えて手を出さないと。思いっきり落ち込んでいるイサミちゃん。笑うトシ＆ソウシくん。…しかし、玲子さんから夕食の招待が（笑）。陰湿に笑うイサミちゃんが、悲劇の根の深さを物語っています。
で。クリを直接フライパンにかけて、とんでもないことになっている花丘家（笑）。玲子さんはサルカニ合戦という有名な民話を知らないのだろうか。インテリの落とし穴？。もしかして、アメリカ育ちなのか？。
黒天狗党の幹部会議。ゴールデンが持ってきたパン。もちろん、ウルトライーストの実験なのですが。パンの戦車が強い光で100倍にも２００倍にもふくれ、しかも動くと。…ふくれるのはともかく、動くって一体…。まあ、ともかく他の三人の四天王が押しつぶされますが。小麦でしか使えないと聞いて、みんなやる気０。おまけに水をかけるとしぼむというので。出て行ってしまう四天王。怒る黒天狗様。…作戦も聞いて貰えないゴールデン天狗、哀れというか、サラリーマンの悲哀というか。四天王まで上り詰めても、この扱いなのねぇ。
さて。花丘家では。なんだか分からないというか残飯のように見える食事のオンパレード。ただでさえ腕に問題があるのに、自分で味見をしていない創作料理ばかりのようです。「まず〜い」とケイちゃんいきなりの本音トーク（笑）。三人、大慌てでフォローしますが。「つまり、マズイのね」玲子さん怒って…はいませんか。さすが大人。
で、現実を認めたおかげで「観柳斉料理道第２段階」へ。抱き合って喜ぶ二人…まあ、あの花丘博士のお父さんと嫁さんですから、ノリに関しては…。
とりあえず、１つの得意料理の確立、ということで、パン生地ををこねます。
しかし、アメリカにいた頃は玲子さんどうしていたんですかねぇ。仕事はやっていただろうから、ハウスキーパーでもやとっていたのかなぁ。イサミちゃんの誕生日にはケーキを作っていたような記憶もありますが…あれはイサミちゃんの美化された記憶？。まあ、イサミちゃん自身は子供の頃から玲子さんの作ったものを食べていたのでしょうから、少しは慣れていてもいいのでしょうが…。アメリカで手抜き料理ばかりしていたツケが日本料理オンチという方向に？。
さて、その料理番組当日。「ハッスルクッキング」って、結構パワフルな題名の番組ですが。司会者もなんかパワフルな体型の人です。で、客席の新選組。パンをこねる玲子さん。一応、本当に作るのですね。個人的に、あの手の番組は、偉い人が作った物を芸能人が手を加えている振りをするのかと思っていましたが（笑）。ただ、時間の都合で「あらかじめ作ったもの」が使われるのは同じですが。で、パンダパンが成功、玲子さん大喜びですが。消える照明、照らされるスポットライト。ウルトライーストです。巨大化して暴れ出すパンダパン。パンが命令通りに動くとしたら、ウルトライーストは人の命令を聞く菌なんですかねぇ。しかも焼いても生きていて（笑…えないなぁ）。先生の正体はゴールデン天狗。稲葉実さん、女声もなかなか（笑）。とりあえず、倒れてきたパンダパンに押しつぶされて、爆破して逃げたゴールデンですが。「新選組に挑戦する」という予告のためだけだったようです。
で、事件についてインタビューを受ける玲子さん。いつもと逆の立場ですが「私の作ったパンではありません」と毅然とした態度です。ケイ「おばちゃんのパン、あんなに膨らまないもんねー」それを言っちゃあ（笑）。苦笑いするギャラリー。更に、こそこそと新選組が秘密であることを確認してます（笑）。
で、ゴールデンが落としていった「ウルトライースト」を拾っていたのですが。「私、これを使ってパンを焼くわ」と玲子さん危ないつっぱしりを。しかも全部使ってしまっているし。証拠残らないよ（笑）。「恐るべしは食べ物の恨み」ソレ違う＜ソウシくん。
さて、オーブンから取り出していたら。停電。そして電話。動くパンが変電所に現れたということで、局から知らせが。
