「面白かった」本編ピンポイント感想
ここは、「飛べ！イサミ」本編の感想ページです。
現在までに本放送（途中から視聴）、衛星放送アニメ劇場版、ＬＤ（全部見てない…）、ＤＶＤと視聴を続けているので、初見の時と感想が違ってしまっているかもしれません。また、放送中作品の感想と違って短い物になっていますが、その辺ご容赦下さい。
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- １９９６年２月24日放送
さて、アバンは前回の粗筋で。
本編は黒天狗様＝芹沢会長から。「後のことは任せたぞ」任されるのは南蛮天狗。単なる秘書というよりは側近ですね。カプセル（31話のアレですね）に吸い込まれる手のひら大のルミノタイト。…今まではソレすらなかったのですね。
さて。パワーアップということで。はるか先生をコーチに新選組は走り込み。…かなり辛そうです（笑）。
そんな中、想いふけるイサミちゃん。
芹沢ジャパンが怪しいと芹沢ビルに行く観柳斉。芹沢会長は連絡が取れないそうで。悩む観柳斉。とりあえず、エレベータで地下へ…わりと甘甘な会社です（笑）。調べて回っていますが…四天王たち（元の格好ですが）がトイレにぞろぞろ来たり、ルリ子さんが出てきたり…？？？といった感じの様相です。
で、トイレから下へ降りた三人。会長が行方不明ということで相談しています。ちなみに、ルリ子さんはキャンペーンガールのバイトということで…金満家らしくなくて良いというか、四天王のバイトの方が格下なのね、というか（笑）。しかし、ゴールデンも老人ホームにボランティアに行ったり、銀様も助手としてついていったり…からくり天狗だけが取り残されています…仕事一筋の人ですからねぇ。
挙げ句に放送で呼び出されています。まあ、幹部が一人しか残っていないわけですし（笑）。
で、それを部屋の中でコップに耳を当てて聞いている博士（笑）。わかりやすいリアクションがイサミのキモです（笑）。
で、呼び出されたからくりは…伝票の決済をしていますが…厳しいです。こういうのは現場としては辛いですね（笑）。おかげで、列が出来てます。菊丸くんに電話。帰れなくなったと…。
カップラーメンを食べる菊丸くん。何か、登場するたびに食生活が貧しくなっています。ゲームして、寝る。生活もそれほど変わっていないけど、心象表現はどんどん侘びしく…。
朝。一人「いってきまーす」と出かけ。ガンバマンのテーマを歌いながらその辺をあてもなくうろつき。夕方には工事現場に。
走るはるか先生、新選組と三輪車のケイちゃん。土手を下がりつつ逃走する新選組（笑）。コンビニでウーロン茶？を飲んだり。トシくんはおでん食っているし。
外では菊丸くんがカツアゲされて不良を撃退していますが。弁当を見繕っている所でうるさい小学生三人に囲まれて（笑）、何も買わずに…しかし、なんかついてくるし（笑）。
ソウシくんが下でに出て、この前のマンホールの入り口のこととか聞き出そうとしますが、菊丸「家来になるなら教える」といつもの調子です。学習しない子ですねぇ。イサミ「家来にはならないよ」とこちらもきっぱりしていますが。うちでご飯を食べようと、雪の降る中、なし崩しに連れて行ってしまいます（笑）。
さて、イサミちゃんの家。特訓をさぼったので、ケイちゃんが怒ってます（笑）。「先生も言ってたよ。やる気がないならパワーアップ計画はナシ」こちらは怒っているというより呆れている言葉なだけに厳しいですなぁ。即席兄弟喧嘩にびっくりする菊丸くん。おそらく、悪意のない喧嘩というものの意味がわからないのかも。
いつものガンバマンゲームでケイちゃんに裏技教えて株を上げる菊丸くん。トシくんがケイちゃんと同レベルなのはともかくとして。ソウシ、イサミ、観柳斉のちょっと上組は笑っている所。微笑ましい光景にようやくなりました。
で、帰る菊丸。送っていくイサミちゃん。雪の中、番傘で相合い傘。えらく風流で、しんみりする絵です。こういう雰囲気って作ろうと思っても作れないもので。それはともかく。両親が居なくておじさんも忙しいと身の上を語る菊丸くん。歩道橋の上から見るイルミネーション。イサミ「きれいだね」…菊丸ビジョンには雪に映えるイサミちゃんの横顔。このマセガキめ（笑）。照れ隠しに雪合戦を始めたり（笑）。「これやるよ」赤い携帯端末を渡します。
芹沢ジャパンの見取り図。トイレの入り口もばっちり（笑）。電子システム、セキュリティが甘いな（笑）。獅子身中の虫。
