「面白かった」本編感想
ここは、「宇宙のステルヴィア」本編の感想です。
初見の時には基本的に終わったあとより辛口になる傾向があります。それでも、正直に書かせていただきます。最終回が終わったあとで、どんな結論に達するかが、楽しみです。
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- ２００３年５月28日（29日）放送
早速内容へ。
今回はアバンタイトルから。セカンドウェーブ、到来です。約４０天文単位ということで。画面上はウルティマでしょう。バリアを張っていますが、膨大な質量の衝突によって光に包まれ。これが、今回のエピソードのプロローグとなるわけですね。そして、明後日は。「グレートミッションの日なのです」地球圏に…。
提供カットの雪景色は日本の風景のようですが？。
そして本編は。光るウルティマから。消える映像。探査プローブからの映像ということで障壁の範囲外から映しているようでしたから、消えて当然なのですが。りんなちゃんからすれば不安そのものですね。肩に手を置くアリサ。手を重ねるしーぽん。りんなちゃんも天才とはいえ子供ですからねぇ。
そして…結局３人部屋になったのですね。でも、備品が二人分のような気が…。
４０天文単位。５０時間。しかし、映像が届くまで５時間ということで（＜遠さが実感できますなー）残り４５時間。２日を切ってます。
「工事の遅れがウルティマに与える影響」って…やっぱり間に合ってなかったのね。これだけのビックプロジェクトに、余裕が２週間だなんていうのは「間に合いません」と同等のような気がしますから。テスト期間とか考えたら特にね。
そして地上では…。「志麻ちゃん…」雪の降る空を見上げ、千秋さんが思いを馳せています。１話以来の登場ですが、満を持して、なのでしょう。彼女の想いを描くのは…。
さて。ステルヴィアの司令室では。基地司令によって１９日午前０時、作戦開始へのカウントダウンが始まります。
町には広報車。災害に備えて淡々と準備をする人々。全てが予定通り、といった感じです。学校でも。体育館で片づけ中ですが、特別な焦りとかそういったものは感じられません。アリサたちの一団（除く志麻・光太）も…何のスポーツに使うのかよく分からない支柱（バスケットのゴールから網をはずしたような…）を運んでいます。ピエールくんはりんなちゃんのことを心配していますが。ウルティマとはセカンドウェーブが通り過ぎるまで連絡が取れないらしいです。…それより、前回から（別の意味で）彼女を気にかけていたジョジョは、ちゃっかり仲良くなったようですが（笑）。
り「午後はなんか別のことを手伝えって」えてして、特別にそういうことを言われる時はろくでもないことが多いのですが。言ったのがねめつけるような表情の迅雷先生では嫌な予感に襲われるのも無理はないかと（笑）。りんなちゃんは全くそういったことは思わないようですが。無邪気？。
一方、ビアンカの志麻＆光太は。レイラ先生と訓練中？。今更のような気がしますが。おさらいかな？。レイラ先生の撃ち出した弾（隕石のシミュレーションかな）をフィールドジェネレイターで撃ち落とすようです。光太くんはさらっとこなしているのに、しーぽんは緊張して動くことすら出来ません。次弾は操作ミスで機体の制御を崩してしまうし。レイラ先生も溜息です。訓練の成果が出ていない？自信喪失？。
午前１１時３０分。作戦参加者のブリーフィングです。…学園の講義室と同じ作りのようですね。ビッグ４や予科生コンビは後ろに陣取っています。「計算上、バリアは突破できないことになっている」ということですが。広範囲をカバーするには機動力のあるオーバビスマシンが必要なようです。各所から全機が出撃ということですが。さすがに、学生の機体は「出撃可能な機体」に入っていないようですね。まあ、人的被害が増えても困りますし。「諸君の健闘を祈る」ということで。
レイラ先生、しーぽんを呼び止めます。「何をそんなに怖がっている」確かに、自信満々で計算している時のしーぽんを知っていれば、訓練されている事態に対してあの動揺ぶりは普通でないように思うような。「お前はまだ学生だ」「あくまで経験を積むことが大事だ」大人から見れば、如何に頑張っていても、天才でも…子どもですから、自分たちが与えた事によって必要以上の責任を負わせるなんて考えはないわけで。言葉通りのことですよね。むろん、託された方は真剣に責任を感じるでしょうけど。出たくなければ「出なくてもいい」という言葉も他意はなく、無理するな、ということなのでしょう。
まだまだ落ち込むしーぽん。競技場で。携帯で電話してます。家へ。出たのは真人くん。無難でよいですねー。アストロボールとグレートミッションへの参加で「ニュースでガンガン」だそうで。ステルヴィアでは生徒扱いでも、地上では大変なことになっているようで（笑）。視点はクラスメートとか先生止まりですから、なかなか盲点でした（笑）。また、弟に対しては弱みを見せないあたりがしーぽんのしーぽんらしさというか。むろん、弟の方では分かっているような感じですが。なんせ、志麻ちゃんからの電話と言うことで大慌てしている母親と似てますから（笑）。しーぽんも、言いたい放題ですが。
「それじゃあ父さん起こしてくるよ」この辺のやりとりで、はっとしますね。みんな普段とあまり変わらない雰囲気だから気が付かなかったけど。明日にはみんな生きていないかもしれない現実。突きつけられてます。意識して明るくしているしーぽん。「明後日必ず電話してよって、お父さんに」…今日のうちに父や母と話をさせたいと焦る真人くんと、強引に切ってしまう志麻ちゃん…。
「志麻ちゃん、元気だった？」「明後日電話してって」…泣く千秋。なかなか思うようにいかないのが人間の気持ちというものでしょうか。思うことが同じでも、通じているとは限らない…。想いは言葉にしないと伝わらない…。
ところで。もし、志麻ちゃんが脇役の一人だったら死亡フラグが立つ所ですね。もっとも、家族と電話＞死亡＞泣く家族、なんていう安っぽい作劇で視聴者を感動させるドラマになると信じているような人がいたら困った話ですが。ギャグならともかく（でも、人一人死ぬ重さを描くには有効な手段ですから、唐突すぎて嫌味にならないようにストーリーに組み込めれば話は変わってきますが）。
呆然としている志麻ちゃん。力が抜けてしまったか？。そこへ、光太くんからメール。
ＣＭあけて。「うほー」白銀先生の横に立つりんなちゃん。例の人型に対する作業が「午後からの」作業だったようです。「機密も何も、お前ら勝手に入り浸っているじゃないか」光太＆志麻だけでなく、みんなも出入りしていたのね（まあ３話でみんな通ってましたが）。しかも、バレてるし。アリサちゃんとジョジョ、やよいちゃんとピエールがペアで仕事してますが。晶ちゃんと大ちゃんは…コクピットで遊んでます（笑）。
そこへ光太くんと志麻ちゃん登場。ジェームス先生が教えてくれたって…いいのか？（まあ一味って事はバレているんだろうけど）。「座らせたり出来ないの？」という光太くんの疑問はもっともだと思いますが。危なくて起動させられないとのこと…それならグレートミッションが終わるまで搬入時のまま寝かせておけばいいのに…と思うのですが、そうでないのが物語のミソか？。来週への伏線？。
「ギガンテイック・アクティモソーマ試作一号機インフィニティ（アクティソーマという表記がされていたこともあるので詳細は印刷媒体登場まで待て！）」というのが名前だそうで。まあ、アリサちゃんに「インフィーだ！」って言われてますから、これからはインフィーでいいでしょう。光太「また始まった」…もしかして、他の人のあだ名もみんなアリサちゃんですか？。
その用途。どちらかというと宇宙船とか設計者は言っていたようですが。今回はズバリ目的が。大量のコンテナにあるオプション兵装と共に。「戦闘用だ」「地球圏が他の惑星圏と戦争するために」宇宙への進出っていうのはシビアですねぇ。ア「戦争って何ですか？」迅「〜、今まではソレがなかっただけでな」…セカンドウェーブのおかげで、地上には別の意味の平和があるようですね。白銀先生の説明に「嫌な考え方ですね」という光太くん。でも、それが歴史の示す現実だ。でも、それに対してこんな物を作るのが解答かどうかも…。
明らかなオーバースペックと言うことで地球を追い出されたようですが。アリサちゃんには手足が無用の長物と言われ。りんなちゃんには「私は顔がイマイチかな？」と言われ（笑）。
公園。アリサちゃんがしーぽんを呼び出したようです。「ここんとこずっと暗いでしょ。何があったのよ」技をかけながら尋問しますが。「恐いの」という志麻の言葉に優しく「何が？」と聞く彼女の表情が魅力的です。「もし失敗しちゃったら。そう思うと恐くて体が動かないの」「私が失敗したら誰かが死んじゃうかも」光太くんやレイラ先生…彼女に近い位置にいる人たち…。アリサちゃん。しょうがないなー、という表情で「しっかりしろ、片瀬志麻！。あんた一人がドジッたからってどーにかなっちゃうようなもんじゃないでしょ」怪我しないように特等席で見学してろと。ようやく、しーぽんも気持ちの整理がついて。デコピン合戦に（笑）。