現場では、数馬達が野次馬を押さえていますが、平重とかが屋台を出していたりしてお祭り状態。敵はゴールデンパンですが、そのユーモラスな容貌にみんなパン屋の宣伝と間違えているようです。停電していることの重要性を考えないかねぇ。しかし、銀様とか、平重の屋台のとこに田能久姿で見に来ているし（笑）。
で、野次馬が嫌で携帯テレビで状況を見ている観柳斉。付いていかなかったことに後悔していますが。玲子さんはもちろんレポーター。そして、野次馬に行った新選組は変身して…攻撃したものの、武器の光でパンは更に大きく。事態は悪化。
その時、ケイちゃんが三輪車の前に玲子さんのパンダパンをくくりつけて登場。ケイちゃんが一番輝いていた時ではないでしょうか。というか、兄貴より頭いいのでは？。
パンダパンを蹴るトシくんは罰当たりっぽいですが、ソウシくんが牙を当てたことで巨大化。怪獣大決戦です（笑）。
この辺、変電所をバックにしているので鉄塔や電線との比較が怪獣物っぽくて良いです。オマケに、暗闇にサーチライトというあたりも。
で、龍の武器で光を当てて、パンダパンを前進させる新選組。なんだかよく分からないものですから、一番簡単な操り方です。で、後ろには川。ゴールデン「水はいかん、水は」「正直ねー」。川に押されて、２体の怪獣は溶けてしまいましたとさ。これ、サンダ対ガイラ？（水辺で決闘ってだけじゃん）。
背中にロケット背負った銀様にぶら下げられて脱出するゴールデン。銀様、単なる野次馬じゃないんですねー（ホントか？）。
で、新選組は三輪車で脱出。空を飛べるって、色々いいですね。
ラスト。２度と同じ物を作れないゴールデン天狗。イサミ２号のときもそうでしたが、この人達、天才的な感だけで開発をやっているのね。普通の人は、資料を残しながらじゃないと、物は作れないよ…。
ということで、ゴールデン天狗の挑戦でした。基本的に、ローカルレーザーや宇宙船兵器の試作など地道な実験から、植物で出来た肉による地道な資金稼ぎと、割とテリトリー内で戦う感じのあったゴールデンですが、今回は完全な攻めの姿勢。でも、回を追う毎に人の良さが滲み出てきて、どんどん怪しくなっていますなぁ。最も、人間くささという点は黒天狗様や四天王みんなに言えることですが（笑）。
（2004.08.18）
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- １９９６年１月６日放送
さて。はるか先生の主役回です…？。どちらかというとルリ子さんの方が目立っていましたが。主役というより、カミングアウト（笑）。
というわけで、黒天狗党の基地から。またもやルミノタイト探索システムのようですが。今回はくの一が破壊用の基盤を取り付けに来たようです。逆に言うと、そんな不必要なインターフェイスを付けとくよなー、と思いますが。それはともかく。ヨロイ天狗に見つかってカラス天狗も集まり。煙玉を使って逃げますが。後には、クマの財布。中には高木はるかの免許証……不必要に免許証を持ち歩くのは落とした時に大変なのでやめましょう（笑）。
しかし、ヨロイ天狗が都合良く侵入ポイントにいたというのは、彼が警備に精を出している…というより、罠だった可能性が高いかも知れませんな。
もう一つ。この作品、クマが多用されていますが、誰の趣味？。
「冬休みだから今日は少し寝坊なの」相変わらず、誰に向かって物を言っているのか分からないイサミちゃんですが（笑）。数馬に叩き起こされてアイススケートに。「安心しろ、あいつらも呼んでやる」って、安心なんですかねぇ（笑）。不満の矛先はそういうところではないようですが。で、四人とも眠そうで。喫茶店で食事。大江戸アイスアリーナの招待券６枚ということで。毎度おなじみ、はるか先生を呼び出して、という奴です。…もまったくもって困った人です。