「本日は終了しました」ということで、窓から忍び込む新選組ら５人。男子トイレに赤くなるイサミちゃん。便器自体は赤くなるようなものでもないが。お年頃（笑）。そして、下には壊れていない宇宙船。…こないだ潜入してから長かったですな（笑）。
荷物に紛れて入り込み、司令室の学者天狗を騙して追い出して…博士のいる場所を見つけてまたもや移動。会長室の天狗の面の部屋です。口の中に博士が。ガラス付きですが。龍の剣でも切れません。「やめろイサミ！逃げるんだ！」防音もばっちりデス…。
当然警報発令。四天王が来てオートロックを解除すると新選組が。まあ、四天王にすれば、何度も進入経路を造り直しているにも関わらず簡単に新選組が侵入してくるのにはゴキブリでも見るような思いでしょうなぁ。
四天王側の猛攻の中、白頭巾とガンバマンキングの乱入で脱出。くの一さんがいつのまにか天狗の中に紛れてますが。
結局、特訓をさぼったから、負けっ放しですな。
さて。四天王は…ゴールデンがこの失態を隠そうとしていますが、銀様が反対したりして…そんなとき例のカプセルから人が…「ワシじゃよ、ワシ」…若返った芹沢会長でした…。
ということで、前回に続いて新選組敗北の回です。ラストが近くなって、性根を入れ替えさせるためにか緊迫感を盛り上げるためにか、連敗ですね。今で、基本的にニイハオ三姉妹くらいにしか負けていなかったので（苦戦はしてましたが）、コレも一つの流れですね。
そして、そんな流れとは全く関係ない菊丸くんの心温まるお話が見事に流れとして組み込まれている（会長の不在＞からくりが忙しくなる、というのと、菊丸の軟化＞基地の入り口がわかる、というもの）のは構成として非常に上手いというか面白いというか。異なるお題を自然な流れとして物語に組み込むのは素晴らしいです。
そして、菊丸くんの感情の動きを説明台詞少なくシーンの多用で表している演出もいいですね。イサミちゃんのお姉さんぶりも良いですし（笑）。
そして、数多くの伏線のうち、ようやく謎のカプセルに関する物が回収されました。まあ、これで会長に関する謎が更に深まったわけですが（笑）。既にその辺を知っている人間としては、段階を踏んだ見せ方がなかなかよろしいのではないかと。
なんにせよ、そろそろ終盤戦です。
（2005.05.07）
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- １９９６年３月２日放送
さて、トップはムキムキ会長から。若返ったら、ムキムキです。あまりのムキムキさに四天王も唖然。視聴者も唖然。「時は来たれり」。
さて、トシくんが黒天狗党の秘密基地の図を広げていますが。基地と墓地を間違えているのはともかくとして（こういう細かいギャグの雰囲気がイサミらしいのですが）。イサミ「しょっちゅう行ってる割に大したことわかってないね」わかってないことより、しょっちゅう行っていることが問題かと（笑）。黒天狗党も頭を抱えるわけだ（笑）。
イサミちゃん、パパの閉じこめられていた部屋の番号A4No.635まで覚えていますが…ソレが役に立たないかもしれないと指摘されて…これまでもパパ一筋で頑張ってきただけに可哀想な展開です。泣いているイサミちゃんに「何とかなるよ」と照れながらも言ってしまうトシくんが、またかわいいというか（笑）。
ハルカ先生も相変わらず潜入中のようでお休みしているとのことですが。また、本人も居ないのに盛り上がるソウシくんの頭の中身って…。
さて、地図の基地といえば。博士の部屋を訪れた黒天狗が研究設備を与えて博士の学究心を煽っています。入れ替わりに入ってきたカラス天狗は銃を持っていますが…これがコーヒーと紅茶のボンベ（笑）。おまけに豪華ランチ付きとあって、見に来たからくりとゴールデンが怒ってます（笑）。
そして、肝心のくの一さんはカラス天狗に化けて…。
四天王秘密会議…秘密なので、掃除用具室の中です…本当にここは悪の秘密結社なのか？（笑）。中身は…花丘博士に専用の研究室とシェフが付いている件についての妬み対談です（笑）。まあ、古来から悪の秘密結社では幹部の足の引っ張り合いというのがありましたが。銀天狗によると、黒天狗はカプセルで若返ってから変わってしまったと。ここで、ルリ子嬢の父上が二十歳の時に会長の養子になったということで、黒天狗の過去を知っている人物はいないということに…。