しかし、レイラ先生と言っていることは変わりませんが、先生相手だとしーぽんは堅く考えちゃうタイプなんでしょうね（負けず嫌いだから怒られているように感じている？）。意外と元気一直線のアリサちゃんは癒し系なのかもしれません。少なくとも、家族との別れを気にしているしーぽんがステルヴィアで元気にやっているのは彼女の存在が大きいことでしょう。
ジェームズ＆ヒュッターの先生コンビ。ヒュッター先生は施設の電源を落としてます。若い先生は体力仕事に回しているからかな？。「こちらは大丈夫ですよ、学長」心配していないで基地司令はグレートミッションに集中してくれと（笑）。ステルヴィアの学長としてはあまり存在感がなかったですが、実際には学園が好きなのですねぇ。
冷静と言われたヒュッター先生。後一日で世界の終わりかもしれないのに、人々が冷静だと感心しています。まあ、７世代に渡ってこの日に備えていたので、どんな恐怖も慣れてしまう、というのが二人の結論ですが。人類が真価を問われるのは「この試練を乗り越えた後」っていうのが。さっきのインフィーの話と同じく。外に行くにしても、中に籠もるにしても。人類をまとめ上げてきた恐怖のタガが外れたらどうなるのか。
深夜。証明を落としてルームメイトの寝た部屋で。一人金平糖を食べ続けるしーぽん。…太らない？。ってのはともかくとして。余程落ち着かないようです。その時、中から折り鶴が。こんなめんどくさいことをするのはちーちゃん、って…まあ、母親だから性格は見抜いているでしょうが。鶴は手紙でした。「私はあなたが宇宙へ出て危険な目に遭うのが恐い」「頑張りすぎ」「立派な宇宙飛行士になると信じて」…もっと早く伝えてあげれば良かったのに…。「お母さん…私、頑張る」でも、想いは伝わったようです。
結局、ルームメイトや友人（恋人？）でも吹っ切れなかった心のもやもやを吹き飛ばしたのは「母親」でしたか…。
ベッドの中でほっとするアリサちゃん。親友想いです。そして。「パパ…ママ…」涙するりんなちゃん。子供だとか何とかいうことよりも、人として心配なのは当然かと…そして、母親もウルティマにいたのですね…。
次の日。
シェルターに入る人たち。９時３２分。スーツを着る志麻ちゃん。オーパビスの格納庫に向かいます。その表情を見てほほえむレイラ先生。
「作戦開始」司令官の合図と共に。「グレートウォール展開」「オーパビス隊発進」ラグランジュポイントの施設や月基地などを拠点に緑色のバリアが広がり、月と地球を包んでいきます（見えているのは空間の揺らぎでしょうか）。射出されるケイティの編隊。下から射出される光太＆志麻のビアンカ。そして発進するレイラ先生のビアンカ。
折り鶴をコックピットに貼り。「恐くない」という志麻。
あと４時間３７分…。
予告〜。「しーぽんに代わって今回は私が」というりんなちゃん。先週とは打って変わってハイテンションなアリサちゃん。バリア破って、だの、クラッシュだのと不吉なこと連発。「しーぽーん」「見ってねー」りんなちゃん、軽い…。
ラストの提供は例の手紙。コレが今回のキーなのですね（とすると、いつぞやのお好み焼きは…）。
今回は来週への伏線と思われる描写が目白押しでしたが。一番気になったのは、全く説明されなかった「光太くんからのメール」かな。その後二人で移動していた所を見ると呼び出しだったと思われますが。どんなことがあったのやら。
さて。この９話は１話に続いて息詰まる一本でした。ともかく、初見の時は３０分番組なのに１時間もののドラマか映画でも見たかのような気分になりました。本気で良い話でした。
ともかく、見ている方が緊張する。張りつめた雰囲気を持って画面に集中してしまう。画面に溢れるピリピリした空気にさらされる。そんな感覚を受けました。
テンポとしては、佐藤竜雄監督が雑誌でおっしゃっていた「緩急のついた演出」のうちの「緩」の方に当たると思われますが。印象的には、全体的にまったりしていた今までに比べて厳しい感じで面白いものです。
ある意味、劇場版機動戦艦ナデシコの冒頭部分を始めて見た時の気分に近いのかも。話の雰囲気は全然違いますが（アレはテンポも激速）。
演出家の「うえだしげる」さんは「 円盤皇女ワるきゅーレ」の監督さんですが、まあ、いろいろな作品に参加されているベテランさんです。色々すぎて、調べてもまとまらない（笑）。ＳＦ作品では「宇宙海賊ミトの大冒険」でも１話を含めて担当されていますね。ステルヴィアでも１話を演出しています。監督さんの信頼厚い、と言った所でしょうか。今回は絵コンテもこなしていますが。ともかく「さすが」といった感じです。今回ので名前を胸に刻みました。
しかし、この緊張感というのは佐藤監督作品の持ち味なのでしょうか。ムリョウのような終始まったりした作品でも必ず挿入されますし。そして。どちらかというと馬鹿話が好きな私ですが、こういった話が好きなのは…一つは引き込まれること。もう一つは先にある物に対してある程度の信頼を持っているからでしょうか。その先にある物に対して期待が持てなかったら、見る意味はありませんからね。「良い意味で裏切る」という言葉がありますが、都合のいい言い訳として使ってはいけない言葉だと思いますから。
(2003.05.31)
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- ２００３年月６日４日（５日）放送
アバンで遂にグレートミッションです。2356年12月19日。
グレートミッションに絡めて。ＯＰ・ＥＤのＣＭに続いて、ドラマＣＤ「スペースオペラ〜きずな」のＣＭが入っています。縦書き字幕と共にモノローグが入って…本編かと思ってしまいましたよ（笑）。
というわけで、10話です。織原司令の所にオデッセイのデルトロ司令から通信が入ってます。体育祭絡みで軽口をたたいていますが…ミッション直前にこんな通信を入れてくるくらいですから、余程緊張しているのかもしれません。
直後に、後１分のカウントダウン。
一方地球。シェルターには地域の皆様が避難しています。千秋さんの緊張した顔が…。そして、ステルヴィアのシェルターの学生さん達も緊張。ビアンカの中で待機中の志麻ちゃんも…「来た…」。
バリアにセカンドウェーブが衝突。光の放出。空間が煌めいています。「きれい…」得てして、志麻ちゃんの言葉は、こういった時の素直な心証なのでしょう。その後起こることはともかくとして。
「全システム正常稼働中。衝撃吸収率100%。作戦、成功です」喜ぶ各地の人々。…まあ、一般の人がグレートウォールが正常稼働していることに喜ぶのは分かるけど、司令部が始まってすぐに「成功」とか言って握手したりしてるのって違うと思うけど。緊張感なさ過ぎ。
と思ったら、即座に問題発生。ステルヴィアは予備電源に。地球のスクリーンは砂嵐に。突破オブジェクト多数って事で。オーバビス隊、隕石の破壊に。小型の重力子でバリアの穴を補修。…バリアって電磁波みたいなものだから穴が空いても自然に回復するかと思ったら、そうじゃないのね。システムに負荷でもかかってフィードバックされるのか、ネットワークが寸断されると出力が十分でも再構成出来ないのか？。
ビッグ４も愚痴を言いつつも仕事してます。「でも腕の見せ所じゃない」などと軽口をたたく初佳嬢の心臓の強さもなかなかですが。
しかし、編成がどうなっているのかとかさっぱり分かりませんが、どう見てもバラバラに動いているように見えるのですが…でも、何機かで組んで動いているんでしょうねぇ。通信を聞いている限りでは、今ひとつ統一された物があるのかどうか分かりませんが。多分、小隊とか分隊とかの隊長機にあたる通信が聞こえないからでしょう（笑）。
大ちゃん、こんな時でもサーバーにアクセスして戦況を見ています。りんな「で、しーぽんは？」ライバルというより、ステルヴィアで一番始めに目を付けた自分の頼るべき存在、みたいな感じでしょうか。
緊張しすぎでレイラ先生に怒られ、バリアを展開するしーぽん。穴を埋めるだけではなく、隕石の衝突を防ぐのにも使えるのですね。で、すすっと来て隕石を撃ち落とす光太くん。操縦技能はやはり上なのですね。
０３０４機が操縦不能の上、隕石の衝突コース上に。通信を受けた時に近くにいたしーぽん、とっさにカバーに。レイラ先生は止めたのですが行動が速い。バリアを撃つものの相手の質量が大きすぎる上に展開する前に衝突してはじかれてしまって（レーザーを使わなかったのは大きすぎるから？近すぎたから？）。逆に片瀬機に激突。
シェルターの学友達が情報を得て混乱。かすっただけということで光太くんにエスコートされて帰還。ということで、り「私、しーぽん迎えに行ってくる」ア「私も」すぐに出て行けるのは、このシェルターの中の人間もミッションに対する関係者ということでしょうか。
さて。全体状況としてはＬ４、Ｌ５でジェネレーターの一部破損や月への隕石の落下はあるものの問題はないようで。月のオーバビスの半分を他へ。ステルヴィアの司令は地球圏の作戦全体の指揮権を持っているようです。
戻る二人。０３０４のパイロットが担架（ストレッチャー）で運ばれてきましたが…サムズアップで二人に笑いかけてます。でも、冴えない顔のしーぽん。
迅雷＆蓮先生が出迎えですが。不良学生集団も到着。抱きつくりんなちゃん。そして、アリサちゃんの前で泣き出す志麻ちゃん。「何もしないうちに戻って来ちゃって…」頭をなでてあげているアリサちゃんの株が視聴者の間で上がっているのではないでしょうか。「仲間のパイロットを救った上に無傷で帰ってきたんだ。胸を張れ」迅雷先生の言葉はもっともですよね。作戦は進行しているし、人命を救ったのだから問題ないと思うのですが。しーぽん、真面目だから。アリサ嬢の軽口に反論して蓮先生に頭をなでられている迅雷先生。二人の関係が何となく伺えます。