まあ、子供たちもさるもの。スケートの後にレストランという条件を取り付けています（笑）。ここで問題は、後ろのカウンターで笑っているお姉さん。
で、毎度おなじみ、黒天狗党の幹部会議。今回の議題はくの一についてですが。黒天狗様「瑠美之流忍者」と正体を見破っています。…あの鞍馬天狗ばりの耳の付いた頭巾で分かるんですかねぇ。そういえば、鞍馬天狗は新選組の敵であり、天狗なんですが（笑）。
それはともかく。ヨロイ天狗は欠席のメッセージです。くの一を追っているようです。
公衆電話から電話をする新選組…はるか先生留守です。怒る数馬、一方的に解散を決め込みますが。その後ろをちょろちょろとしているはるか先生（笑）。免許証にカードも入っている財布を落としたとのこと…それはマズイですよ（笑）。で、ちょうど良いとソウシくんにスケートに誘われますが。「でも私、スケートやったことないし」と渋っています。でもまあ、気分転換にと受けることに。数馬は準備と逃亡していますが…。
で、それを聞いていた平重。さっきのお姉さんに連絡しています。
手すりを離せないはるか先生。ラテン系のソウシくんにしてみれば、手を出さないわけがありません（笑）。ラブシーンのように手を取ろうと…したところで。タイツに上半身闘牛士のような格好、アイメイクも不気味な数馬が登場。泣くソウシくん「醜い」。確かに、知り合いと思われるのも嫌な感じです（笑）。しかも、平助にぶつかられて壁に激突。
そこにやってくるお姉さん。心配してます。普通に考えたら怪しい限りですが。「とても花岡玲子さんの弟には見えないわ」という発言と共に、みんなの名前を当て。鴨之丞の孫、芹沢ルリ子と名乗ります。お嬢だ。
で。喫茶室。デレデレしっぱなしの数馬。あまりの醜態に耐えられないのか、鉄拳一閃・寸止めのルリ子さん。空手や剣道、居合いをやっているとのことで。「軟弱なのは嫌い」「へらへらしているのは嫌い」と…言っているのに、数馬は自分のことと認識出来ないし。
それとは関係なく、口説き始めるソウシくん（笑）。こちらも軟弱ですが、キラキラしてますから（笑）。免疫がないのか、真っ赤になって。外の空気を、と出て行ってしまいます。
で、デレデレ数馬にイサミちゃん「フラフラしてると、先生に嫌われちゃうよ」はるか先生のことを忘れているし…駄目すぎ。
平重にはるか先生の部屋の鍵を渡すルリ子嬢。先ほど、スリ取った？。しかし、平重、いつもの感じで給料バーンを要求してますが。ヨロイやからくりはケチだけど「銀様はバーン」としてくれるっていうんで、「私がヨロイ天狗に言っとくわ。給料も、ボーナスもバーン」銀天狗に対抗意識バリバリです（笑）。
そのはるか先生の部屋。正にオタク部屋。ラブリンやガンバマンなどの特撮、アニメのグッズや本にまみれています。今までは、そんなそぶりも見せたことなかったのに。はるか先生…。「少女と少年の心を持った人なんですかねぇ」重助のセリフですが、それでいくと、少年漫画と少女漫画の両方を読む人はみんな両方の心を持っていることに（笑）。で、くの一の証拠を探しますが。
その頃アイスアリーナでは。はるか先生が、バリバリとターンを決めてます。実は、小五くらいの時に一度だけ滑ったことがあるって…それは経験というほどのことでは（笑）。その時、嫌な思い出が、ということですが。「はるかちゃん、さようなら」…イサミちゃんのパパ回想と同じ影、同じ声（笑）。
で、3:50ということで。ドラマ「愛と分かれ」の再放送最終回のために帰ると。…ビデオじゃ我慢出来ない人というのは相当な…。
少年ガンバマンクラブのカード会員カードがゴールドカード。というのは重助によると凄いらしいです。で、平助は「檸檬の季節（佐藤竜雄）」なんて少女漫画を３５巻まで読んでいるし…結構な時間遊んでいた？（笑）。そこへ電話。帰ってくると言うことで、撤退です。その前に掃除してますけど。