というわけで、最も過去を知っている男、観柳斉に突撃インタビューです。ルリ子さんがメインですが。ついてきた銀様が「婚約者の田能久健」を名乗って、ルリ子さん沸騰。本当にアドリブの効かない人です（笑）。
で、会長の話ですが、銀様がペンダントを使って催眠術にかけてます。それによると。芹沢ジャパンがあった場所には大きなお屋敷があって、そこにはいつも空を見上げている星の好きなおじいさんがいて、そのおじいさんの話を聞くのが好きだったと。ところが、過去の遺跡と行き来できるトンネルとやらを使って江戸時代の遺跡を訪ねてくるといった時にお屋敷が火事になって、そのあとには同い年くらいの少年と２匹の狐がいたと。そして、そのおじいさんは、現在の芹沢とそっくりだったと…。
これで、当時はカプセルを普通に使って若返る事が出来たこと（ルミノタイトがその分残っていたであろう事）、その後カプセルが遺跡ごと行方不明になっていたであろう事が推測されます。そして、２匹の狐というのが（＜この時点では自分は気付きませんでした。伏線ですよ）。
しかし、芹沢会長、わざわざ同い年になってまで観柳斉と遊び回りたかったようです。宿命のライバルとして。よっぽど、彼の事が気に入っていたのでしょうねぇ。
そして、イサミちゃんが帰ってきた時には、じいさん、ひっくり返っていました。そのままトンズラしたようです＞ルリ子＆銀様。ここまで前半。
さて。秘密基地で会議中の新選組。爺さんの方は笑い話で済みましたが。なんと、基地の中に見慣れぬ箱が…しかも爆弾…かと思いきや、くの一さんからの通信。相変わらずお茶目な人です。黒天狗党内部で仲間割れが起こっているので、博士が巻き込まれないうちに救出しろと。合図は、花火デス…って、常に外を気にしているのは結構辛いと思いますが（笑）。でも、確実ね。
結局、コンピュータにアクセスして円盤について調べている博士。ルミノタイトどころか、すごいオープンです。そして、その中枢、ルミノタイトエンジンの出力を見て宇宙旅行にでも行くのかと黒天狗を皮肉る博士。…「あんたまさか宇宙へ」「そうだ。儂と共に行かぬか、博士」ついに黒天狗、カミングアウトです。しかし、棚の上にはハチが…40話に出てきたスズメバチ飛行隊のロボット蜂ですな。
で、世界征服ではなく宇宙旅行が黒天狗の目的と知って男泣きするからくり。それを見て共感するゴールデン。
自室で日誌を付けるゴールデンは、からくりの傷心に悩みますが…結局、反乱の誘いに乗る事に。銀様とヨロイは現在不在のようで、後回し。しかし、こういう時の日誌っておもいっきり、航海日誌なのですよね。基本的に帆走軍艦になじみのない日本という国柄からするとスタートレックの影響なんでしょうけど。
そして、反乱を起こすカラス天狗達。一人、屋上に出たカラス天狗は花火を上げようとしますが…こちらはこちらで「スパイ探索」のために動いていた別働隊に囲まれます。さすがに黒天狗党も対策を立てていたようです。「反乱」で足下がおろそかになるというのは甘かったようで。しかし、いきなり現れた新選組＆ガンバマンＫ（ケイちゃん）と至近距離で水平発射された花火に倒されます。…花火って、火薬玉ですから、本当は凄く危ないんだけど（笑）。
そして、花火を見るルリ子＆田能久。まだ帰ってなかったのね。…歩いていたから新選組に抜かれたのか、どこかでお茶でも飲んでいたのか（笑）。
そんなこんなで、くの一＆新選組も基地に侵入しますが。円盤内ではからくりとゴールデンが部下と共に銃撃。黒天狗様は例のカプセルをテレパシー？（念動力かも）で呼んで応戦。しかも、カプセルからは龍の剣も出てきて赤く光ってます。その上、直立不動の博士（おそらく筋肉質で70kgくらいは超えていそうですが）を脇に抱えて銃撃をかわしながら超絶の走り。壁や天井まで走ってます。重力制御（とすれば龍の剣の能力？）か驚異的な身体能力なのか。瑠美之流忍者が黒天狗党の出自な所からすると、忍者の体術も黒天狗仕込みなのかもしれません。
で、釣られて光る龍の武器を箱に閉じこめてごまかす新選組。ホント、出番ないです。宇宙船から出てくる二人が囲まれるのも見ているのみ。しかし、銃撃も龍の剣のバリアでかわし、なおかつ相手を痺れさせてしまう黒天狗。何もかも強いです。からくりは最大の問題であった龍の剣を会長が隠し持っていた事に一番ショックを受けていたようですが。まあ、そうは言ってもカプセル行方不明になっていたし、エネルギー源として使えるルミノタイトも最近になってようやくまとまった量が手に入ったとこだしねぇ。からくり天狗、感情に流されてます。