再び衝撃。司令、壁まで飛ばされてます。…グレートウォールから巨大な隕石が出現。まるで、別の空間から現れているようです。
なんでそんな物を見落としていたんだ、という意見を目にしたことがありますが、そもそもセカンドウェーブの隕石群を正確に観測すること自体が不可能だったのではないかと思われます。センサーの効くようなレベルのものではないでしょうから。しかし、秒単位で到達が予測出来るほどまとまっていたとしたら、セカンドウェーブの隕石群内部は相当密度が高かったのでしょうか？。
ということで。ＣＭあけてもレイラ先生といい、初佳嬢といい唖然としています。挙げ句に直径約100km。地球衝突コース。困ったことです。「到達可能な距離にいる全機を迎撃に当たらせろ」ということですが。レーザーも表面をひっかくばかりで全く効いているようには見えません。その上、バリアに開けた穴が大きすぎてバランスが崩れ、このままではグレートウォールが崩壊する危機とか。織原「まだ何か…まだ何か方法があるはずだ」モノローグでうなってます。この冷静さとあきらめの悪さが司令足る所でしょう。
教室で成り行きを見守っていた先生と不良生徒の一団。生徒はともかく、先生には役割は振られていなかったの？という疑問もありますが。やはり、プロが沢山いますから、予備要員ということなんですかねぇ。ジョジョ「それじゃ、僕達死んじゃうの？」子供にこんな事を言われたらどう思うか。迅雷先生の困った顔も頷けます。「あれなら…あれなら何とかなるかもしれない」光太くんの言葉の意味する所は、視聴者でも気付きますよね。
もちろん、司令も「アレ」には思い当たったようですが、ジェイムズ先生は難しいと考えている模様。そこへ学園から通信（つまり、学園は作戦指揮のブロックとは本来別の所にまとまっており、そこに配置されている先生たちは生徒のお守りがメイン、かつ格納庫は両者の中央…というのは３話で見た通りか…いや、ここは学園に登録してある携帯電話からの通信ということか…）。既に運用準備中（笑）。前回の拘束をはずしてます。無駄だったとか言っていますが…拘束してなかったら、さっきの衝撃で倒れていたかも（笑）。全身に人型を動かすための重力波ジェネレーターって…エネルギーシステムなのか、それとも駆動するんじゃなくて「動かす」のか？もしかして。
「操縦系は複座にして機能を分けました」って、さらりと言って実行しているヒュッター先生が凄いというか。もちろん、そういった運用が想定されていたんでしょうけど（でなかったら、いくら何でも無理だよ）、それでも時間に余裕がない時に、そういった中枢部分の変更をキッチリできるというのは賞賛すべき能力です。あと、ヤクザな試みをしている後輩や生徒に、勝算有りと見れば即賛成して行動するあたりも普段の感じを覆す物がありますなぁ。
むろん、パイロットは暇な光太くんと志麻ちゃん。「地球の命運を子供達に預けるというのかね」という司令の言葉はもっともです。能力的な信頼性もそうですし、なによりそれだけの大役に対する責任というものもありますし。志麻ちゃん一人だったら、その責任感だけで潰れてしまう所でしょう。それでも。迅雷先生の説得もあって司令も決断。「インフィニティ発進準備だ！」。
「インフィー専用ビーム砲だ」ヒュッター先生の言葉には、ビーム砲どうこうよりも先週アリサ嬢がつけた「インフィー」というあだ名を使っているというフランクな所が気になります（笑）。「わあっ、おっきい」確かに、全長と同じくらいの大きさですなぁ。コンテナの３番に入っているということですが。コンテナに超兵器と聞くとサンダーバード２号（兵器は入っていませんが）を思い出して、何となく良いですなぁ
鶴を貼り付けている志麻ちゃん。光「何？」志「お守り」光「へー。じゃ、いこっか」実に、ライトな会話です（笑）。
さて。正規のオペレーター達（このオペレーターの人数で、あの多くのオーバビスが組織だった作戦を遂行していただろうことが分かります。が、演出としてわかりにくすぎる気もしますが）の指示でリフトアップするインフィー。そして、ステルヴィア上面中央に立つインフィー。
空母などのごく普通の演出ですが…エヴァの発進シーンのエレベータの印象が強いので、そっちに気が行く人も多いかと。そして。トップをねらえのガンバスターの勇姿に重ねる人も多いようで。シチュエーションからすると私も思い出す（笑）。印象強いから（笑）。でも、あれ自身、まんまゲッターロボのリスペクトだけど、そういうことはパロディを語る人ほど言わないのよね。なぜ？。言っている人が若いから？。
さて、インフィー。細身。箱組の手足。マジで現在のロボットものの格好良さを全て否定しています。いや、本当に。一昔前のプラモデル的解釈のようです。その分、無理なく動きそうですけど、地上で運用したくない間接数に見えます。まあ、宇宙船みたいなものですから、そんな事は考えていないでしょうけど。
光太くん、バイザーを付けています…ケイティなどと同じ操縦システムでしょうか。志麻ちゃんはガンナーというかコ・パイというか。発進。立ったまま、ゆっくりと浮かび。いきなり加速して飛んでいきます。重力制御による動き故でしょう。「これが音山くんの見てる世界」…人の運転の車に乗ると、窓から見える景色が変わる…というやつでしょうか。志麻ちゃんの感じている宇宙の流れとは違うようです。
唖然とする初佳嬢。今回、最初の軽口とは裏腹に現実の大きさだけが彼女の前に現れるようで。実際、退避命令は出るわ、変なロボットは飛んでくるわ、現場は混乱でしょう。
志「ブラスター、インフィーに接続」よっぽど大きいエネルギー炉を体内に持っているようです。そして。飛ぶ姿は、いつのまにかビーム砲をお腹に抱えて戦闘機のようです。そして。撃つ。巨大なビームの前に隕石もバラバラ。「隕石の破壊に成功」司令部も一安心。志「やった」光「志麻ちゃん」複座だねぇ（笑）。
ビーム砲を捨てるインフィー。アレが飛んでいるだけで危ないと思うのは私だけ？。志「破片の処理、お願いします」近くで通信を受けて驚く初佳、レイラ機。
そして、インフィーはフィールドを展開。まるで後光の射す仏像のように巨大なフィールドを展開。コレオプテール…（＜昔ホビージャパンに連載された巡航追撃ブラスティーに出て来る可変戦闘機）。で、グレートウォールを修復。「インフィニティ、バリア展開完了」司令部も二安心。でも。中は３５℃突破とか。志「いくつか負荷が限界値を超えてる」光「あとは我慢比べか」セカンドウェーブの負荷と、インフィーのジェネレーターとの我慢比べですが。内部温度を聞いてしまっただけに、中で我慢大会開催中のイメージが（笑）。まあ、あんまりそれを考えるとヤバイネタになりそうなのでこの辺にして。
唐突に空間のゆがむ色が消え。空が赤く。…赤方偏移？。光のドップラー効果で空間を満たしている物質の波長が長くなっている？。
志「え？何？」光「光がとまった…」志「流れが止まってる」
司令部「セカンドウェーブ完全に通過。グレートミッション成功です」ここで成功だよな（笑）。
喜ぶみんな。光「終わったんだ。終わったんだよ、志麻ちゃん」レイラ「頑張ったな、片瀬」。ともかく、終わりです。人的にも全員無事。火星、金星圏も、ウルティマも無事という事で。とんでもなく成功です。アリサ「よかったね、りんな」やよい「よかったね、りんなちゃん」すぐにこういった言葉が出る当たり、二人とも気にかけていたのですね。りんなちゃんも泣きそうです。
初佳「あの子が世界を救ったのね…」感慨…ではなく、悔しさというか無力さというか、それこそ天才を感じているのかもしれません。ケント「あきれたね。今年の新人はとんでもないね」ナジー「私たちみんなが救ったのよ」まあ、ナジー嬢の言う通りでしょう。全ての作戦従事者が自分の役割を果たした上でのミッション成功。そういうことですから。
地上でも、人々がシェルターから出てきて。真人「何アレ？」海人「オーロラじゃないか？」電離層にいろいろあるようですねぇ。おまけに空が赤いのですから、そりゃあ見応えのある景色なんでしょうなぁ。
というわけで電話。千秋さんの肩をたたく海人さん。
１４時３０分セカンドウェーブ通過。人類は生き延びた。
一方インフィーのコクピットでは。コール音。電話の転送という事で、携帯を探す志麻ちゃん。光「こんな時によくそんな設定を（笑）」。
部屋の電話を転送しているのかとも思いましたが、よく考えたら。携帯がメインの電話になっているでしょうから。インフィーに転送してコールさせていたのですね、きっと（笑）。そりゃ、光太くんでなくとも呆れますわ（笑）。
さて、予告。志麻ちゃんとアリサちゃんですね。ビアンカも操縦系がダイレクトリンクシステム（ＤＮＳ）に変わるようです。そっちの方が難しいのかな？。簡単そうに感じるけど。演出的にはキャラクターを覚えてもらうまでは表情の隠れるＤＮＳを使いたくなかったというのもあるかと思いますが（笑）。
ここまでで、グレートミッションは終わりです。やよいちゃんと初佳嬢の因縁とかまだまだ伏線として残っているものは沢山ありますね。これからの展開が楽しみです。