電話はポルシェ？の中。ルリ子さん、さすがお嬢様。助手席のソウシくん「このまま夜明けの海をみたいねぇ、ルリ子」恋人気取り。というか、本当に小学五年生か？。しかも、まだ昼間だ（笑）。
鍵刺しっぱなし。玄関には男物の靴が２足。泣く数馬（＜はるか先生の方に頭が戻ったか？）。頭を抱えるルリ子（笑）。
中は片付いていて「なーんて親切な泥棒だわ」。泣いて走り去る数馬。一緒に帰ろうとするルリ子に、ドラマを一緒に見ようと誘っています。
ドラマは。ヒロインのカスミさんの思い人のアキラはアメリカに旅立って。帰ってきた時には、最愛の妻と子が…。というメロドラマ。どっかの博士の家の事情とそっくりなようですが。
ポータブルＴＶで「愛と別れ」を見ている平重。靴を持ってくるヨロイ天狗。証拠を消す意味もあるのでしょうが、意外と親切です。
そして、次の手段。ＦＡＸで財布を拾ったと高木家に通知。城址公園に呼び出して。ヨロイ天狗とカラス天狗で包囲。瑠美之流忍者、と切り出しますが。「…いきなりはるか先生失神してますが。そして、木の上に「やけにごつい」くの一参上。はるか先生と別人とアピールしてます。…黒天狗党のくの一の印象って…。
「この財布を、そのご婦人に返しておいて欲しい」ヨロイ天狗、イサミちゃんに拾った財布を手渡します。割と卑怯な作戦も兵器なわりには律儀です。基地内で拾った財布はあからさまに怪しいのに。大事にしている、という理由で。ヨロイ天狗、いきなりいい奴です。
実際、財布は修理して使っているようで。気が付いたはるか先生によると、「ある人から貰った大事な財布」と。初恋と。山奥の高木の里で、友達も居ない子供時代に出会ったと。強くて優しい野バラみたいな人（笑）。
ちなみに、はるか先生、子供の頃から眼鏡っ娘ですね。
そして、会議で高木はるかがくの一ではなかったと説明するヨロイ天狗。そして、エレベータに一緒に乗る黒天狗様とヨロイ天狗。学生の本分？。なんと、中身は鴨之丞とルリ子。さすがに、この展開には本放送時、かなりビックリしました。そりゃあ、ヨロイ天狗の中身が女子大生でアルバイト戦士だなんて誰が予想するのよ（笑）。
そして、二人のくの一。むろん、ごつい方は花丘博士です。そして、今回散々暗示されたように。花丘博士によりそうくの一。微妙な関係です。
ということで、やっぱり今回の最大の問題はくの一の秘密より、ヨロイ天狗の秘密ですね（笑）。確かに、他の四天王は割と早い段階で中の人が分かっていたにもかかわらず、ヨロイだけは登場回数に比べて中の人の暴露が遅れていましたが。まさかねぇ。先にルリ子さんを活躍させておいて、ヨロイ天狗と同一人物と匂わせる伏線を大量に撒いておいて。最後にネタを明かすという、そのためのストーリー構成で。
それと並行して、はるか先生＝くの一（まだ公式には正体ばれてない？）の普段の生活の一端と、花丘博士との関係を描くという。まったくもって、上手い構成です。はるか先生も、ルミノタイトを守ることに関する説明は出て来ていましたが、魁との関係という、新選組を助けるストーリー上に必要な部分をしっかり描いているのは好感です。
初期の飛べ！イサミは黒天狗党の話とその他の犯罪者の話、という２本をストーリーとして平行に走らせるのが一時期の型になっていましたが。この話は、両方共がストーリーの根幹に関わる大物登場人物の話なだけに、より素晴らしい出来かと。おまけに、数馬のデートネタまで入っていますし。
その分、新選組が全然活躍していないのが、子供向け番組としてはネックかもしれませんが（笑）。まあ、はるか先生の立場というのも、割と子供向けじゃないですね（笑）。魁はどのくらい彼女の気持ちに気付いているのか…いや、彼の頭の中は妻と子供のことでいっぱいで、全然気付いていないのかもしれませんがね。
