「面白かった」本編ピンポイント感想
ここは、「飛べ！イサミ」本編の感想ページです。
現在までに本放送（途中から視聴）、衛星放送アニメ劇場版、ＬＤ（全部見てない…）、ＤＶＤと視聴を続けているので、初見の時と感想が違ってしまっているかもしれません。また、放送中作品の感想と違って短い物になっていますが、その辺ご容赦下さい。
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- １９９５年10月28日放送
ＵＦＯがらみが続いていましたが、今回は中休みですな。しかし、四天王同士の関係なんかが分かって、なかなか愉快な回です。
今回は救急車で病院に運ばれる会長というショッキングなシーンから。伝わっているのが、イサミちゃんと四天王というあたりに表と裏の顔それぞれの特殊性があって、なかなか笑えます。
さて、病状は秘密、面会は謝絶という会長ですが、イサミちゃんと玲子さんは通過ＯＫ。それを聞いている掃除人＝７７号様、銀様に匿名で病室を連絡。「愛と誠実を重んじる銀天狗」って、あなたは悪の秘密結社の幹部では？（笑）。銀様に礼を言われて喜ぶ７７号様がかわいいです（笑）。
で、呼吸器までつけて重病そうな会長。イサミちゃんと玲子さんに手を握って貰ってウルウルしてます。「イサミの元気を送ってあげる」なんて言われた日にゃあ、会長じゃなくても感動するでしょうが。
二人が出て行った後、飛び上がって小躍りしているのはどうかと（笑）。しかも、銀様に見つかるし（笑）。
で、本当の病状は児玉すいかを５〜６個も食べて種が腹にたまって腹痛と（笑）。で、浣腸してなんとかしたのが恥ずかしくて面会謝絶。その割には、すでにメロンを切ってますなぁ。わりとお腹は丈夫なようで。
銀様のお見舞いの品。秘書ロボット。計算、スケジュール管理から犬の散歩、引っ越し、電気工事までこなす。秘書というより、メイドロボットと言ってもいいかも。格好はビートンとドンゴ（クラッシャージョウ）を足して２で割ったような感じです。胸のハートボタンを押すと、押した人の後をついて回り仕草や言葉を覚える。ということで、イサミちゃんに似せることに決定。…イサミちゃんは秘書に向いてないと思いますが…（笑）。
仕掛けは平重に。ボタンを見たら押したくなる、という平助の理屈は納得いくところです（回転しているものに手を入れたくなる、というのも感じますが、これはもっと危ない…）。そして、登校途中のイサミの前に出して。案の定、ボタン押してます（笑）。「イサミ２号始動開始」「なんじゃこりゃー」そりゃあ、自分の名前をしゃべられたら驚きますが、松田優作みたいなセリフを叫ばなくても（笑）。
しかし、イサミ２号とはストレートなネーミングです（笑）。あと、そんなことしても、公の場所で芹沢会長に付いていたらバレちゃいますから、頼んで普通にモデルになって貰った方がいいかと思うのですが（笑）。
走っているトシ＆ソウシ。電柱に上って、同じ動作をするイサミちゃんとイサミ２号を発見。しかし、イサミ２号って、まったく同じ動きではなく、鏡像で真似るのですね。学校では騒ぐマユコちゃんを２倍のセリフで圧倒し。ノリだけで動いているようなはるか先生はそのまま授業を受けさせるし（笑）。やりにくそうなイサミちゃんですが、自分の姿が客観的に見えてしまうというのはいい気持ちではないでしょう。
その頃、銀様は会長にリンゴをむいてあげています。…会長、食べ過ぎでは？。
体育。跳び箱勝負ですが、イサミちゃんの技に真っ向勝負。最後には空中一回ひねりで真似出来そうもなくなりますが、機能をフルに使ってソレっぽい突っ込みを。なんか、勝負の後の友情みたいなものが目覚めます（笑）。
この頃には、イサミちゃんの言葉に反応しない時もあったりして、会話っぽい運びが少しづつ出来るようになっている？。
さて、面会謝絶の部屋で笑い合っている会長と銀天狗に対して。危機感を持つからくり天狗。銀様が会長に取り入って黒天狗党を乗っ取ろうとしているというのですが。ゴールデンとよろいは取り合わず。からくり一人で妄想入ってます（笑）。「弱いものには優しく」「悪いことをする時には必ず予告状」「武器を持っていない者を襲ってはいけない」確かに、銀様ならやりそうですが（笑）。それに従わないからくりをいじめるかと言えばねぇ。からくり天狗、よほど後ろめたいことでもあるのか。