そして。前回、光太くんからのメールの中身は。志麻ちゃんがこれまで家族としていた電話はどんなものだったのか？。そして、千秋さんは電話に出たのか（笑）。この辺は、この後描かれるのか、ドラマＣＤの方でフォローするのか（笑）。
しかし、盛り上がっているような、いないような。普通は作戦！ピンチ！出撃！大団円！と突き進むはずが、志麻ちゃんたち現場組を含めて学生視点からの描写が多くて割と客観的。出撃は光太くんが緩くて、おまけに志麻ちゃんも居たりしてほのぼの（笑）。割とスピード感もないので、淡々と。でも、確かに作戦の展開は燃えるものがある。視点が志麻ちゃんたちに行っているほど和んでしまうようですが（笑）。それでも、１回目に見た時には、お約束的作戦展開に涙しながら見ていましたし（笑）。なんだかんだ言っても、こういう話は好きなのです。
でも、もしかすると、このまったりした感じは生まれる前から「この日」が来る事が分かっていた人たちのある種の達観があるのかもしれません。いま、我々が感じる自然災害と違って、はっきりと日付が決まっていて、対策も多散られ、失敗したら死ぬ可能性がある事も知っている。その状態で日々生きてきた人たちの目を通して語られるこの物語は、地球の命運をかけた作戦であったものの。実際の当事者には戦争を行っているような殺伐とした緊張感でなく、スポーツ選手が練習の成果を見せているような…戦争映画を見ているのではなく、マラソンの試合を見ているような、そんな話だったのかもしれません。
ある意味、地震列島と呼ばれる日本に住んでいる我々も、似たようなものかもしれませんけどね。東海地震や東南海地震のようにいつ来てもおかしくないと言われている地震はいくつかありますが、その地域に住んでいる人が恐慌に陥っているわけではありませんしね（＜この例えは前提条件として明らかに違う部分が多いですが、まあ、地球にいる人たちはそんな感じが近いかなーとか）。
まあ、そうは言っても。
今回は、志麻ちゃんを中心として物語が進行するから、３０分の中では作戦がどういう感じで進行しているかは表面をなぞるしかなかったと思うけど。ゆえに、グレートミッションというものを考えると、あまりにわかりにくい部分があったかと。バリアのジェネレーター配置。オーバビスの配置。その運用。他の惑星圏との連携。いまひとつ分かりにくいものがあったかと。演出の方で完全に理解して、それを視聴者に伝えようとする意図が感じられれば良かったと思うけれど、残念ながらそういった作戦物に必要なマニアックな部分は伝わってこなくて、見せ方として普通のドラマになってしまったかと。まあ、時間制約を考えれば仕方がなかったかと思うけれど、短いカットの中にも作戦が行われている「それっぽい」雰囲気が伝わってこなかったというか。大規模作戦にしてはあまりにも静かだった通信なんかを工夫するだけでも大きく違ったと思うけど。司令部とか、あまりに情報が集まっていないように感じてしまったし。
…もしかすると、想定している視聴対象へのわかりやすさを優先しているのかもしれないけれど。少なくともステレオ音源をフル活用して二重三重の情報を詰め込む演出を今までしていた監督の作品としては弱い物を感じました。…はっ。まさか、文字情報だけで通信しているのか？。
実際の所、３０分にグレートミッションをおさめてしまった事とか、物語の中盤にも満たない所にそれが位置している事とかを考えても、これ自体は物語の通過点でしたなく、この後もっと面白くなるぞ、ということなのかもしれません。どちらかというと、１話や９話の方が物語の本筋だぞ、と言われているような気もしますが（笑）。
(2003.06.07)
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- ２００３年６月11日（12日）放送
さて、セカンドウェーブも過ぎ去り、しーぽんのドタバタ成長記（成長したのは能力ではなく、度胸？）から、今まで脇に徹してきたキャラクターたちの群像物っぽくなってきましたねぇ。雰囲気は暗めですけど、面白い感じです。
さて、アバンタイトルはウルティマから。全然関係なく、志麻ちゃんのモノローグが被ってますけど。「絶対に来ると分かっている厄災」からの解放により「始めて人がそれぞれの思惑で未来を見つめるきっかけ」とは。これって、社会全体的なグローバルなものもあれば、個人的な未来に対する想いみたいな小さい物まで、色々って事ですよね。フラクタクルな相似形？。ま、そんなことはともかくとして。これが、後半戦のテーマの一つなのでしょうか。
そして、ウルディマの画面に描かれる「COSMIC STRING」の文字。ヒモ理論ですか…また難しい話になりそうです。勉強しないと（笑）。
提供バックは憂いを秘めて窓の外を見つめるやよいちゃん…。心配〜。
さて、本編です。食事時、集まっている女の子達。「緑の方が綺麗だったなー」というりんなちゃんですが。赤って寂しいですかねぇ。「何が原因なのかしらね」とやよいちゃんが言っている所を見ると、科学的な説明はスタッフが考えていても、絶対なものではないのでしょうか？。その赤を「熱いハート」と言い切るピエールくん（笑）。誰もそのノリに付いていけないようですが。唯一の理解者はやよいちゃん？。「で、一体誰を口説いているの？」お嬢、突っ込みが厳しいです（笑）。動揺するピエールくん（＜格好付けていても、まだまだ修行が足りませんな）をからかうみんなですが。ジョジョは晶ちゃんが一人沈んでいるのに気付きます。…フラグ発生（笑）。りんなちゃんはどうするんだ、ジョジョ（笑）。
「何色なんだろう。この宇宙の向こう。見てみたいなぁ」志麻ちゃんの夢は変わらないようです。
さて。予告でも出ていたＤＬＳの話をしている初佳嬢、ナジー嬢。「今年の予科生は案外優秀かもしれない」とインフィの話を持ち出すナジーさんですが。バンっとロッカーを閉める初佳嬢。ちょっと他の人が活躍したからって、そんな態度を取るのは人として度量が狭いですなぁ。ナジー嬢も表情が読めないですが、彼女を危なく思って（心配して？）いることは確かなようで。
さて。実習です。さっきの二人はフォローにはいるようです。そして「少しくらいなら壊していいぞ」と過激なレイラ先生。システムチェックで整備入りだからって…事故るとフレームゆがんだりしないのかなぁ。
で、ＤＬＳですが、直接映像が送り込まれると言っても、目で見ているのとは異なるようで。その情報を的確に取り込めるかどうかが鍵なのでしょうか。ＴＶの画面では、前のモニターのものとそう大差ないようにしか感じられませんが。大ちゃんもジョジョもアリサちゃんも適応出来なかったようで。大半がそうなのか、レイラ先生も笑っています。りんなちゃんは…「すっごーい！気持ち悪ーい！面白ーい！」…基本的に、遊園地感覚だな、この子は（笑）。宇宙の無重力活動に適応しているから、三半規管の感覚は他の人よりフレキシブルなのかなぁ？。お嬢も、的確に操縦しているものの、少し辛そうです。
そんな中、失敗して飛んでく女生徒。初回のしーポンみたいですな。これを２機で受け止める（重力制御？）ビッグ４の二人。…受け止めるのにああいうアクロバティックな操縦が必要なんでしょうか（笑）。ところで、初佳嬢がＤＬＳは「あらゆる情報のビジュアライズ」と言っていますが。脳に伝えられた情報を、視覚として再現するのにコツがあるのでしょうか。また、見ている世界は人それぞれに違うと言いますが（実際、色弱の人と話をしていたりして思ったことがあります）…ナジーさんの視覚化、他の人の一昔のゲームみたいな必要最小限の画面に比べて、やけに格好いいんですが…自分の脳内で演出しているんでしょうか？。
で、主役たるしーぽんはバッチリ。「え？何？この感覚って」「音山くん？」インフィに載っていた時のことを思い出して照れてます（笑）。青春だなぁ。
そのデータを見ている初佳嬢…暗い…。
保健室〜蓮先生の前でなぐさめられるアリサちゃん…その後ろにもずらって人が並んでます。パイロットスーツを脱ぐ前に駆け込んだ娘もいるようで。先生にとっては毎年のことなのか、軽くなぐさめてます。
でも、その奥のベッドの中の重症者。晶ちゃんは泣いてます。気持ち悪くて…というようではないようですから、悔しいんですかねぇ。登場当初は優等生的な雰囲気でしたから。それを隣のベッドで見ているジョジョ。またもやフラグ発生（笑）。ところで、普通はベッドとベッドの間って仕切が無いかねぇ。病院じゃなくて保健室だから、無かったっけなぁ（昔のことなので思い出せない…）。
再びナジー＆初佳。やよいちゃんが来て、ナジーさんは去りますが。初「見事なものね、片瀬さん。あなたがアドバイスを？」や「いいえ」初「そう」。なんか、初佳嬢、感じ悪いです。やよいちゃんも、どうも下出に出過ぎているような気がしますが（いじめっ子に挨拶しているみたいだ）、初佳嬢も会話が冷たいというか。
しかし、彼女も本当の天才が他にいるということに気付いていない当たりがある意味、外から見ていると間抜けというか…。
さて。教官室。しーぽんのランクが本科も合わせて１０位以内ということですが。光太くんは今回もＣクラス。限界に挑むとか、そういう生き方をする気はないようです。