ところで、はるか先生の趣味。山奥にいたおかげで、本を読んだり絵を描いたりする趣味が高じてこうなったのか。それとも、子供の頃から怪しかった花丘博士の影響なんですかねぇ。意外と、高木の里を訪れた魁とはるか先生が漫画のことで盛り上がって、仲良くなった…ということも考えられるのかも（笑）。
(2004.08.20)
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- １９９６年１月13日放送
さて。泥棒です。クモ男です。数馬に追いかけられてます（笑）。大江戸警察じゃあ、エースクラスの警察官なのか？。クモ男もジェット付きのインラインスケートで逃げてます。結構外連味にこだわりますなぁ。しかし。道路の陥没によって両者共に地の底へ…。
花丘家へ道路陥没の知らせが届いた模様。現場に向かう玲子さん。イサミちゃんは止められていますが、ムチャクチャ心配してます。なんだかんだ言ってもおじさんですね。
で…玲子さんは現場で中継…警察に呼ばれたんじゃなくて局だったのか。イサミちゃんと観柳斉も来てます。行方不明はクモ男に坂本数馬…二人だけのようです。今回のクモ男はレスカビルの秘宝コレクション展がターゲットだったようで。結局、パトカーごと釣り上げられた数馬がクモ男と秘宝のティアラをゲット。玲子さんも泣いてます。
で、そのことを朝のニュースで見ている烏丸ひろ子さん。いつもながら普通に慎ましい感じですが（笑）。前回、色々協力して逃がしてやったクモ男が捕まったのに呆れてる感じですか。
ＴＶを見て呆れているイサミちゃん。数馬の自慢インタビューが延々と。昨日の心配は、今日の情けない姿を見て180度変わってます。でも、さすがに観柳斉氏は寛容で、パーッとパーティを開くことに。さすがに人間出来てます。
学校でも数馬の株は上がってます。そんな学校に来る数馬。注目される姿にイサミちゃん、呆れぎみ。窓際に集まる生徒にはるか先生「外見たーい」…止めなさいって。で、課外授業とか言って校庭で警察の見学してるし。科学班がレーダーで校庭に地下道がないか調べているようですが。
数馬、早速はるか先生にアピール。しかし、はるか先生「朝はＴＶ見ない」ということで効果無し。しかも、教頭先生が怒りに来てます…無許可で学校の敷地内を調査か？。どうにも大江戸警察はいい加減でいけません。
で。昨晩の陥没は最近掘られたものと断定されて、人為的なトンネルを探しているとのこと。教頭先生は焦りますが（笑）。はるか先生「はるかこわ〜い」イサミ「ちっとも怖がってない」ソウシ「面白がってんだよ、数馬おじさんのこと」…はるか先生、わざわざ数馬をからかうためだけに校庭に出て来たんですか…恐い人だ（笑）。
帰っていく数馬。イサミ「校庭の調査は口実で、はるか先生に」会うためだけに来たという意見にみんなうなずき、クラスの女子全員で溜息。…数馬の存在って。
というわけで、教頭先生、大急ぎで本部に連絡。トンネルは両側から塞ぐことになりましたが。しかし、それがバレるといけないので、工事中に大江戸警察を混乱させることに。
というわけで、城址公園をジャージ姿でランニングする田能久＆ひろ子のコンビ。今回は７号様の復帰作戦です。
夕食のパーティ…数馬、お鍋４杯お代わりしてまだ食べると。子供たち、全然食べていないようで…実の姉である玲子さんですら呆れてます。
その頃、大江戸良縁時にクモ男出現。女の声…７号様ですよ（笑）。苔地蔵と国宝級の仏像で有名らしいですが。和尚「苔地蔵の苔がない」なんと、クモ男の背中にモップが（笑）。
クモ男を尋問する数馬。むろん、なんのことやら（笑）。ですが、偽物に心穏やかでないようで、牢屋の鉄格子を曲げてさっさと脱走。大江戸市内のようなので、前程大変ではないようです。
というわけで、おはよう７でも放送されて。