ついに、オクトパシーロボで出撃。
ロボット＝大江戸ランドということで、聞きに行くイサミちゃんたち。知らないということで、３人と１台で遊び始めますが。黒天狗のスパイ説をあきらめないトシくんは慎重？ジェラシー？。両方なのでしょうが（笑）。
カラス天狗入りの縫いぐるみに襲われ（ここで、全然別の縫いぐるみに平重が入っていて、バイト暮らしが分かります）。挙げ句、地面からオクトパシーロボが。しかし、新選組の感想は上に立っているからくりの頭が痛くないか心配してます（笑）。突っ込みを外さない番組です。
で、２号がさらわれて。「私はあの子、好きだもん」イサミちゃんの言葉に変身して追う新選組。ホラーキャッスルということでトシくんは逃げ腰ですが。しかし、縁有りますねぇ＞ホラーキャッスル。剣でタコの足を切ったらイサミ２号ごと飛んで行っちゃって。怒るイサミちゃん。しかし、タコにやられそうになり。助けに入るイサミ２号。はじかれて大破。怒る三人、武器で攻撃しますがタコ、ギリギリで逃亡。剣の光を分析とか言うからくり。後々面倒なことになりそうです。
祝・会長退院の文字の躍る黒天狗党幹部会議。会長って表の役職では？（笑）。二つのメカを壊した挙げ句入院中のからくりに会長激怒。おまけに、イサミ２号は心臓部のチップをコピーし忘れて再製造不可。…設計図くらいあってしかるものと思われるのに、とんでもない開発体制だ（笑）。銀様が天才で、フィーリングで設計してるとか（笑）。
一方。大江戸ランド・宇宙未来館で子供の相手をするイサミ２号。記憶が失われたらしいけど。子供に名前を聞かれて「イサミ…２号」と答えた辺りに救われる新選組であった、と言うところで幕。
今回は会長のイサミちゃん好き爆発と銀様の天然、そしてからくりの姑息と被害妄想と黒天狗側の個人的都合が爆発。組織運営の難しさが忍ばれます（笑）。こういう点は、キャラが立っている分、黒天狗党の方が面白いんですよねぇ。
そして、イサミちゃんとイサミ２号の友情と、ちょっといい話。物語としては、こういうラストを迎えるとかなかったのでしょうが、希望を最後まで残しておく話の作りに、この作品の暖かさを感じます。
しかし、銀様、いいねぇ（笑）。
(2004.07.31)
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- １９９５年11月４日放送
さて。新選組の三人。イサミ派の三人にマユコちゃん達三人。黒天狗党には四天王。いわゆるキャラクターというか人間関係にはグループというものが存在しますが。遂に、ケイちゃんの普段所属しているグループが明らかに。リナちゃんと下僕二人、といった感じですが（笑）。
冒頭はブラッドベリ回路について説明するヨロイ天狗。ここで、遂に宇宙船兵器の名前「天翔ける黒天狗号」が登場。なんと「もうすぐ完成」とまで言われてしまいます。こないだは制御系が不安定だったのに。早っ。
しかし、ブラッドベリは火星年代記などで有名なＳＦ作家のレイ・ブラッドベリ氏から取ったのではないかと思われますが、回路とついても連想される物がありませんなぁ（笑）。「ウは宇宙船のウ」とかからですかねぇ？（大江戸ランドで黒いカーニバルとかの方が連想しやすいですが）。
で、雨で事故に遭うトラック。荷物を回収するカラス天狗…なぜ、そんなに大人数で載っている必要があったのだろうか？。
それはともかく。幼稚園のドングリ拾い。行く途中、学校の前でイサミちゃんに声をかけるケイちゃん。しかし、それを見ていたリナちゃんが対抗意識（笑）。ひびらされた挙げ句、拉致されるケイちゃん（笑）。去り際には「さよなら、お兄さんみたいなお姉さん」とイサミちゃんに痛烈な一言。怒るイサミちゃん（笑）。「年上の女性と張り合う」とフォローするソウシくんに「あんな小僧」と言ってしまうトシくん。さすがに、小僧はないだろ（笑）。