で、大ちゃんとピエールくんの部屋。大ちゃんは未だに気持ち悪いようでゴロゴロ転がっています。やはり、乗り物酔いのようなものですかねぇ。いつまでも尾を引くという。それに対してピエールくんは問題なかったようで。余裕の感じ。でも、大言壮語はいつものことなので、嫌味に聞こえないのが彼の良い所か（笑）。
ジョジョと光太くんの部屋。こちらも、ジョジョが負け組で光太くんは…こないだインフィを問題なく飛ばしていたことからしても、大丈夫。「コツとかあるのか？もしあるんなら教えてくれ」というのは正直な所か。でも、スポーツとかって出来る人と出来ない人の差は理屈じゃないのよねー、得てして。
カレンダーを数えるりんなちゃん。飲み物（コーヒー？）持ってくるしーぽん。りんなちゃん、ウルティマへ帰るようで。やはり、転入とかいうのは建前で、避難が第一だったのですね。アリサ「この際キッチリ転校しちゃえばいいじゃん」ってみんな思うよね。学校有るんだし、それに付いていけるだけの実力はあるんだし。両親に会いたいかな？とも思いますが。「サードウェーブとか来ないかな…」「今月いっぱいか…」などと言っている所をみると、友達と別れる方が寂しいようです。
夜。ベンチに座っている晶ちゃん。通りかかるジョジョ。フラグが２つ立ったから、イベントシーンです（＜アドベンチャーゲームじゃないって）。「ＤＬＳ。あれって頭使わない方がいいぞ。感覚に身を任せるのだ……って光太が言ってた」…まさか、晶ちゃんにアドバイスするために光太くんに話を聞いていたのでしょうか。優しいぞ、ジョジョ。「みんな凄いよね」同期の志麻ちゃんややよいちゃんに置いて行かれていると思っている晶ちゃん。始めての挫折なのでしょうか？やはり、宇宙学園っていうのはエリートの集団なのでしょうか。「上ばっかり見ていると首、疲れないか？」前を見れば楽になるとアドバイスするジョジョ。照れ隠しに騒いでますが。想いは伝わったようです。さて、この二人、この後へ続くのかなぁ？。
そして、窓の人を見るお嬢。何を思うのか…。提供カットにも使われていたし…胸騒ぎがする…。
そして、暗い部屋の中、一人カップに口を付ける初佳嬢。…この人こそ、何を考えているのやら…。
さて、後半は教室のしーぽんから。光太くんがやって来て、なんとなくいい雰囲気（笑）。インフィの時の光太くんの操縦ビジョンに似ていたとか、そんな話をしつつ、光太くんのランクについて聞きますが。「昨日はアレが精一杯。インフィの時も精一杯」さて、彼は意識して押さえているのか、必要がない限り本気を出す気がないのか、それとも出せないのか？。普段がアレですから、読めませんねぇ。
まあ、彼も同じ監督作品「学園戦記ムリョウ」のムリョウくんみたいに意識しないタイプなのかもしれませんが。
で、それを後ろで見ている本科生の女の子が三人。その後、アリサちゃん（買い出しはいいとして、物をくわえたまま歩くかね、この娘は…）がすれ違いますが。しーぽんの事を話題にしていてちょっと気になります。まさか、下級生いじめ！。成績良くて男の子とへらへらしていたとかでいじめの対象か？よくあるパターンか？。
トレーニングするビッグ４。またまた、しーぽんが天才という話になっています。しかも飛び級の話…初佳嬢も予科から飛び級だったのですか…では彼女も天才なのでは？。ただ、努力の過程が違うだけで。しかし、ピリピリしっぱなし。しかも、ロッカールームにさっきの三人が入ってきて…天才がいいなー、などとお気楽な話をしていたので、またロッカーをバーンとやって切れてます。おまけに嫌味を言ってます。結局、三人はしーぽんに興味があっただけで、その程度のことでいじめようなどと思わない普通の生徒さんだったようで。ヤバイのは、たかが成績ごときでヒステリーを起こしている初佳嬢の方…。
初佳「天才などこの世には存在しない」だから何？。自分がトップでないと気が済まないの？。
「ステルヴィアにやってきたあなた。何を求めて。何を目指して。本当のあなたは、今、どこに？」ナジーさん、心配になったのか、自分を取り戻すようになだめていますが。初佳嬢を見た限りでは、想いは全然伝わっていないようです…。
歩く初佳嬢の後ろには、ビアンカの整備状況が…。
さて。しーぽんたち女の子一団。ビッグ４の初佳嬢に呼び出しを食らったということで。アリサは志麻ちゃんが認められたと大喜び。高ピーな初佳を演出していますが、りんなちゃんは初佳嬢を、もうちょっといい人だと思っているようです。逆に、やよいちゃんは浮かない顔で心配しています。当の本人は…「楽しみだな」って事で。やはり、初佳嬢は憧れの人なんですかねぇ。
ベンチに座る光太くん。やってくるリチャード先生。意識して追跡しているようです（笑）。「何、君の見ているものにちょっと興味があったものでねぇ」ま、まさか、しーぽんに対抗意識を…（笑）。しかし、かなり肩入れしているようですね。
公園のような所を歩く志麻ちゃんと初佳嬢。志麻ちゃんは緊張。初佳嬢は…口調は普通なのですが、表情恐いよ。どうして宇宙を？という問いを投げかけますが。「普通に星を見たかったんです。見上げるんじゃなく、こんな風に」いつもの答えです。公園のバックに宇宙が見えるあたりがステルヴィアです。語る志麻ちゃん。上手くなりたいと。楽しいと。その笑顔に昔のやよいちゃんを重ねる初佳。「宇宙は楽しむものじゃないのよ」…自分がパイロットの訓練が辛いからって、楽しんでやっている人間に辛さを強要したいのでしょうか、この人は。自分以外の人が楽しんでいるのが許せないのでしょうか。そりゃあ、仕事をさぼっているとか言うならともかく。学校の勉強が楽しいという人を否定しなければいけないほど彼女は偉いのでしょうか？。何様？。さっき、「同じ学生」とか言っていたのは、自分より下の人間と思っている人に対する余裕？。さすがにビッグ４などと奉られていると違いますな。
まあ、好意的に解釈すれば、飛び級で年上の人間達に囲まれて、その中でも自分のプライドを満足し、ビッグ４の他のメンバーに後れを取らないためにも気丈に頑張ってきたのでしょうが。それすらも、やよいちゃんとの事故の後のはずです。…彼女は一体…。
あまりにも心配で部屋を訪ねるやよいちゃん。アリサちゃんから、自主連に出たと聞いて血相を変えます。彼女自身が晶ちゃんの時（３話）で見せたように心配性の所もあるのでしょうが。それにしても、何か思う所があるようです。
で、格納庫に来ますが…先ほどの掲示板にあったように、ビアンカは整備中。飛べません。もう、泣きそうです。そこにたまたま居合わせた光太くん。「お願い、しーぽんの所に行って。潰されちゃう。初佳…町田初佳に！。あの人はそういう人なの！」必死な叫びに、はっとする光太くん。
しかし、今までやよいちゃんの初佳に対する態度の硬さは、事故にあったのではなく潰されたという想いが強くあったためなのですね。りんなちゃんの事故の時の初佳嬢のつぶやきに対して反応していたのも伺えます。しかし、あの時の様子から、初佳嬢は故意に事故を起こしたのではないのではないかと思っていたのですが…さて…。
練習はライトニング・ジョウスト。初佳嬢、ガンガン突きまくっています。はっきり言って、重力波で飛ばそうとしているというより、格下の相手に対して故意にどつきまくっているようにしか見えません。素人を剣道場に呼び出して「稽古つけたる」とか言ってどつき回して怪我させる悪役剣道部員みたいです。
しーぽんは「すごい」とか言って、全然気にしてませんが。あれだけ首が振れたら、ムチウチ確実だよ、普通。
心配するお嬢…。自分に重ねるのか。しーぽんがかわいいのか。
初佳嬢。「普通に星を見たかったんです」というしーぽんと「自分の可能性を見てみたいの」という昔のお嬢を重ねてしまい。また、どつく！。…自分のした過去は、そんなことをしても消せませんぜ、旦那。
「やめて、しーぽんは…お願い！」やよいちゃん、しーぽんは何なんですか。その辺を是非！。
トラブル発生。重力発生機構？。緊急停止するしーぽん。しかし…そのまま突っ込んでくる初佳！。もしかして、機関周りの故障だと、対衝撃性能（緩衝機構）も落ちて、本当に衝撃がそのままパイロットに伝わってしまうのではないのですか？。ヤバいです！。
「うまくなりたい。自分を高めたいの」そう言ってほほえむ志麻ちゃんと昔のお嬢を重ねる初佳。切れた？。もはや、一人やるも二人やるも同じなのか？。修羅の道を選んだからには走りきるつもりなのか？。ＤＬＳのおかげで表情が見えないのが救いかも。もし、見えていたら、狂気に駆られているのか、それとも冷徹な殺し屋の顔なのか…。
「最低だよ、先輩！」狭いジョウストのフィールド内で停止する志麻機を猛スピードで追い越し、初佳のケイティの周りを回りながら乱打を浴びせる光太！。一瞬でケイティがボロボロに壊されていきます。その衝撃に放心する初佳…。
自分のライバルを蹴落とそうとしていたら、全然レベルの違う人が現れて一瞬で切り伏せられてしまったような。結局、どんな汚い手を使っても自分より上の人間はいくらでもいるということに気付いたのか…井の中の蛙ということに…。自らしてしまった過ちの大きさに後悔しているというよりも、力の差に敗北感を感じている…自分のこれまでの努力が意味のない物だったと知ってしまったような…そんな感じの放心に思えます。試合に負けただけで無に帰すような努力を辛いのを我慢してやっていたとしたら、確かにそんなものかもしれません…。自分を高めるのではなく、他人と比べるためだけの努力なら…。