しかし、銀様とヨロイが屋上の惨劇と新選組の侵入を告げると、タイミングよく、反応しすぎの龍の武器、箱を壊してあっけなく新選組を見つけさせてしまいます。逃げ出す新選組＆くの一。何も出来なかった事を悔しがっているイサミちゃんですが、鬼の形相（だろうと思うけど、お面なんだな）の黒天狗に追いかけられてそれどころではありません。なんとか煙幕でまいて、いつものトイレ出口へ。ケイちゃんも待ちくたびれてます（笑）。
そして、昔からのレトロな風習の残っている黒天狗党。高札でからくり天狗とゴールデン天狗の謹慎を知らせています。まるで、悪いことした高校生みたいだな（笑）。しかし、反乱を起こした割には処分は軽いです。病院のベッドにいるからくりがまだ愚痴をたれ、同じく入院中のゴールデンが心配している所からして記憶もそのままなのに。
黒天狗党幹部会議。四天王のうち二人は熊の縫いぐるみです（笑）。大江戸クマちゃんの会等、クマがキーワードとして登場する事と、一部で有名なロンパールームの「消された子供が熊の縫いぐるみに置き換わる」のダブルミーニングですか？。黒天狗様は自分の圧倒的な力で支配できるために、反乱者に対して寛大なようです。あの二人も、自分の力を見れば逆らう事など出来ないという自信がうかがえます。というか、地球人など眼中にない？。「儂は宇宙、ふるさとへ旅立つ」宇宙人である事もカミングアウトし、銀天狗、ヨロイ天狗もびっくりして以下次週。
というわけで、黒天狗様ネタバラシ編です。
お話も佳境に入り、黒天狗党内部も怪しくなってきました。主人公側との全力戦にならずに敵方が内部崩壊していくというのも古くからある話ですが（人造人間キカイダーのハカイダーとか）、この場合は黒天狗の圧倒的な力で四天王を押さえてしまっているので、あまり意味のない事なのかもしれません。
主人公たち、置いてきぼりですし（笑）。ある意味、黒天狗党側のキャラクターが立ちすぎてしまって、人数的にも主人公側を食ってしまっている事が問題になっているのかもしれません。
まあ、制作的には敵キャラクターを整理する事によって話をわかりやすく、流れを簡単にするという意味もあるのかもしれませんが（笑）。監督のインタビューなどを読んでも、スケジュール的に厳しくて複雑な事をやる余裕がなかったようですし。
しかし、そんな事は関係なく、黒天狗様の素敵バトルに引き込まれてしまうのですから、楽しい作品ですね。ホント。
下の日付からわかりますが、前の話から半年近く間をあけてこの文章を書いていますが、久しぶりに見たイサミはやっぱり面白かったですよ。
(2005.11.05)
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- １９９６年３月９日放送
さて、アバンはおなじみ菊丸マンションから。脇キャラの中でも菊丸くんの登場回数は別格ですね。まあ、からくりとの絡みもありますが。というわけで、からくり天狗です。ゴールデン天狗からの陣中見舞い。謹慎を心配してます。もっとも、ゴールデンはパンツのゴムが切れているというなんだかわからない状態ですが。菊丸くんと遊んであげなさい、というゴールデン。同じ社長という立場ながら、気配りの人ですねぇ。もっとも、からくりはまだ反乱を起こす気満々ですが。菊丸くんのためって…。
夜。龍の剣の素振りをしているイサミちゃん。重さがない分、型に集中できるのかなぁ。みだりに人前に出すなと、やってきたくの一さんに怒られてますが。さらに、からくり天狗の怪しい動きを注進。しかし、籠もっているわけではなく、謹慎なんですが。それと、怪しい動きと聞いて、変な踊りを考えるイサミちゃんって…日米ギャップ？。くの一さんはからくりの卑怯者な所に相当腹を立てているようです。なんかかわいい（笑）。
そして「明日の実力テスト頑張ってね」とは。学校には復帰したのかな？。
次の日でしょうか。３人組、高級マンション天狗へ。誰も住んでいないようですし、天井にはごついパイプが這っています。警察が住民調査に来たらすぐに怪しまれそうというか、住んでいる人がいなかったら周りの家からも相当怪しまれると思うんですが。黒天狗党の情報操作があるのかな？。鷹丸はそういうところに気が回らないような気がしますが（いや、社長としての面からは一般常識は普通にあるようだが…）。もっとも、トシくんみたいに「手抜き工事で、あとから水道管」で済ましてしまう人も…