マユコ「おほほのほー」やっこちゃん笑いで、大江戸警察を馬鹿にしてます。怒りに燃えているイサミちゃん。トシがイサミちゃんを庇いますが。マユコ「出たわね、ラブラブ男」…マユコちゃん、完全に相手を封じ込め（笑）。そこで、ソウシくん登場。マユコちゃんが、数馬に捕まった方を偽物と思っていることを聞き出します。なんでも、クモ男は誇り高い怪盗で、捕まったのは偽物と。
イサミ「あいつは偽の予告状を出すくらい卑怯」と過去２回の対戦経験を…バラしそうになってトシ＆ソウシに拉致されてしまいます（笑）。
たしなめられるマユコちゃんですが。「私と喧嘩する元気があるくらいがあの子らしいのよ」…ああ、マユコちゃんがいい子になっている（笑）。でも、数馬の話で、そんなに落ち込んでいたんですかねぇ＞イサミちゃん。なんか、とってつけたようなセリフですが（笑）、そういった面も含まれているってことで。考え方って、一つのことに基づいているだけじゃないですからね。
で、寺を偵察しているクモ男。本物と格闘になりますが、なんと本物の方が一枚上手。マスクを剥がれて…カラス天狗７号であることが露見。しかし、マスクを剥ぐとカラスのマスクを付けているあたりがお約束ですね（笑）。
で、新選組の鼻を明かす相談ですが。クモ男は覚えていないと。７号様は龍の剣の力を把握しているので問題なし。というわけで、作戦立案はクモ男の方へ。
展開する警察。相変わらず怒っているイサミちゃん（笑）。
一方のクモ男達はキャロルの中で相談。…この車も、黒天狗と同じくクモ男のマーク入りだっけ（笑）。銀様にヘリ４機の使用許可を。あっさりＯＫする銀様。何でも笑って済ましてしまうのはいいのか悪いのか。
そして。宝物殿ごと釣り上げてしまおうというクモ男。数馬は中の金色仏をニセものとすり替えたと得意げですが。希少なのは建物の方と怒られています。でも、国宝級の仏像云々って最初の方で行っていた記憶が。大江戸市の学校教育も大したことありませんな（笑）。
ロープに取り付いて綱引きの要領で引き始める警察官。大型ヘリ４機に対してどの程度効力があるのかは疑問ですが、ヘリ側は不安定ですから、過般重量に余裕がなかったら結構いけるのかも。実際、互角の勝負です（笑）。
走ってくるくの一。縄を切るのかと思いきや…「オーエス、オーエス」クマの旗を振って応援してます…いいのか、それで？。そして、クマの意味とは？。そういえば、財布にもクマ。瑠美之流忍者とクマの関係は？。大江戸クマちゃんの会との関係は？。謎が謎を呼びます（笑）。
で、そろそろヤバイというところで新選組参上。くの一「後は任せた」何を任せたのでしょうか（笑）。
で、龍の目は届かなかったので、牙で縄を切り、宝物殿の下に入れていたバルーン（おそらくヘリウム気球）もしぼみ。剣の力で軟着陸。
クモ男達は逃げていきます。地下トンネルの主だったところはカモフラージュ完了ということで、作戦は成功です。それはともかく。クモ男「君のリンゴジュースに乾杯」…意味不明（笑）。ヘリの飲酒運転を許さない７号様への皮肉でしょうか
大江戸警察科学班。地下トンネルが見つからなくなってしまい、数馬も狐につままれたように…。
黒天狗様、割とご機嫌ですが、宇宙船兵器の完成に対しては猶予がないようです。
というわけで、これまでやりたい放題なのに割とバレていなかった黒天狗党の悪行が世間の目にさらされる話でした（笑）。まあ、今までバレていなかったってことは結構深い所を掘っていたのでしょうが。こういうことがあると、多少なりともリアリティが出て来るような。トンネル工事の様子も、天狗岩の時に比べると近代的でしたね（笑）。
そして、クモ男と７号様の腐れ縁。７号様と銀様の関係。７号様の人間模様が見られる割と楽しい回です。クモ男には徹底してクールな女カラスを演じ。銀様相手には乙女チック全開で（笑）。わりとクモ男とお似合いとの評のある７号様ですが。クモ男相手だと腐れ縁でずるずると、というイメージがあるので、銀様と頑張って欲しいと個人的には思ってます（笑）。