光太くんも、毎度こういう感じで活躍してヒーローになっていたら、番組も違った物になっていたでしょうねぇ。
インフィの前。ジェイムズ主任教授と織原学園長。「ご覧になりましたか」って、やっぱり練習中の各機の挙動ってトレースされているんですかねぇ。それとも、機体についているであろう飛行記録のレコーダーからデータを取ったのか。どちらにしろ、今回の一見が全て学園側の知る所となった…ということですね。でも、そこには触れずに。
「音山光太こそ宇宙に選ばれた子ですよ」これこそ肩入れというものですな。織原「また、アレに乗ってもらう時が来るかもしれません。ウルティマから言ってきましたよ。例の飛行物体が頻繁に現れるようになったらしい」…こないだ迅雷先生たちはＧＭ反対派ではないかと推測していましたが、宇宙船じゃなくて飛行物体なあたりが怪しい…。
そして、その場を立ち去るヒュッター先生…盗み聞き？。彼の立場は…？。
そして新ＥＤ。宇宙に合わせてバックが赤くなりました（笑）。曲調はちょっと暗い感じになりましたね。感じ的に、聞き込むほどに味が出るタイプですね。最初は、あれっ？て感じで、すーっと聞き流してしまいましたが。キャストを見ながら何回か聞いていたら、気に入りました（笑）。
予告。遂に今回は。りんなちゃんとお嬢です。この二人のコンビ、なかなか面白いですね。無邪気なりんなちゃんと、無意識に毒を吐けるお嬢（笑）。それはともかく。サンタお嬢です、来週は。メガネ演出！。ヒーローに欠かせない「髭をむしり取る」登場シーン！。対する相手は…初佳！。因縁は晴れるのか？。真実は？。見逃せない展開です。そして、会話からして、町田初佳が故意にしーぽんを殺ろうとしていたことは確かなようです。「町田初佳だから…かな？」彼女の存在意義自体がそういう性格なのか！。子供には理解出来ないのか（笑）。りんなちゃんのお別れ会とクリスマスパーティーだ！。そして…しーぽんと光太くんのキスシーン！。来週は一体どうなっちゃうんだ！。初佳ＶＳお嬢の過去が明かされるとしたら絶対に見逃せないぞ！って書こうと思ったのに最後のせいで見所がずれちゃったぞ！。…まったねー。
ラストは部屋で一人たたずむ初佳嬢のカット…最初のお嬢のカットと対照的です…。
さて…途中でかなり書いてしまったので、ここで何を書けばいいのやら。
とりあえず、傷心の晶ちゃんはジョジョに任せておけばいいとして。
やはり問題は町田初佳嬢に絞られるのでしょう。でも、今回の件は既に書いてきたように、彼女の目指す道筋故の故意の出来事だとすると、もう、どうしようもないんですよね。彼女をそこまで追い込んだ狂気については、やよいちゃんとの過去の事故の件が密接に絡んでいると思われるので、予想しようにも現時点では、まだ決め手に欠けますし。本当に、過去に何があったのか。早く知りたいと思うと同時に、見るのが恐ろしい気もします。
でもって、今回、見ていて心配性のやよいちゃんがかわいそうに感じられるのは私だけでしょうか。初佳のためにしーぽんが心配で…しーぽんよりやよいちゃんの方が痛々しいよ。過去のフラッシュバックとかもあるだろうし。…初佳嬢のアレも事故のフラッシュバックなのか？。そんなことより、やよいちゃん。年上のお姉さん的な表現が多かったですが。これまでも、端々で「妙にかわいい」演出がされていましたよね。少し前までは、しーポンみたいなタイプだったのでしょう。でもって更にお嬢様で。それが、今のお姉さん的になったのは…事故のおかげで成長したんでしょうね、精神的に。その間、とてつもないドラマがあったのでしょうが…。
しかし、この作品。ＳＦにしていますが、ドラマ部分は僕らの知っている学校…それも少し前の受験戦争と騒がれた団塊の世代ジュニアによる学校生活のイメージと非常にダブる所があります。今は少子化とかゆとりの教育とか言われていますが。少し前の「子供が溢れている時代」、高度経済成長期からバブルに連なる「上を目指し続ける」教育がなされていた頃。あの頃の学校内の張りつめた空気を思い出します（張りつめていたのはテスト前だけですが（笑））。
ここでしーぽんを集団でいじめたりする話になれば太古から続く少女漫画の黄金パターンと見ることも出来ますが。順位で…というあたりから。この考え方自体が、自分の過ごしてきた学校生活から導かれたものであり、他の経験を持つ人はそちらに重ねるものなのかもしれませんが。
高校とか大学とかに進学すると、他の地域から来た人間に出会って、その優秀さに驚く。勉強にしろ、スポーツにしろ。そういった経験がないでしょうか。努力しても、この人たちにはかなわないなぁ、という経験は？。町田初佳の取り憑かれた狂気が理解出来ないわけではないような気がします。ただ、だからといって自分を高めるのではなく、他人を蹴落とす方向で動くのはねぇ…。
まあ、セカンドウェーブが気がゆるんだのか、１０話かけて育ったキャラクター達がドラマを展開し始めたような感じです。ホント、これからの展開が楽しみですね。そして、来週、物語がどう転がるのかも…。
演出的にも、ＤＬＳのバイザーのおかげで「目を使わずに表情を出す演出」を強いられて、その分カメラアングルとか凝ってくれればいい感じになるだろうしなぁ。実際、今回の戦闘シーンを見ていると、その辺工夫している様が分かりますしね。
過去の作品と比べると……目しか見えなくなる「装甲騎兵ボトムズ」のヘルメットと（ゴーグルを付けてロングに引くと何も見えないけど）、バイザーで目だけを隠したステルヴィア。とかいう感じですかねぇ。ガンダムのシャアとかも目が見えないけど、一人だけだからねぇ。
(2003.06.14)
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- ２００３年６月18日（19日）放送
世間では、先週の予告以来お祭り騒ぎでしたが、本放送にて更に被害は拡大している模様。世の中、もっと過激な描写に対してはそれほど反応がないのに…こういう少女漫画的なまっすぐなストーリー展開には慣れていないのでしょうか？。
さて、クリスマスアバン。りんなちゃんとアリサ嬢の2356年型のクリスマスソング。…現在のものとはちいっと違う所がミソでしょうか。「遊びに来てよ、ウルティマ〜」というりんなちゃんの部分が、今後の伏線？（笑）。
クリスマスのアバンタイトルがいつものナレーターと違う所って…ナデシコといっしょね（笑）。あの作品のクリスマスパーティも悲惨を極めたけど今回は…？。
提供バックは、投げキッスの蓮先生。さて、本編は…。
パーティ準備から始まる本編。部屋の中には写真べたべたの飾り付け。いつもの？それともパーティー向け？。アリサ＆りんなの他に大ちゃん、ピエール、晶、光太の面々がいますが。りんなちゃんの「みんな恋人はいないの？」攻撃にたじたじ。まあ、純粋に好奇心から聞いているようですが…辛いわなぁ（笑…えない）。そんな中、光太くんは初佳嬢を倒したことにより一躍人気者らしいですが。看護科の娘が来たとか。でも、光太くんはからかわれつつキッチンにひっこんでいる志麻ちゃん（お嬢もそっち）を意識…。でも、そこは二人とも沈んでますし。
ところで、宇宙学校で看護科ってあたりが面白いけど、宇宙時代に対応した知識が医療現場にも必要なんでしょうなぁ。卒業後に宇宙関係を選べる人は少ないような気もしますが。
「気にすること無いよ」「初めてじゃないの」落ち込むしーぽんに初佳嬢のことを説明するやよいちゃん。でも、同じくらい心を痛めているようです。「最初はただの事故だと思っていた」が「わざとやったに違いない」になり、そんな自分がイヤになっていたのに…「当たりだったみたい」。まあ、他人に恋に悪さをされるというのは、精神的にも辛いものです。志麻ちゃんもやよいちゃんを気遣っていますが「私は大丈夫。もう２年前のことだもん」と明るく…でも、想いも切れないのか、カボチャも切れません。
しかし、ここ、お嬢が怒りのあまりにカボチャを両断するのかと思いましたが（カボチャは男でも切るの大変）…そんなに強い娘ではなかったようです。精神的に…。しーぽんが手を貸して切るのかとも思いましたが。そういう展開でもないようです。
サンタの格好で入ってきて晶ちゃんに怒られるジョジョ。これが伏線になろうとは…。
講義室に人は無く。職員室でも蓮先生が仕事をするのみ。迅雷先生とレイラ先生も残っていますが。ウルティマには飛行物体。爆発宙域には異常事態（先週の「ひも」ね）。セカンドウェーブも終わらない宇宙の驚異の一環でしかないようです。しかし、これで話が「ＵＦＯ（邦題：謎の円盤ＵＦＯ）」みたいになったら驚きですが。インフィがあるので、細かくリアルな話には向かないでしょうねぇ。
でもって、蓮先生に「久しぶりに３人で飲みに行かないか」とグループ交際でアタックをかける迅雷先生…見事玉砕です。別れた後に新しい男。やはり、別れた直後を狙わないとダメですね。というか、はっきり言わないのか、迅雷先生。てっきり二人は出来ているかと思っていたのに。固まる迅雷先生を置いて、「それでは皆様素敵な夜を」投げキッスで去る蓮先生。提供カットはここですか。しかし、情けないものの妙に応援したくなる一コマです。蓮先生の本心が読めませんが。迅雷先生には頑張って欲しい所です。
しかし、この３人の過去からの関係を早く知りたい物ですな。