ドングリを集めているケイちゃん、ジローくん。そこへ高笑いと共に現れるリナちゃん、沢山落ちているところへ誘導しますが、先生の目の届かないところへ勝手に言っちゃダメだって。で、ケイちゃんが謎のメカを発見。すぐにリナちゃんに取り上げられてますけど（笑）。「これはガンバマンのメカよ」
グレートガンバロボに装着するパワーアップアルファに似ているらしいです。っていうか、見た目同じです（笑）。黒天狗党の科学者はダメですね（笑）。で、オッペケペー帝国のせいで奪われたということで。リナちゃん、ガンバマンに届けると。目がウルウルしてます。ガンバマン、人気有りますねぇ（笑）。
一方。ヨロイ天狗、回路が一つ足りないということで、ドングリ拾いに来ていた幼児に注目。しかし、扉を開けっ放しだったおかげで、掃除のおばさん＝７７号様に聞かれてるし（笑）。７７号様、７号様の頃よりも活躍しているのでは？。それはともかく。ヨロイと会った銀様、カルシウムが足りないとかアドバイスしてるし（笑）。で、７７号様は銀様に報告。本名を覚えられていて舞い上がる７７号様。銀様も罪な人だ（笑）。そういう意味でなくても、いい上司なのかもしれない。
ケイちゃん、ジローくんと、サングラスにコートで変装しているリナちゃん。ケイちゃんに突っ込まれても一喝。完全なリーダーです。で、それを監視している平重。重助はブラッドベリ回路をパワーアップアルファと認識していますから、本当に似ているのでしょう。で、平助がヨロイ天狗から回路の探索を言いつけられるのですが。幸い、ちゃんとブツに気付きます（笑）。
一方、ケイちゃんはガンバマンキング（以下Ｋ）に会ったことがあると。まあ、こないだのは明らかに花丘博士でしたが。とりあえず、ショーをよくやっているレスカビルへ行くことになりますが。リナちゃん、自分より先にケイちゃんが本物のＫに会ったことがあるということで嫉妬めらめら。なんか、クレヨンしんちゃんのネネちゃんを思い出します（笑）。いずこも、女は強いものです。
さて、任務にしたがって平重が回路を奪いに来ますが。リナちゃんにオッペケペー呼ばわり。ヒーローにこだわりのある重助は怒り心頭。それはともかく、リナちゃんに攻撃されるは（しかも、投げられた件を拾って喜んでるし）、三輪車で逃げられるは。ケイちゃんは黒天狗党と分かっているのでかなりビビってますが、リナちゃんは聞く耳持ってないし（笑）。辛い話ですが、おそらく三人ともガンバマンは「リアル」ですから、黒天狗でもオッペケペーでも変わりないかと。
「おにいちゃーん」ケイちゃんの叫びを図書館に向かう新選組ご一行のうちトシくんだけがキャッチ。兄弟の絆か？。「振り向くな、前を見ろ〜」追いかけられているケイちゃん達の前に現れるトシくん。やって来た平重はイサミちゃんたちが仕掛けた紐に足を取られてダウン。しかし、今度はヨロイ配下のカラス天狗が。さすがに、一筋縄ではいきません。
で、新選組とケイちゃん達。イサミちゃんとリナちゃんが対立して困ったものです。まあ、このくらいの子供は、上を見たがる物ですから。しかし、それを丸く収めようとしたソウシくんの口説き文句もリナちゃんにはまったく効かず。大人は呆れ、子供は参る、といった感じでしたが。リナちゃんは子供故にはっきり言ってしまいます。「やってて恥ずかしくない？」真っ白に燃え尽きるソウシくん（笑）。挙げ句、新選組はオッペケペー帝国のへのへの三兄弟の変装にされてしまいます（笑）。実にわかりやすい展開。っていうか、きっちりガンバマンで落としてきます。
信じて逃走するケイちゃんたち（笑）。こんどはジローちゃんが漕いでます。追う新選組。カラス天狗に阻まれますが。降ってくるガンバマンＫ。カラス天狗を倒してくれます。なんて、おいしい（笑）。どうやら、花丘博士らしいですが。
再び現れるカラス天狗。Ｋも再び降臨。「前を見ろ！」と決め台詞を叫んでますが…本当に、前が城址公園の石垣が崖になっているところ。まあ、三輪車が空を飛べたのでなんとかなりましたが。しかし、ガンバマンキング、新選組の言うように神出鬼没です。
追う新選組。…ソウシくん、まだ灰ですよ（笑）。そんなにショックか（笑）。まあ、女の子に人格を全否定されたようなものだしなぁ。