新選組について全然書いてないな（笑）。今回のイサミちゃんの見せ場も実際にはマユコちゃんに全部もってかれてますしねぇ。
(2004.08.23)
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- １９９６年１月20日放送
天翔ける黒天狗号の進水式が始まります。起動ボタンはさながらテープカットのように。四天王揃って「祝」のボタンを押しますが…１、２の３で押すと言っているのに、２の時点で全員が押してます（笑）。さすがは悪の秘密結社の幹部。銀様も笑って誤魔化してますが、やはり卑怯な集団です（笑）。
「遂に完成したか、羽が船よ」黒天狗様もご満悦です。しかし、黒天狗様以下全員がヘルメットを被っている辺り、なかなかしっかりした工場体制です（笑）。
蜂に絡まれ、逃げる学校帰りの三人組。そこに菊丸くん登場。お約束通り「家来になれ」。全然懲りてません。おまけに、イサミちゃんの服にとまっていた蜂にはリボンが。「彼としては精一杯のプレゼント」とソウシくんの言う通りでしょうが、お子様のセンスは…。
相変わらず仕事が忙しく、立体メッセージだけの鷹丸。こないだまではスズメバチ飛行隊を一緒に作っていたそうですが…そういうところは、仕事を上手く家に持ち込んでいるんですがねぇ。とりあえず、鷹丸のパソコンにハッキングを仕掛ける菊丸。やっぱ、教育間違ってますよ（笑）。まあ、からくり天狗の性格じゃあねぇ。
羽付黒天狗マーク。地図とタップダンス。何なんでしょ。
一方、からくり天狗は。デジカメとマイク付きの蜂をお披露目…１０匹で行動するところ、９匹しかいません（笑）。
むろん、一匹は新選組の基地に。話題は菊丸くんですが。イサミちゃんの愛の力で何とかしようというソウシくん（笑）。龍の力でやっつけるというトシくん。当のイサミちゃんはどちらも反対のようです。そりゃあ、そうでしょうが（笑）。「焼いてるの？」とトシくんに言うイサミちゃんが冗談にしてもかわいいです（笑）。そう言われて「そうだ」とでも返されたら、どうするつもりだったんですかねぇ＜ソウシくんじゃあるまい。
蜂を探すからくり天狗。何とか電波で捕まえますが。イサミちゃんの映像に驚くし。ともあれ、帰還する蜂。追う三人組。
ここで、携帯端末で地図を見ながら歩く菊丸くんが蜂のコントロールを奪われたことに気付き。例のおじゃまコントローラーで再ゲット。迷走する蜂、干してあったイサミちゃんのスパッツを引っかけて外へ（笑）。これが、後に公式のスクリーンセイバーに収められたものの元ネタになるとは…。
コントロール出力200%でようやくなんとかするからくり天狗。菊丸くんに基地を知られないために回収に出ますが。
公園で接触する菊丸くんと三人組。スパッツの件で菊丸くんに怒っていますが…さすがに濡れ衣だな（笑）。そして、鷹丸氏も参上。仕事に厳しく、怒る鷹丸。「こんな連中と遊ばんでもいい」などと言っていますが、さすがに玩具で一人で遊ぶのがいいというのは問題かと。おまけに、こんな連中は、会長のお気に入りだよ（笑）。
反抗する菊丸「本当は僕より仕事の方が大事なんだー」…仕事をしないとご飯が食べられないという現実は、子供には分かりません（泣）。手を上げる鷹丸。でも、張り手を張る勇気もなく。結局、泣きながら逃げる菊丸。立ちつくす鷹丸…本当の親でない故の溺愛がこうなってしまったんですかねぇ。
行き止まりで羽付黒天狗マークのマンホールを見つける菊丸くん。本当に、しまりのない組織だなぁ＞黒天狗党。タップで下へ抜け、トロッコで奥へ。
追いついた三人組。トシくんはタップができずに。イサミちゃん「タタンタンタントンパントン」…イサミちゃん、絵は芸術的ですが、リズム感はあるようです。遅れまいと抱きつく二人。「エッチーーーーー」