退学と聞いて主任教授のリチャード先生の所へねじ込みに来たケントくん。逆に、下手すれば人死にが出たかもしれない事故だとしたら軽すぎると思うけど…傷害事件になっていたら刑事事件でもおかしくないし。しかし、「藤沢やよいを故意に負傷させた疑い」に続いてということで。「藤沢…そうか！」あのー、処分関係の情報を単なる一生徒（というより加害者側の人間）に流して、しかも関係者の名前を公表して情報操作されたらどうするんですか、教授。っていうか、もしやソレを狙っているのか？。
りんなちゃんの両親。お母さんは金髪ですね。ナターシャという名前からしてロシア系？。とすると、りんなちゃん、日系とのハーフですね。この時代に、国と民族がどのくらい別れているのか分かりませんが。
さて、５時間遅れのウルティマからの通信に返信するということで、りんなちゃんとその一味が勢揃い。まあ、いい友達が沢山いることをアピールするのは良いことですね。もう、帰るにしても。
やよいちゃん、飲み物の受け取りに。「僕が持つに決まってるじゃん」と張り切るピエールを飾り付けに縛るアリサ嬢の非情なこと。光太「僕が行くよ」ピエール「うらやましい…」ああ、頑張れ、ピエールくん。しかし、飾り付けは光太くんもやっていたはずだが…アリサ嬢に何か意図が？それとも単にノリか？（笑）。
回想シーン。☆を買い占めろるナジー嬢。売り切れでツリーだけを運び途方に暮れるアリサちゃんを救ったのは…笙人先輩（笑）。「似たものでよければ、私の部屋にいくつかある」ということで、みんなでぞろぞろ受け取りに。みんなでビッグ４が変な人だと噂してますが（ケントくんの趣味は廃屋巡りとか…）。突然「私が行くよ、笙人先輩のとこ」と志麻ちゃんが駆けだしていきます。…まだ初佳嬢のこと気にしてるのねー。でも、友達は誰も気付いてくれない（笑）
手渡されたのは星形の手裏剣。固まる志麻ちゃん。「色はそちらで塗ってくれ」ってことはくれるんですか。「一つだけでいいのか？」「はい」「……そうか」その間は何ですか！笙人先輩。もしかして、沢山用意してあってみんなを喜ばせたかったのか？。なんだったら、クリスマスパーティーにお呼ばれされたい気も少しあったのか？教えてくれ、笙人先輩！。それはともかく。志麻ちゃんの目的は初佳嬢のその後。志麻ちゃんを気遣う笙人先輩が好感度アップ。まあ、アストロボールのチームメイトでもありますしねぇ。でも「退学になるらしい」ってズバリだよ。っていうか、情報漏れすぎ。
そのころ初佳嬢は…。
で後半。飲み物を受け取ってきたやよいちゃんと光太くん…結構大荷物ですが、やよいちゃん一人で全て持ってくるつもりだったんかい（笑）。光「今年はレッドクリスマスだ」や「これはこれで」って、いつになく何気ない会話が続く中、さっきしーぽんが落ち込んでいたことを気にしている光太くん。「力になってあげてくれる！」二人の仲はある程度分かっていて言っているんでしょうねぇ。彼が一番適任だと。
そこに現れるケント・オースチン。「ちょっといいかな」「町田くんのことだ」。
一人帰る光太くん。一人でも何とかなるのか。そして。知り合いにあったというやよいちゃんを心配（笑）するピエール。「男か？女か？」「男」「いかん！」飛び出すピエールくん。今日はクリスマスイブだ。そりゃあ、いかんだろうなぁ、普通（笑）。そこで飛び出していけるピエールくんに一票。
で、気が付く光太くん。しーぽんいない。りんなちゃんによると図書館帰りに２時間もかかったことがあるとかいうことで、迷った説に落ち着いていますが。「探してくる」面子の中で一人彼女の落ち込みに気付き、更にやよいちゃんから意味深なことを言われている光太くんだけが飛び出します。でも、みんなのんき（笑）。
一方のケント＆やよい嬢。初佳嬢が２つ下で背伸びしていたといいながら。２年前の事故を「彼女のせいってホント？」「率直ですね」そりゃあ、普通聞かないよな。誰だって言いたくないことなんだから。それだけケント・オースチンに焦りがあるって事ですが。多分。そこで、ズバリ用件を。２回目でなければ情状酌量の余地があると。つまり「お前が証言すれば彼女は助かるんだよ」という脅し文句を優しく言ってます。もしくは「お前が証言すれば彼女は退学だけど、まさかそんなことは言わねぇだろうなぁ、あぁ？」と優しく言っています。彼はインテリヤクザです。多分（笑）。もちろん、やよいちゃんも気付いていますから「私の証言次第」と。でも、こういう風に揺さぶりをかけられたらねぇ。自分を事故に追いつめた張本人とはいえ、元クラスメートの人生を自分が壊すとなれば。「許せるわけ…ないじゃないですか」そう言いつつも、気分は落ち込んでいきますよね。
正にケント・オースチンの思う壺（笑）。
一方、もう一組。「わからないよ」インフィの中で悩む志麻ちゃん。そこに居るのは、他の人が来ないというだけでなく…そこが幸せな記憶がある場所だからなのでしょうか（笑）。「無期謹慎だって」初佳嬢の現状、笙人先輩からあの後も情報をもらってたんですね。こういうのって、逆に「決定事項」なら懲罰も兼ねて全校生徒に公表されないのかねぇ。「こわくて」「どうしてあんなことしたのか分からなくて」「他の人も嫌ってる？」心情を吐露する志麻ちゃん。お嬢には話せなかったようですが（みんないたからねぇ、あそこには。それに彼女も被害者だからあんまりその辺の話を突っ込みたくなかっただろうし）、光太くんには話せるようです。確かに「出る杭は打たれる」というもので、今までそういう話がなかったのが不思議なくらいです。エリートの集まり故、というのもあるのでしょうが、逆に現実ではエリート集団ほど「町田初佳型」の話をよく聞きますが…。ちょうどしーぽんの属していたグループが適度なエリートだったというのもあるんでしょうが（晶ちゃんは、少しその辺不安ですが）。
「じゃあ行こう、一緒に」手を差し伸べる光太くん。この優しさがね（笑）。
初佳嬢の部屋。ベルの音に「ケント？」と来たことからして、彼も相当通い詰めてますね。でも、彼女の方は全然心を開いていないようで。まあ、彼女自身が懲罰を受け入れているって事なんでしょうが。
志麻「こんにちは」光太「ドア、不用心ですね」ずかずか入ってきてソレはないと思うが…光太くん。訳を聞く志麻ちゃん。「思ったより意地が悪いのね」と切り返す初佳嬢。ケント・やよい会談と対応していますが、加害者に問うているのか被害者に問うているのかという差が内容を全然違うものにしています。「答えるべきでしょ」割りと容赦ない光太くん。暗い部屋で目だけ光らせている初佳嬢が凶悪な描かれ方です。そして。「私に近づいてきた」志麻を「蹴落としただけ」と。「やよいの時もそう。事故じゃなく事件」と。スパッとしゃべっていますが。もしかしてケントくんは同様の問いをして同様の答えをもらっているのかもしれません。その上でのやよいちゃんとの接触だったのかも（考えすぎ？）。
それはともかく。「負けられないじゃない」「私は町田初佳だから」彼女がどんな過去を送ってきたのかは分かりませんが、子供の頃からの積み重ねによる台詞なんでしょうね。あんまり気分のいい話ではありませんが、人は良きにしろ悪きにしろ自分の人生にプライドを持っているでしょうから、何となく分かる台詞です。ただ、そのプライドがああいう形で出てしまうのではねぇ。
そして、どちらかというと光太に八つ当たり。負けて、自分のプライドがちっぽけな物だったと思い知らされたと。「人の何倍も練習して。しがみついて。みっともないわ」まあ、これまでの描写を見ていれば、確かに、ねぇ。努力することはよいことではあるものの。
言うべき事を言った初佳。「あの。ありがとうございました。あの。正直に話してくれて」それでも礼を忘れないしーぽん。しかし、彼女の優等生ぶりが、初佳嬢には更に辛いかもしれません。実力はともかくとして、彼女は余裕のない態度を取ることが多かったですからね、これまでの描写として。こういう所の差も、彼女には敏感に感じられるでしょうから。それが分からないといった感じではないですしね。ただ、ヒステリーは押さえられない人のようですが。
さて、カメラはパーティー会場に。でも、しーぽんと光太くんがいないのに今頃気付くって…普通、乾杯の時だろ（笑）。「デート」という大ちゃんを引きつって訂正してみせるピエールくん。もしかして、光太くんに先を越されたのが認められない？（笑）。で、彼はお嬢がいないのに気付き。ジョジョはサンタ服が無くなったのに気付くと。
ここで少し整理すると。ピエールくんは、とりあえずやよいちゃんの保護には成功しているんだよね。で、パーティー開始時にいなかったのは志麻＆光太だけだったと。でも、彼女の落ち込みにもう少し気付いてあげられれば、いなくなったのに気付いたかもしれないのにねぇ。これは、彼の計画から行くと大失点であり、その辺を要領よくやってのけた光太くんとは差が付いたというか（笑）。一つには、やよいちゃんが一枚上手であるというのもあるわけだけれど。それでも、普段浮き世を流していそうなピエールくんが意外に純情一直線な感じということがわかりますねぇ。
で、この時点でピエールくんが余り心配していないということは、ケントくんと彼は会っていない可能性が高いと。もし会っていれば「あのケント・オースチンがやよいちゃんにちょっかい出していた」ということが気になって、また飛び出していったでしょうから（笑）。
しかし、みんな、りんなちゃんのお別れパーティーも兼ねているのだから、ちゃんと出席してやれよ（泣）。