さて、今日は地下鉄で来ていたのですが、ゲーム屋の前でゲームの実演販売中。アキハバラ以外ではこういうの見た事ないですが。お姉さんがラブリンコスにハッピでノリノリです。ふらふらと見に行ってしまうトシくん（笑）。プレイヤーは菊丸くんで、ギャラリーにはケイちゃんも。イサミちゃんが応援したおかげで、菊丸くん、負けてしまい、シールを貰いますが。そのあと、トシくんにからかわれてイサミちゃんの家でゲーム大会という流れになってしまいます。しかも、トシくんが誘うためにわざと怒らせていたようで。なんだかんだ言って、トシくん、お兄ちゃんとしての器がしっかりしてます。
で、菊丸くんの落としたシールを拾って、おいかけるケイちゃん。結局マンションまでついて行ってしまいますが、無断侵入した所で鷹丸に見つかってしまいます。運が悪いというか。
一方、三人組もケイちゃんがいないのに気付きますが、三輪車のパワーに安心してそのまま帰ってしまいます（笑）。まあ、神出鬼没の幼稚園児だしねぇ。
で、ケイちゃんが捉えられているのをモニタで発見する菊丸くん。…幼稚園児、捕まえずに適当に追い払えよ＞鷹丸氏。「そろそろお前に秘密を明かす時が来たようだ」天狗の面を被る鷹丸。びびる菊丸。芹沢電工代表取締役って仮の姿ですか。やはり、世界征服という野望こそが彼のアイデンティティーなのですな。
しかし、菊丸くんって、黒天狗党とかからくり天狗とか悪の秘密結社とか、全く気が付いていなかったの？。秘密基地にも侵入した事があったのに。…バレバレに甘いパソコンとかでも、自分の正体についてはかなり慎重に隠していたようですな＞鷹丸氏。
さて、後半。料理を作る観柳斉氏。待つ三人。しかし、ケイちゃんも来なければ、菊丸くんも来ない。菊丸くんから電話が来るも、切れてしまう。…密告電話は鷹丸が来てはかけられませんわな。というか、ケイちゃんに対してお兄さんとしての自覚と正義感が菊丸くんの中で芽生えているのですね。これまでにない兆候。
むろん、三人も探しに出ますが…菊丸君の家を知りません（笑）。出没地点もバラバラ。そりゃあ、あれだけあちこちで会っていたらねぇ。それでも、マンションの近くということは確かなようなので、例の天狗マンションへ。三輪車もあってビンゴ。…鷹丸氏、証拠とかなんとか、もう後先考えていませんね。一気に勝負を賭ける気か？。
「お前が協力してくれたおかげで」「何よりお前のために」「お前を幸せにする」芹沢電工の社長の方が、世界征服した悪の秘密結社の頭領よりも跡継ぎが幸せになれると思うんですけど（笑）。意外とロマンチスト？。
侵入した三人、例のシールを見つけて菊丸の家と確信しますが…それ、ケイちゃんが持ってきたんだけど（笑）。そして、エレベータの中には黒天狗党のメカが。電撃を受けて…。
「まいったなぁ。コレ幼児虐待って奴だよ」ケイちゃん、縛られていても余裕だな（笑）。
そして、三人組は鷹丸の部屋で縛られています。花丘博士の子供とわかっていての事です。しかし、黒天狗バッチをみつかって「じゃあ菊丸くんのおじさんがからくり天狗！」とにぶいイサミちゃんにもばれてしまいます（笑）。「お前らなぜ」「新選組に教えて貰った」とっさにごまかしますが（笑）。
ともあれ、からくり天狗に変身。これまでは赤影だったり、一瞬の早変わりだったりしたのですが、今回は伸び上がった姿勢で一旦パンツ一丁になり、パーツがついていくという「見たくねー」変身シーン付きです（笑）。更に、一気にマンションを変形させてロボットに。
周りを破壊しながら歩いています。そして、空へ。なんとも迷惑なロボですが、これ一機で世界征服は無理なのでは？。天翔ける黒天狗号のように未知のシステムというふうには見えませんが。しかし、真の目的はダムを破壊して新選組をおびき出し、三つの武器を奪って黒天狗党を乗っ取るという結構壮大な計画です。それならなんとかなりそうな。
もっともイサミちゃんには「出番なくなるから必死ね」と言われて、涙を誘います（笑）。なんか、パーツ取れているし。
イサミちゃん、菊丸くんに訴えてなんとかしようとしますが。くの一参上。ソウシ「おいしいとこ持っていきますねぇ」今日の突っ込みはストーリーのグデグデさをスタッフが恥ずかしがっているみたいです（笑）。