飛ぶ三輪車。ついには居眠り運転で木に激突。ヨロイ天狗もやってきて、いよいよ追いつめられます。ここで、ようやく機械が黒天狗党のものと判明。裏に黒天狗マークとは、大胆な悪の「秘密」結社です（笑）。気付いたリナちゃん、叩きつけるわ、踏みつけるわ。焦るヨロイ天狗。実力行使に出ようとしますが。
現れるガンバマンＫ…二人（笑）。別の場所に即座に現れたのは、二人いたからのようです。ジローちゃん、二人とも偽者と疑って、リナちゃんにはたかれてます（笑）。ガンバマンファン、恐るべし。
そして、戦うＫ。片方は瑠美之流。花丘博士ですな（笑）。片方は電光流。こちらは両手を上げて「シルバー!!」って、シルバー仮面ジャイアントのようなかけ声で変身。銀様です（笑）。これまでの出演の割に、新選組の前に姿を現したのは初めてかな？。正しき悪の道の人。いいのか？本当に。
更に、７７号様が草葉の陰（＜違うって）から見守っています（笑）。
「幼児をいじめるようなことはやめたまえ」ヨロイ天狗に説教始めてます（笑）。困るヨロイ天狗（笑）。銀様、聞く耳持たないし。わりと迷惑な人かも（笑）。
しょうもない争いを前に、花丘ガンバマンＫは帰り、新選組は変身。ヨロイ天狗ＶＳイサミちゃんとなりますが。「やるな、小僧」などといったばかりにイサミちゃんの怒り爆発（笑）。壊れる回路。ヨロイ天狗の作戦失敗です。
そして「いつもフェアプレーを忘れずにいこう」…銀様、あなたはいったい…。
というわけで一件落着ですが。「お姉様、どこのどなた？」リナちゃん、イサミちゃんに迫ってます（笑）。もっとも、ようやく女と認めて貰えたのに、イサミちゃん逃げますけど（笑）。しかし、新選組になると、イサミちゃんモテますね（笑）。
そして、怒られるヨロイ天狗。作り直すのに１ヶ月もかかるそうです。普通は設計図さえ出来ていればそんなにかからないものですから、余程、複雑な工程がかかるのか、特殊なパーツを使っているかのようです。まあ、宇宙船の重要パーツですから、そのくらいでも驚きませんが。
そして、基地内には、本当に巨大な、建造中の宇宙船が…。
今回はリナちゃんの暴走にレギュラーキャラが巻き込まれる形で。たった一人の園児にみんな負けているあたりがものすごいです（笑）。そして、普段はわりと強気で背伸びしているケイちゃんが、幼稚園では女帝の下僕という新たな発見が（笑）。皮肉屋な物言いは、リナちゃんの影響や、幼稚園でやりこめられている鬱憤とかがあるのかも（笑）。
そして、この話、わりと前半の伏線を後半で落としていたり、連続するセリフで落としていたりという、シナリオ的な技巧が面白いです。「前を見ろ〜」の決め台詞が乱発され、挙げ句、前方不注意間ギャグに繋がっていたり。イサミちゃんが男っぽいというネタが、最後のヨロイ天狗のセリフで爆発したり。こういった凝ったシナリオの話を見ていると、ライターさんの「上手さ」というものが実感されます。
その他にも、花丘博士＆銀様のガンバマンキング対決とか、正しい悪の道とか、ともかく見所の多い話で、お腹いっぱいです。
(2004.08.04)
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- １９９５年11月11日放送
いきなり大江戸市に黒いドーム。エネルギー体のようですが、尋常な現象じゃありません。地震。飛び起きるイサミちゃん。ソウシくん、寝ている時にバラくわえているのって…。
黒天狗党では。ヨロイ天狗と学者天狗。不思議な電波が城址公園の地下から出ていると。まあ、あれだけのドームが出来ていたら、電磁波バリバリでしょうが。地下からってとこがミソですか。地震の原因。そういえば、普通の地震でも、電磁波が出るって話があったような。
朝。地震に気付かなかったトシくん。大物です。そして、道に落ちた銀杏の匂いにやられるイサミちゃん。逃げます。あの匂いは飛んでもないので、わかりますとも。特に、落ちた物が潰されていたりすると。上手いからって、平気なトシくんの方が信じられません。が。結局、放課後城址公園に拾いに行くことに。イサミちゃん、渋々ですが。