トロッコの終点にも黒天狗マーク。何とかした方がいいですな（笑）。
さて。進水式の後は、祝賀パーティー？です。銀天狗の司会でアリーナの三階席までぎっしり。巨大組織ですねー。
黒天狗様が笑いながら登場して、完成を祝ったり。観客席側で、７号様がＡＤの仕事をして、客を煽っていたり（笑）。天翔ける黒天狗号のホログラムを見ながら四天王による概要説明も。究極のバイオシステムで宇宙の果てでもＯＫというのですから、世界征服にはもったいないくらいの装備です。ちなみに、作物を作るって言うと宇宙戦艦ヤマトの艦内を思い出してしまうのは私の年齢が…（泣）。四天王、世界征服の歌を歌って締めますが。黒天狗様「肝心な物はどうした」と突然怒り出します。花丘博士とルミノタイトがエネルギー源として必要なようです。
それを聞いて怒るイサミちゃんとトシくん。で、怒りにまかせて音を立ててしまい、見つかってます（笑）。逃げる三人。変身して何とかしようとしますが、さすがに相手が沢山集まりすぎていて、無理。撤退です。
それでも「巨大宇宙船」を壊すために、龍の目を蹴り続けるトシくん。小さなことからコツコツと、と大阪の議員漫才師さんのようなことを言っていますが。１発で外板がほんの少し凹む程度です（笑）。その間に囮になった二人は、ザコの相手をしているうちに銀天狗、ヨロイ天狗、からくり天狗の相手をすることに。さすがに、今回はピンチです。
からくりの電磁ネットに捕まる二人。そこに現れるゴールデン天狗。遂に四天王そろい踏みでの対決です。ゴールデン天狗は、インド魔術で蛇を…って、東京コミックショーの「レッドスネークカモン！」でおなじみマペットを手に嵌めてパクパクやっているだけです…一体何がやりたいんだ（笑）。
あきれかえる残りの四天王。あきらめたトシくんがやってきて、どさくさ紛れに逃げられてしまいます。
ここで、探索システムとして９匹の蜂が…四天王と黒天狗様に襲いかかり大騒ぎ。菊丸くんのリモコンによるものです。
変身を解いて隠れていた新選組も菊丸くんに見つかって。「イサミが家来になったら助ける」困ったお子様です。「私、家来にはならない。友達ならなるよ」イサミちゃんのセリフに、照れながらも納得する？菊丸くん。公園での鷹丸との会話からも、友達とか、その辺のことを根本的に理解出来ないというか、人間関係を築くことが出来ないような人間に育っちゃったんでしょうねぇ。
菊丸くんの携帯端末を頼りにエアダクトを通り。三人はエレベータで上へ。そして、開いたその先は…トシパパが。芹沢ジャパンビルの中で、エレベータのあったところには痕跡すら有りません。ここで、黒天狗党が単に大きい組織だから恐ろしいということだけでないことに三人は気が付いたでしょうか…。
内部に侵入されたことに怒る黒天狗。そして、意味を掴みかねている新選組の三人…。
今回は、色々な要素が入っていますね。菊丸くんシリーズとしては鷹丸との微妙な関係を描きつつ、「友達」という言葉を全面に出して一歩前進。そして、天翔ける黒天狗号のお披露目をコミカルに描いて、黒天狗党をアピール。新選組はあんまり活躍無し。
そして、最も重要なのは、黒天狗党と芹沢ジャパンの関係に新選組が気付いた、ということでしょうか。これによって、今までは「どこかの悪い奴らと戦っている」特撮ヒーローの世界に迷い込んだような話（親が襲われたり、非常にリアルに恐ろしいことも多々ありましたが）が、普段の生活の中に「悪」そのものが存在しているという恐怖に変わるわけで。まあ、そこまでいかなくても、今まで信頼してきた世界の裏切りのようなものに、小学生としてはかなりのショックを受けたのではないでしょうか。
物語は動き出します。
(2004.08.31)
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