そして、新選組変身。ケイちゃんもくの一さんに助け出されます。しかし、からくりのロケットパンチでイサミちゃんがつかまり、一気に形勢不利に。しかし、おじさんとイサミちゃんが争う事態にわけがわからなくなった菊丸くん、「選べないならみんな壊れちゃえ」とジャイアントテングーの装甲を排除。空中分解を起こしてしまいます。
放り出されるそんな中、龍の剣を手にして勝ち誇るからくり天狗。しかし、隣では、イサミちゃんが菊丸くんの手を取って助けています。ようやく大事な物に気付いたからくり天狗。ぶら下がっていたパソコンを使って、無事、ジャイアントテングーを着地させ、ぶら下がっていた新選組＆菊丸を助けます。
菊丸「僕の夢は終わってないよ」「おじさんといっしょに玩具を作って遊ぶんだ」。からくり天狗としての全てが終わった瞬間です。そして、長く引っ張ってきた菊丸くんの成長物語がいったんの区切りを迎えた瞬間でした。
飛んでいくフレームのみのジャイアントテングー。ちなみに、後に明かされた所に夜とハワイに行ったはずです。…無断出国＆入国にならないのか（笑）。
そして、山の中に取り残された新選組。はるか先生はいいとして、まあ、小学生には厳しい距離のマラソンでしょうなぁ（笑）。
というわけで、からくり天狗最終編です。タイトルが「カラクリ」になっているあたりに現場の混乱が見て取れるのかもしれません（笑）。
内容的には菊丸くんシリーズの完結編ということで、新選組の面々にちょっと心を開きかけた菊丸くんと、ついに正体を明かしたからくり天狗によるドラマの盛り上げがなかなか面白いです。菊丸くんが今まであまり意識してこなかったケイちゃんに対して保護意識を持つあたりからもメチャクチャ成長が伺えますし、からくり天狗の「桜丸、あやめさんとの約束、菊丸のため」という彼自身の究極の目的（そのために社長として、からくりとして邁進し、独身を通してきたのでしょうし…）についてもきっちり落とし前が付けられていて、すっきりした終わり方でした。
反面、ジャイアントテングーは歩いて空を飛んだだけで終わってしまい、新オープニングで期待させれられた「最終決戦はロボット戦」という夢は果たされずに終わってしまいました。そういう意味では、イサミちゃんたちの都合のいい展開に対する突っ込みみたいなグデグデ感も漂っているような（笑）。
その辺は、長谷川裕一先生が漫画版で拾っているのですが、個人的にＯＰのアレは芹沢ビルＶＳ大江戸城だと思っていたので、続編でやって欲しいんですけど（笑）。
（2005.11.13）
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- １９９６年３月16日放送
さて。シリーズ構成的にはぐだぐたの感が漂っていますが、単体の話としてみると面白い48話です。
アバンは香港から。とくれば黒天狗党香港支部ですが「香港支部作業閉鎖」ということで、お休みです。我らがジャスミン姉様、党内部で何かが起こっているということで本部に向かおうとしています。…香港支部って、幹部はニイハオ三姉妹しかいないんですかね。しかも、相変わらずのホテル住まいで、生活感が今ひとつないのですが…やはり、実行部隊ということで、別扱いなのですかね。
ライチちゃんは相変わらず「イサミと対決」にこだわっていますが。高笑いしている間に「ライチ、おいてっちゃうわよ」と姉二人が支度を終えているし。やっぱり、仮住まいなんですかね。
本編は、最近おなじみの屋上から。イサミ「菊丸くん、今頃どうしているのかなぁ」黄昏れていますが、前ほど落ち込んでもいません。四天王も残り三人。相変わらず唐突なくの一さんも「私もいる。白頭巾殿もいる」と応援モードです。小学生ヒーローとしての辛さがよく出てきますが、なんだかんだ言って大人がしっかりバックアップしてますからね。はるか「宿題も忘れずにね」というのも、お約束です。今回はお約束の応酬です。
さて、日本に着いたニイハオ三姉妹。ジャスミン様はタクシーを拾って本部直行ですが。タピオカ嬢は「おいしいものでも食べに行こうぜ」と余裕です。…ライチはもういなくなっていますが（笑）。
さて、久しぶりの平重コンビ。まだ、花丘邸の監視やっているんですな。ソコに現れる印堂陽。社長ですが、部門が違うので誰だかわかりません…ズボンが脱げたらわかりましたが…って、どういう認識をしているのやら。というわけで、ゴールデン天狗によるゴールデン支部が開設です。屋根すらないですが、夢は大きく。芹沢海運は使えないのかねぇ。