さて、芹沢会長。百年以上前の地下五十メートルの断層に何かあると聞いて、大至急調べるようにと。何か知っているのか。
そして、銀杏拾いの三人＋一人。匂いが臭いのは分かるけど、トシくんのガンバマンＸお面は役に立たないような（笑）。ちなみに、ソウシくんはマフラー、イサミちゃんはマスク。そして、ケイちゃんは何も無し。元気です。それはともかく、バケツ一杯の銀杏なんてどうするのやら…。
で、穴を見つけるケイちゃん。崩れて大きくなる、それに。「入ってみようよ」
倉の地下から持ってきた「秘境探検連結兜」。蓑と笠＋提灯。更に、笠が人数分繋がっています。これが幕末から保たれていた保存性の方が注目に値するのかもしれませんが（笑）。本当に便利なのかどうかというと、グッズを新たに買いそろえる小遣いのない小学生には貴重かと（笑）。
で、途中で一段落ちるトシくん。むろん、繋がっていますから一蓮托生。「恐るべし、団体行動の法則」
で、そこには黒いカプセルが半分顔を出しています。で、落ちてくるし。面倒なので、数馬おじさんに頼ろうかとしますが。埋蔵金を狙うトシくんが触ると、赤く光っています。どう考えても、そんなものじゃないですな（笑）。
で、探検の成果として、やって来た数馬に説教を喰らうわけで（笑）。
ターボモグラを使わせて貰えないのか、手持ちのドリルで掘ってくる平重。宇宙服のような物を着て、二人がかり縦列になって支えていますが、ドリルのモーメントを支えることを考えると、とても恐い道具です（笑）。それはともかく。穴に落ちて、カプセル発見。ナイフでサンプルを取ろうとしますが、削れないばかりか（鉄より固い金属なら、大抵削れないけどな（笑））、赤く光るし。イサミちゃんたちが入ってきた穴の方に逃げるものの、外には警官がいるし。で、戻ってドリルで退散です。
ヨロイ天狗に写真を送って、報酬を貰おうとしますが、給料アップについては「今度会長に」と何ともやる気のない返事。慕われない上司の典型ですな（笑）。でも、サラリーマンって、そんなものだよ。
で、この写真を幹部会で報告。手に入れるべしってことになります。
さて、カプセルのとこにはおはよう７の中継車が。カプセルは引き上げて大江戸市の博物館で調べるそうです。ちなみに、郷土資料館からの依頼で、高堂光国さんも来てます。江戸末期の地層だそうですが、ものはまったく分からないそうで。地球外からの物体とも考えていますが…あきらかに人工的な物質だから、地球外からのものだったら大騒ぎだよ。いや、地球外からの物を地球人が加工した、という話でもいいのか。
発見者はうちの娘、ということでイサミちゃんも紹介。まあ、知り合いですが（笑）。似ていると誉めてます。僕の姪っ子、と数馬も出て来ますが。似てなくて良かったね、と（笑）。それに笑顔で答えるイサミちゃんも（笑）。細かいところですが、人間関係が良く出ていますし、そういったものを丁寧に描いていて良いですね。
で、博物館へ移送。数馬も警備ということで付いていきます。
新選組は、玲子さんにレストランでステーキをおごって貰えることに（笑）。
そして、現れる２ローターのヘリ。トラックの荷台からカプセルを奪おうとします。パトカーからトラックに飛び移る数馬。こういう体力勝負の時は頼りになるのかも。ジグザグ運転でかわしつつ脇道へ。で、おはよう７の中継車と接触事故しそうになるし。事故ったら、逃げたかいもないということで、市街地でのカーチェイスの難しさを思い知らされます。全てを想定して、とっさにかわせる技量がないとね。
で、ヘリの黒天狗マークに気付いた三人はどっかへ。中継車は中継を。そして、カプセルは取り付いた三人を乗せたままヘリのアームで空中へ…。
さて、ヘリは外装が外れると下部がパネルトラックに。凄い、極薄のヘリです（笑）。トラックは解体工場のヨロイ天狗の元へ。ご丁寧にマジックアームで荷台から下ろされるカプセル。「更には怪しいネズミも連れてきたというわけだな」ちゃんと気付くあたりが武人ヨロイ天狗らしい格好良さです。そして、変身する新選組。カラス天狗はトシ＆ソウシくんの相手で。ヨロイはイサミちゃんです。相変わらず、小僧呼ばわりですが（笑）。廃車の山の上での決戦ですが、降りて剣を車に刺すことによって全体を痺れさせて終わり（笑）。この剣は、剣術的な面よりも戦術的な面での成功が大きいですな、いつも（笑）。