「メリ〜クリスマ〜ス」初佳部屋に入ってくる眼鏡サンタ。本科生は一人部屋なんですかねぇ。「やよいなの？」割りとすぐ分かりますね。髭と帽子を取るお嬢。わざわざ髭まで付けてこなくても…。でもって、あんまり、このユーモアも場を和ませることは出来なかったようですが。それ以上に、彼女の照れ隠しもあったのかな？。
「教えて。２年前のあの時、あなたは私を助けようとした…」りんなちゃんの時と同じく、操作不能になって何かに突っ込もうとしていたんですね。そして、後ろから彼女のビアンカを追いかけてきた機影。ここで、ちょっと緊張がゆるんだようなやよいちゃんの顔。りんなちゃんの事故を見ていた時の初佳嬢のつぶやきに対する反応は、この時のことを思い出したからなのでしょうか。
ところで、事故の時にはＤＬＳを付けていないから、やよいちゃんもＤＬＳは初めてだったんですかね。なのに、あなたがアドバイスを？みたいなことを聞いていた初佳嬢は意外と…馬鹿？。
「あの子は助けてみせた……なのに私は助けられなかった。あの子に出来ることが私には出来ない。ジョウスト。グレートミッション。あの子の方が上だって分かってたのに」「価値がなかった。私に、あなたを蹴落とすだけの価値が！」結局、お嬢を蹴落とそうとしたのは本当なんだろうけど。大事故で彼女が学園を去る羽目になったのは全く似計算外であり、助けようとしたのも本当だったのですね。でも、そのことが彼女に大きな十字架を背負わせた。お嬢を退学に追い込んでまで得たトップの地位を守らなければならなくなった。プライドというよりも意地ですね。でもって、その後ろめたい過去がヒステリーの大きな原因なのでしょうか。
「私を攻撃しようと思ったのはあなた」「でも、助けようと思ったのもあなた」「あなたを許せないのは私」「でも、許したいと思っているのも私」お嬢の胸の内、誰もが何となく分かると思います。特に、事故後２年が過ぎ、新しい人生を歩んでいる今となっては、過去のしがらみから逃れたいと思う気持ちも強くなっているでしょうし…。
そして、静かに泣く二人。
しかし、やよいちゃんの決め台詞は詩的ですね。いつかのレイラ先生に語った内容もそうでしたが。頭が良いためか、何かと優しさの中に鋭い発言が目立ったりするお嬢ですが、わりと夢見る乙女、的な部分が大きいのかもしれません。事故さえなければ、しーぽんと変わらないタイプだったのかも。
またまたインフィのとこの二人。…だからりんなちゃんのお別れパーティーは…。負けた時凄く悔しかったから、初佳嬢の気持ちが分かるというしーぽん。許せないけど、責められないと。うーん。誰しも心に闇は持っているだろうし。その気持ちが分かっても、実行に移すとなると話は違ってくるからなぁ。責められないというしーぽんは優しいと思うが。
ネタを光太に振る志麻ちゃん。悔しい、勝ちたいと思うこと。「思うよ」と言われると「意外」というより「嘘つけ」と言いたくなりますが（笑）。思ったからってそれ以上のことをしない奴の代表なんでしょうなぁ。
自分の気持ちを伝えるのは苦手。しゃべるのは苦手。それはともかくとして。「それが好きな人ならなおさら」そう言って、電撃的に志麻ちゃんの唇を奪う光太くん。…「しゃべるの苦手だから」。…何でもそうだけど、ちゃんと話して気持ちを伝えた方がいいと思うのだが。でも、しーぽんのほっぺは赤くなり…。いいのか？それで？。光太くんが正しいのか？。その辺は女性に聞かないとわかりにくいなぁ。
で、またまた主任教授のとこ。いつも隣にいるヒュッター先生の役職が気になる。それはともかく。お嬢からの証言書をゲット。「故意ではあり得ない」ということで。しかし、裁判官は「人を許すためにいるのだ」とはねぇ。なんて心の広いアニメなんだ。リチャード先生が喜んでいるのは、やよいちゃんが初佳を許したからで、初佳が白だとは思っていないんだろうなぁ。ヒュッター先生の言い方も、あからさまにそういうことだし。
でも、そう言われて、満面の笑顔で「はい」と答えるケント・オースチンは、個人的にどうにも気にくわない。全く権限を持たない立場で、被害者に近づき、心理的に揺さぶりをかけて自分に有利な言質を取るとは。そして、それを（理由をほぼ掌握していながら）認める裁定者に対し、自らの罪を全く自覚していない笑顔を見せるとは。彼の立場もわからんではないが、少なくともやよいちゃんを傷つけたことに対する痛みは持っていて欲しい所だった。
例え、ソレによってやよいちゃんが過去のくびきから解放されるという二次効果があったとしてもね（過去の怨念に縛られ、人の人生を変えたことに苦しむのならば、今度はやよいちゃんが第二の「町田初佳」になりかねないからな）。
りんなちゃんのお別れクリスマスパーティーも佳境。大分人間が足りない気もしますが、りんなちゃんも喜んでいるから良いでしょう（笑）。そのうち帰ってくるだろうし。しかし、りんなちゃんとアリサちゃんにプロレス技を仕掛けられるジョジョ。一体、彼に何が？。まあ、晶ちゃんが喜んでいるのを見てほっとしているようなのでいいけど。
ところで、壁のすみに貼ってある「アリサちゃんの顔の上だけ写真」、映るたびに、アリサちゃんが変な位置から覗いているみたいで笑えるのですが（笑）。
作り物の☆の中で祈るナジー嬢。確かに、読めない人だ…。
高級そうなレストランでデート中の蓮先生。悪人かも…。
お好み焼きをヤケ食いする迅雷先生。呆れつつもつきあっているレイラ先生の好感度がアップ。
サンタ帽からして、初佳嬢の部屋？。食べかけのピザとケーキ、ジュースはパーティーの後か。片づけもしてない所を見ると、玉砕？。ここで注目はグラスが三つあること。残りの一人はケントでしょうか？。あの後何があったのか。この語られない部分は…ドラマＣＤでもいいから、何とか補完して欲しいですね。それほど痛くない結末があったと思われますから。
そして、手裏剣を貼り付けられたインフィー。光太「インフィーにお祝い」「メリークリスマス」志麻「メリークリスマス」。もうラブラブです。インフィーも大変です。そして、目をつぶってキスをせがむ志麻ちゃん。そして二人は…。
というわけで、本編は終了ですが。行間が多くて、最後の方は想像力をフルに活用しないと行けない所で。お嬢はお別れパーティーに間に合ったのか。ラブラブな二人はお別れパーティーに間に合ったのか。りんなちゃんは怒らなかったのか。遅れてきた連中は、罰ゲームだろうか。興味は尽きない所です（笑）。
で、エンディングは「綺麗な夜空」バージョン。バックは黒です。次がどちらのエンディングになるかも興味深い所です。話の内容に会わせて変えてくるのか、２クール目から全て新エンディングになるのか（じゃ、次は「綺麗な夜空」と予想してるのか？）。
予告〜。しーぽんがハイなのは照れ隠しもあってかな？。そして、正月休みは里帰り。日系人はみんな日本なんだろうなぁ。しーぽんはデートだし。そして、来週もラブラブ（笑）。あそこは江ノ島かな？他の場所かな？（＜他の島でした：2003.06.28）。ともかく次週が待ち遠しいと。
ちなみに、ムリョウだと夏休みだったんだよな、ここは（笑）。
提供は、最初と対になっていて…固まっている情けない迅雷先生（笑）。
しかし、今回はある意味怒濤の展開。ともかくカップリングがどう動くのか？という少女漫画的体制です。でも、主人公が三角関係でなかったりするあたりはヌルーくラブラブで行くのでしょうか？。というか、光太くん突然前面に出てきたような。もともと彼が主人公という話もあったようで、作品開始当初騒がれていましたが。それが、あそこまで後ろに引っ込んじゃったせいで、今回、祭りになっちゃったような。本来は「志麻ちゃんという努力型の天才を通して、感覚的な天才である光太を描く」という部分があるんだろうけど。というか、これからの第２クールがそういう話になるんじゃないかと予想してみる。だとすると、今回の話がスタートラインであり、正にキスから始まるストーリーになるわけだが…さて、本当にそうなるのか、また世界のピンチまで彼は引っ込んでしまうのか（笑）。
あと、先週の感想で書いた「受験戦争のようなもの」っていうのを今回も感じましたね。部活のレギュラー争いとか、競争は至る所にあるのでしょうが。ともかく、トップに立ち続けることの辛さというのは並大抵のことではないのでしょう。特に、それが義務になってしまっている人にとっては。挫折がなければ、そこから先へ行くことは不可能かとも思いますが。今後、「音山光太」という人間の描かれ方によっては、別の答えが見えてくるのかもしれないな、とか。
もうちょっと突き抜けちゃうと「統原無量」になれるんだけどね（笑）。せめて、彼くらいの出番があれば、光太くんももう少しみんなに理解して貰えるんだろうけど（笑）。
というところで、まあ、今回も締めますが。大分やよいちゃんよりの書き方になってきたので…それはそれで面白いかと（笑）。主役は志麻＆光太、第一の脇役が初佳、といったようなので、他のキャラクターは脇役という事になるかと思いますが。全てのキャラを立たせようとする佐藤竜雄演出を楽しみたいと思ったら、どのカップルも目が離せませんしね（＜カップル前提かよ！）。
(2003.06.21)
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