そして、例の天狗の面の会議室にはジャスミン姉様が。対応しているのはやけにフランクな銀様です。コーヒーを勧めつつごまかそうとしています。「香港支部のみんな、ずっと忙しそう」って（笑）。銀様、嘘つけないタイプですね。からくり天狗は脱サラ。ゴールデン天狗は長期出張って。「いやぁ、まいったなぁ」ではごまかせませんよ。ソコへ登場したヨロイ天狗は「応える必要はない」といつもの突っ張りようですが。なんとなく、ジャスミン姉様にデレデレしている銀様に怒っているように見えます（笑）。
さて、ゴールデン天狗ですが。花丘イサミを使って新選組をおびき出し、３つのアイテムを奪って黒天狗党を支配下に…って、前回のからくり天狗と同じですな（笑）。新選組のアイテム奪っただけでは黒天狗の剣に対して対等に戦えるかどうかもわからないというのにこの人達は…。
平重小学生バージョン。相変わらずですが、この変装、全く役に立たないということをそろそろ自覚した方がよいのでは？。ケイちゃんがビビってます。逃げるケイちゃん。「果たし状」を押しつけようとする平重。更にライチも加わって混乱。「これでも立派なレディよ」この台詞を言ったとたんにお子様確定な気が（笑）。
たまたまイサミちゃんたち三人組が通りかかりますが、イサミ「久しぶり〜元気〜」とライチ嬢にほおずり。愛玩動物レベルですが、気持ちはわかります。可愛いからね（笑）。
で、「果たし状」を出すライチ。しかし、三人組はＧ天狗の果たし状を見ていて無視。更に出すライチ。３回目のバンクで、この回が「くりかえしギャグ」であることを印象づけますが、このバンクがまた可愛いので（笑）。更に「果ナニし状」と読んで正しい書き方を教えるイサミちゃんも前回の対決の時のくりかえしになっています。しかし、これってイサミちゃんが帰国子女だというのもひとつあるんですかね。
「私たち今そういう状況じゃないんだ」Ｇ天狗からパパを取り返したい事を説明しつつ…気がつくといません（笑）。
さて。Ｇ天狗の果たし状ですが。「壱 買おうとするとすごく高いけど手をあげるとひろえるものなーんだ」…謎々です。答えは簡単ですが、小学生には分かりづらいか。トシくんが手をあげるとタクシーが。「社会科の見学」とごまかしてタクシーを見ている三人＋ケイちゃんですが…運転手、印堂です。「変なものが出ちゃうかも」と言いつつ、灰皿からヘビ。もちろん、東京コミックショーの奴ですが、三人に絡みついてます。そして、運転手が爆発。ヘビは紙吹雪に。そして、次の謎々が。
「弐 下は大火事 上は大洪水なーんだ」人を舐めているような謎々というより、相手に合わせてレベルを下げている？。
ライチちゃん、ここでタピオカ嬢に捕まりますが。いっしょに、木を垂直に降りていくあたり、さりげなく常人を超えています（笑）。本部へ連れて行って。「お・ね・が・い」とかわいこぶって…まあ、実の姉相手に通用しませんわな（笑）。ここから、また繰り返しで言い合いですが。タピオカがジャスミンの口紅を勝手に使っていたのを持ち出されて、作戦負けです。しかし、いつも格闘精神と食い気のような感じのタピオカ嬢もお洒落に感心有りなのですね（笑）。
そのころゴールデン天狗はタクシーで走っていますが。ライチとカットを割って「首を洗ってまってろよ」。
ジャスミン姉様の声。お風呂です。まあ、ジャスミン姉様と言えば風呂ですが、このアニメでは「足が出たら要注意」です。案の定、持ち主は銀様で（笑）。
潜入したタピオカ＆ライチは花丘博士を捜してます。
で。大浴場で新婚散漫材を繰り広げるジャスミン姉様と銀様（笑）。銀様は天然として、ジャスミン姉様がなんかかわいらしいです（笑）。で、牛乳を飲む二人。番台にはヨロイ天狗…って、四天王がそんなことをやるのですか、この組織は…アルバイトだから？。で、侵入者の知らせが。…ルリ子さん、男湯の方を見ないように座っていたのね（笑）。
一方こちらは大江戸湯。その前に立つおじさんからヘビが出て爆発。全く同じパターンですが、銭湯ごと消えます。じゃあ、新選組はどうやってここにたどりついたの？。それはともかく「ひけるけど かけたりわったりできないものなーに」。パターン化です。
さて、侵入者ですが、銀様のセキュリティに引っかかったようで…大きなザルですかい。からくりがいなくなって大幅なレベルダウン？。イサミ２号とかメカもやっていたのにねぇ。ゆかたのジャスミン姉様が赤くなったりして。ヨロイ＝ルリ子さんがむかっとしてたり（笑）。この辺、ゆっくり１話かけてやれば面白かっただろうにねぇ。で、中身はもちろんタピオカ＆ライチ。