そして、大凧に載って、遂に真打ち登場。黒天狗党会長・黒天狗様です。二千年前から黒天狗党の物、と、カプセルを奪っていきます。マジックハンドが尻尾の役目をして、割と安定良さそうです（揚力はかなり必要そうですが）。で、飛んで行ってしまいます。
ヨロイも逃げて。
「あいつの声、どっかで聞いたことあったようななかったような」
いいとこ突いてます（笑）。やっぱり、正体を隠すならお面にボイスチェンジャーは必須ですね。
さて。黒天狗党では分析出来ずに何で出来ているのか分からないと。黒天狗様、調べるように言っていますが。
一人になると「人類の浅はかな知恵でいくら分析したとて、このカプセルの秘密は解明出来まい」…そろそろ、会長の秘密も固まってきたようです。
というわけで、宇宙船兵器からは離れましたが、逆に、黒天狗様の黒天狗党ないでも微妙な立ち位置が透けて見えて参りました。分析出来ない物質で出来たカプセル。人類とは一線を画するというセリフ。二千年前という年代。黒天狗様は、一体？、と言うところですね。
細かいところでは、銀杏に対するイサミちゃんのリアクションとか（あの後、美味しく食べられたのでしょうか？）、高堂先生の再登場とか、細かいところで楽しい一編です。
（2004.08.11）
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- １９９５年11月18日放送
この話、ケイちゃんとミーオというお約束っぽい動物話ですが。キモは敵方のゴールデン天狗がミーオにベタ惚れって言うところですか。温かい交流ものという側面以外の、ペットの扱いを巡るコメディ編という見方も出来て、お涙ちょうだい話が嫌いな向きでも安心です（笑）。
古生代？。そんなシーンからですが。恐竜も出て来て。驚く新選組三人。展示会ですね。しかし、いつも現実的なケイちゃんは「偽物ばっかでつまんないなぁ」とクールです。戦隊ヒーローを信じる姿とのギャップが面白いところ。上の人たちは、恐竜こそが実際にいたことを知っているからこそ楽しめるのでしょうがね。
で、「ミーオ」と鳴くイタチくらいの小動物を見つけます。
芹沢ジャパン主催「恐竜と古代の生物展」ということで。ケイちゃんを捜す三人。ミーオにポテトチップスをあげて手なづけるケイちゃん。三人の所に一旦戻りますが、引き返すと、もう、ミーオは居ませんでした。
で、その地下。黒天狗党バイオ研究所動物管理室。の中では平重がゴールデン天狗に叱られています。重助がミーオを散歩に連れ出して逃げられたとか。まあ、無事に連れ戻せたようですが。何でも、動物班がヒマラヤで見つけた伝説の動物ってことで、怒らせたら恐ろしいことになるそうな。
一方地上では、ミーオがいるいないでトシくんとケイちゃんが喧嘩。困った兄弟です。
食事会になっている黒天狗党の幹部会議。バイオ研究所は芹沢記念公園の下だそうで。新種の植物から得られた植物タンパクで合成したステーキで大もうけと。「よくやった」と珍しく黒天狗様、誉めてます。で、からくり天狗が動物部門について突っ込みを。予算を取ったものの、ミーオにうつつを抜かして研究をやめてしまったと。そして、ゴールデンの抱いているミーオにちょっかいをかけて手を噛まれた挙げ句、換気口から逃げられてしまいます。しかし、本当にいらんことしぃの人ですな＞からくり天狗。
さて、ケイちゃんが怒っているのに悩む三人組。当のケイちゃんは恐竜展に行く物のお金がなくて入れず、市内をあちこち走り回ることに。そのうち、山の中で逃げる野犬に遭遇。その先には…怪我をしたミーオが。もちろん、野犬が逃げた理由についてはスルー。
連れ帰って手当てするケイちゃん。しかし、その首輪に黒天狗マークを発見します。どこまでも自己顕著欲の強い組織ですな（笑）。
