「面白かった」本編感想
ここは、「宇宙のステルヴィア」本編の感想です。
初見の時には基本的に終わったあとより辛口になる傾向があります。それでも、正直に書かせていただきます。最終回が終わったあとで、どんな結論に達するかが、楽しみです。
「宇宙のステルヴィアでいこう」本編感想（９話〜12話）へ
「宇宙のステルヴィアでいこう」トップに戻る
トップに戻る
各話感想へジャンプ
- 第13話へ 第14話へ 第15話へ 第16話へ
-
- ２００３年６月25日（26日）放送
今回は「暗転」です。
さて。2356年暮れ。「ステルヴィアに来てから３ヶ月余り」ということです。…結構色々あったような気がしますが、たった３ヶ月なのですね…なんだかんだ言っても宇宙学園に来る生徒さんはみんな優秀だというのが伺えます。
で。「今は感じていたい。流れのままに。今は感じて」…音山光太くんの影響？。しーぽんにも余裕が出てきたものです。でも…バックがキスシーンじゃあ別の意味に取られるよねぇ（笑）。
提供バックは…パフェ？。いつもに増して謎ですが、まったりムード？。
ＣＭの方は秋にＰＳ２でゲームが出るとのこと。やたら早い宣伝ですが、そのころには番組が終わってしまうので今から宣伝しておかないといけないのでしょう（笑）。短期決戦型番組の痛い所です。
というわけで本編。ステルヴィアに入港するフジヤマから。旅支度をするしーぽん。私服です。アリサちゃんにからかわれています。「しーぽん…かわいいよ」「ありがとうアリサ」抱き合ってます（笑）。アリサちゃん、どこまで分かってやっているのやら（笑）。しかし、こうして見ると二人の身長差がよくわかります。しーぽんの頭がアリサちゃんの眉のあたりまでしかないですね。
バックにはクリスマスパーティーの写真。しーぽんもちゃんとあの後参加したのですね。ウルティマまで４０日。りんなちゃんが家？に着くのはまだまだ先のようです。
で…アリサちゃん、帰省しないということで。余裕こいていたしーぽん、アリサちゃんの漕ぐ自転車で空港まで。…優雅に走ればデート気分ですが、それどころじゃない走り方です。しかし、監督自転車好きだなぁ（笑）。
そのままアリサちゃんの万歳に送られていくしーぽん。蓮「あなた、帰らないの？」アリサ「色々と家庭の事情がありまして」…彼女の時々シリアス過ぎる性格も、裏がありそうですね。下手すると、ストーリーの伏線になるのかも。
飛び立つフジヤマ。光太「しまちゃん、デッキへ行こう」さっそくお誘いです（笑）。ジョジョ「は〜い」晶「は〜い」ジョジョ「じゃ」やよい「行ってらっしゃい」シャイな二人にはお嬢の援護付き。（笑）。今回の作画、晶ちゃんがやたらかわいく描かれています。恋する乙女？。
「かわいいよ、志麻ちゃん」光太くんは表に出て来る「照れ」がまったくありませんな。まるで何事にも動じない人間のようです。もう、この二人はほっときましょうか（笑）。
テーブルに着いているジョジョくんと晶ちゃん。「すっげえ、嬉しい」「私も」こちらも別の意味で見ている方が恥ずかしいです。
一方、男同士でテーブルを囲む大ちゃんとピエールくん。こちらは…ピエールくんが出陣です。「チャレンジ！」。気合いは入ってます。しかし、大ちゃんは…のんきにパフェ食ってます。実は一番大物？。
ピエール「ちょっとお嬢と話がしたくてさぁ。いいかな？」いつものような外連味の効いた台詞では近づけないようです（笑）。更に、これをさらりと流すお嬢も…光太くんと同じタイプなのか、ガードが異様にキツいのか。
さて、地上。ナスカ港。まんか人が大勢詰めかけてます。「しまｃｈａｎ」とか「光犬」とか書いたプレート…タクシーや観光業者ではないでしょうから…もしかしてミーハー？。
男子諸君。思わず笑いがこぼれるジョジョくん。いい顔しているピエールくんは「玉砕かなぁ」「強いていうなら試合に負けて勝負に勝った」いいことあったのか？。でも、それを淡々と聞いている大ちゃんが割と凄いと思う（笑）。
女子諸君。カップル二つは問題なくくっついているようなので。やよいちゃん「もう少し頑張れば、ピエールくんにも素敵な彼女が出来るかもね」「ただそれが私かどうかは分からないけど」最初の言葉だけなら、彼が男を磨けば、とか時間が解決するような感じですが。後の言葉が意味深。そもそも自分のことを「素敵な彼女」と言い切るとも思えないし。だれかピエールくんが好きなことを知っているのか？。
しかし、ガード堅そうだけど、何かの拍子に誰かに一目惚れとかしそうだ＞お嬢。
到着。…しーぽんの前に現れるケント、笙人、ナジーの３人。どうやら、空港の人たちは志麻＆光太くんのファンらしいですね。やっぱり。ということで。替え玉にジョジョくんと晶ちゃんが。髪型を似せているだけですが、遠目には大丈夫なのかな？。凄い人数の…筋肉ムキムキな巨漢が多数追いかけてます（笑）。やっぱり、あっちの人たちは濃いですね（笑）。上から見ている笙人くん…監視役？。
しかし、この勢いは…先週のキス祭りでネット上が大騒ぎになった時のことを思い出します。リアルしーぽん人気というか（笑）。