さて、いっぽうこちらは大江戸楽器店。新選組のメンバーも何が起こるか分かっていて来ていますが。プレスリー風のおじさんが持っているギターのネックから蛇が（笑）。わかっていて絡まれる新選組。やっぱりお店まで消えて「物をうらないでお金をもらう仕事ってなーに」。
「占い」です。イサミ「またゴールデン天狗でしょ」みんな呆れてます。視聴者も呆れてますが、ぐだぐたの繰り返しとイサミちゃんたちのぐだぐだな対応が妙に面白いのですよ、コレが。「新選組はどうしたの？」さすがに４度目にもなってＧ天狗も焦ってます。ケイちゃんを捕まえて「新選組をつれてこい」と直接行動に。最初からそうしていれば（笑）。
「入る時は一人なのに中では大勢なーんだ」大江戸ランドに。ケイちゃんは途中で置いてきたので怒ってましたが（Ｇ天狗が人質にしていないあたりが、彼の人の良さを表しています）。で、Ｇ天狗、今回は正体を現して登場。新選組も早々に変身。なんっつーか、そういう展開です（笑）。。
ミラーハウスで勝負という展開はＧ天狗得意のインド大魔術の効果を倍増させる狙いがあるのでしょうが。時間があれば、ブルース・リーのイメージも狙えたのかも知れません。「ベルトを締めるのは本気で勝負する時と決めていたからだー」ショパン猪狩氏のネタじゃなかったのかー（笑）。というわけでムキムキです。クモ男といい、ムキムキが好きですねー＞スタッフ。（金）のベルトが光ってます。そして、ヘビが新選組に巻き付きます（笑）。変身が解けて「なんと花丘イサミ」Ｇ天狗、前回のからくりと同様の驚きをしていますが。
ソウシくん、女の子達にキャーキャー言われてます。トシくん、ガンバマンに仲間に迎えられてます。イサミちゃんはパパの背中に負ぶわれて。「ガンバレイサミ、ガンバレ」…そして、トシくんもソウシくんもイサミちゃんの姿を夢に見、イサミちゃんも仲間を意識して。そして、夢から抜けます！。
その意志の力の強さにはＧ天狗もびっくり。意外と子供たちの方が夢を夢で終わらせない力を持っているのかも知れません。夢の中に逃げ込まない…。
再び蛇がけしかけられますが、ここにニイハオ三姉妹が登場。ジャスミン姉様が防いでタピオカ嬢が分身。お約束の最強攻撃です。負けじとゴールデン天狗はゴールデンビームをベルトの（金）から発射。しかし、新選組の合体攻撃で蛇がバラバラ。ゴールデン、がっくりです。
イサミ「ありがとう」ジャスミン「強くなりましたね」…なんか、よくわからないうちに完結してます。
ソウシ「ＴＶに出たら大スターになれるよ」印堂「転職〜」…なんか、こっちもあっさり完結しているんですけど（笑）。つーか、こないだ老人ホームへ慰問に行って目覚めていたのが伏線？。なんか、悪の秘密結社とかは？。世界征服は？。
ニイハオ三姉妹は修行の旅へ。
そして、決意を新たにする新選組…宿題やってませんが（笑）。「宿題もガンバレ！新選組」はるか先生、あんた鬼だ（笑）。
というわけで４８話も終わりです。ぐでぐでの果てになんとなくゴールデン天狗とニイハオ三姉妹が退場です。この辺の連携については漫画版が超構成でやってますので、そちらと比較してみると面白いかもしれません。
ただ、ラスト前にしては「時間がなかった」感の強い話ですが。この話がつまらないかというと、実は個人的にお気に入りなくらい面白いのですよ。繰り返しながらも微妙に構成が異なっていき、キャラクターもそれに合わせてどんどん芝居を変えていく。この微妙なギャグは佐藤竜雄監督の作品における重要な要素の一つではないかと思うくらい絶妙なものなんですよね（この回の演出をされた大畑清隆氏もこういうネタが上手い方だと思いますし）。ゴールデン天狗の謎々に絡んでどんどんやる気が無くなっていくにも関わらず同様にやられる新選組とか、通常３度がいい所と思わせて４度目まである展開とか。ライチちゃんの行動も繰り返しネタが多く、更に前回登場時のネタもさりげなく繰り返されていて、二重三重の意味で面白いのです。
また、時間がなかったと後述されるあたりにもかかわらず、作画も気合いが入っていて、ニイハオ三姉妹がちゃんと美人姉妹になっているのも、この回の出来を底上げしているポイントだと思います。
そんなわけで、残り２話。えー、あと２話しかないの？という感じで、ラスト突入です（笑）。
(2005.11.27)
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