そこへ源兵ヱを連れて入ってくるトシくん。外で生活している犬（しかも、前に部屋を荒らされた経験有り）を部屋の中に連れ込むとは、なかなか豪気です。で、何か隠しているケイちゃん。暴く源兵ヱ…やっぱり、食べ物でした（笑）。その奥にはミーオが居たんですけどね。
ミーオを探している平重。心配しているゴールデン。なんか、ベタ甘です（笑）。首輪に発信器が仕込まれていたようですが、不調。もう一匹も平重が持っていますが「私はミーオ１号がお気に入りなの」ということで探すことに。とりあえずミーオ２号を囮に捕まえようと計画。
恐竜展会場を歩く平重。怒っているからくり「私の所へ連れてこい」とミーオに逆恨み。平重にもボーナスとか言ってますが、この人も払いは悪いんだよねぇ（笑）。
源兵ヱに晩ご飯とか言ってミルクを用意するケイちゃん。むろん、あげるのはミーオ。もう怪我が治ってます。普通の動物ではありませんな。そして、ケイちゃんの挙動不審から、トシくんも遂に発見。黒天狗の首輪も見ましたが、だからどうと言わないあたりがトシくんのいいところか。
自転車の平重。竿の先に２号の張った籠をぶら下げて虐待。それを感じたのか、外に出ようとする１号。発信器で場所を確認する平重、早速報告。
で、１号はベランダにいた源兵ヱが何事かと窓を開けた隙に脱走。合流したイサミちゃん、ソウシくん（源兵ヱに夜食を届けに来た…食べ物でトラブルになると踏んでいるけど、単に意地汚いだけのように見えるけどなぁ）と共に、ケイちゃんの意見に従い恐竜展へ。
バイオ研に着いた１号。どうやら、テレパシーとかあるのではなく、第６感のようです。そこへ、天井を突き破って現れるからくり天狗。人の施設だと思って、やりたい放題です（笑）。こういう人に限って、自分の所では細かいことを言うんですよね（笑）。モニタで見ていたゴールデンも焦るし。
で、おしおき道具で百手観音状態のからくり。でも、まず捕まえるために網を持って走り回ります。割と非効率（笑）。で、捕まえられないので、投網銃に持ち替えて補足。…後ろの手って単なる武器保持だけなんですね（笑）。で、おしおきタイムと思いきや、網を破って大きくなるミーオ。逃げるからくり。追うミーオ。そして、一緒に逃げるハメになるゴールデン。研究所の中で大暴れするミーオ。最悪です（笑）。
恐竜展に入り込んだ４人。逃げてくる作業服姿のカラス天狗に、とりあえず変身しますが、無視。ゴールデンやからくりといった幹部クラスにも無視されて困る新選組。そして、出て来る巨大ミーオ。むろん、ケイちゃんはミーオを庇って対峙。
そこへ走り込む平重。速攻で２号を放り出して退散。何しに来たんだか（笑）。結局、２号が１号の怒りを静めて元に戻りました。そのあとのいちゃいちゃしっぷりといったら…（笑）。
ミーオをヒマラヤに返すように芹沢会長に頼みに来る四人組。ガンバマガジンにヒマラヤにいるって載っていたとのこと。わかりやすい情報ソースで（笑）。でも、子供のＵＭＡに関する知識って、学年誌とかそういうところだよね。今だとインターネットとかも有りかも知れないけど、そういったものでは、興味のある物しか見なくて知識が広がらないような。
それはともかく。悪い奴らに密猟されたとか、散々言われて。芹沢海運社長・印堂の登場。ヒマラヤへ届けて来いってことで、会長の厳命により涙のわかれ。それも自らの手でとは、悲しいものです。ネコババも出来たはずですが、会長もバイオ研を潰されて利用価値がないと判断したのか、本当に返して貰えてます。
かくして、ヒマラヤの地に…なんか、大量にいるんですけど（笑）。
というわけですが。何か、ケイちゃんのしょんぼりした姿よりも何かと泣きまくる印堂社長の姿の方が印象に残って結構悲しい回です（笑）。それゆえに、単なる子供向け動物感動物になっていないあたりがこの作品の良いところかと。
しかし、ニイハオ三姉妹のときもそうでしたが、からくり天狗が下手に横やりを出すことで失敗する作戦って結構ありますね（笑）。逆に、ターボモグラのようにからくりにヨロイが手を出すこともありますし。いつの世も、足の引っ張り合いをしたら負けですね。
(2004.08.11)
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