残りの人たちは特別機で戻る志麻＆光太の見送り。笙人先輩は、危なくなった時助ける役のようですが…やっぱり、二人を抱えて逃げたりするのだろうか（笑）＜普通はトラップによる誘導とかで逃げるでしょうね。
日本の空港でも裏口。待っているのは真人くん。「ねーちゃん、かわいくなったなぁ」「少女を変えたのは星の力か、あるいは…恋」固まってドキドキしている志麻ちゃん。平然と見ている光太くんの度胸がなかなかというか（笑）。挨拶も普通だし。
で、やっぱり表の方は報道陣やら何やらでいっぱい。
とりあえず空港の上にいますが…パーソナルの重力船？。光太くんの姉・陽子さんのお迎えです。真人くんが「すっげぇ」と言っている所を見ると、普通の人が持てるような代物ではないようです。
ＣＭあけて。太陽。海。はしゃぐ真人くん。父親に電話してる志麻ちゃん。「鎌倉でしょ。これならひとっ飛び」ということで、目的地は…関東近郊の島のようですが…よくわかりません（先週、予告を見て江ノ島かと思いましたが、光太くんの実家の島というのが正解だったのですね）。片瀬家はやっぱり鎌倉ですね。東京まで４時間、空港まで２時間ということですが。しーぽんが驚いていた所を見ると、普通はもっと速く着くのですね（今の電車よりも、ずっとかかっていますからねぇ）。ということは、セカンドウェーブの影響ということで。
陽子「やっぱり、綺麗なお姉さんはいいものよね」真人「お姉さんの綺麗は、もっといい綺麗ですけど」…真人くん、要領良すぎ（笑）。
壊れている街並み。やはり、隕石が完全に防げたわけではないのですね。燃え尽きなかったものもかなりあるようですが。ビルの壊れ方なんかからして、細かいのは無数に降り注いだって感じでしょうか。
千秋さんに海人さんから電話。仕事中のようですが。しーぽんが夕方には帰るということで。「じゃ、御夕飯の支度しなくちゃ」ここで海人さんが「じゃ、僕が…」といったのは明らかに仕事云々ということでなくて、彼女の料理に問題があることを…（笑）。
傍らに、謎の袋。
島です。パラボラアンテナの群れ。平面的なデザインの家。山の上には大型の望遠鏡を持つ観測所。真人「まるで秘密基地みたいだ」というのは素直に微笑ましいです。私もトレーシーアイランドみたいだと思いましたが。そこから出た感想は「大金持ちじゃん」でしたから（笑）。
ハイビスカス。ヒルガオ。南方系の植物に囲まれて…正に南の島。海岸を歩く二人。タイトルは「ふゆやすみ」ですが、どう見ても夏休みのカップルです（笑）。
一方、真人くんは陽子さんとお茶。彼によると姉はほわほわで、母はおっちょこちょい、父はのんきというかマイペース。でも、彼はしっかりしているというより、ちゃっかりしていると思うぞ。
一方陽子さんは。両親が死んだのが１７歳の時。光太くんは４歳。しばらく叔父さんのとこにいて、２０歳の時に帰ってきたと。その時光太くんを連れてきたのが「良かったのか悪かったのか」ということですが。この島、観測所として働いている割には職員みたいな人はいないようですから、本当にお姉さんと光太くん二人だけで生活し居たんですかねぇ。光太くんのつかみ所のない感覚（＜つきあいが悪いわけでもないし、性格が悪いわけでもないんだけれど、何か違和感を感じる…）は、長いこと人とつきあっていなかったから？。教育は通信教育でしょうかねぇ、やっぱり。
志麻ちゃんの携帯に着信してます…。
光太「時間があれば海とか」確かに海水浴にはもってこいのプライベートビーチですね。水着サービスはなし。っていうか、ここで水着ではしゃがれた日にゃあ（笑）。天文台はどこかの所属というわけではないようで。個人所有なのですね、あくまで。天文島音山天文所。
手をつないでいる二人。天文台の上。巨大な望遠鏡。ドームを開くと、眼前に広がる島と海。「今度、ちゃんと遊びに来たいな」未来を語るしーぽん。まあ、遊ぶに事欠かない所だなぁ、と思いますが（つーか、みんなが知ったら絶対に押しかけてくると思うぞ）。そのままいい雰囲気で。手を握る光太くん。赤くなるしーぽん。そして、どちらからともなく…。もういいや。
「姉は僕の目標です」真人くん。確かに、成績的な面で見たら優秀ですからねぇ。
帰り道。携帯への着信は光太くんの方にもあったようで、宇宙局東京支部からのようです。
一方、千秋ちゃんは予想通りのバタバタ。ごちそうどころじゃないですなぁ（笑）。共働きみたいですから、交代で食事を作っていたんでしょうが。子供達がどう思っていたのやら（笑）。
そこへ宇宙局から電話…。
光太「良いお年を」陽子「うちの弟は色々複雑だけど、よろしくね」…その複雑さがＴＶを見ていてよく分からないというか…本当に複雑なんでしょうなぁ。やっぱりつかみ所が無いというか。
「私たちもご挨拶しましょうか。先方のご両親に」陽子さん…それは大人として正しい道です（笑）。
千秋さんを意識して帰りたがらないしーぽん。「あんな大胆なことしてたんだから、大丈夫だよ」真人くんの言葉に、キスしていたことを言われたかと思って固まるしーぽん。「どうかしたの？グレートミッションのことだよ」あまりのリアクションに訝しむ弟。「もっと大胆なこと…」この言葉に、しーぽん沸騰。そんなに恥ずかしい割には、ＴＶの前のみんなは何回も見せつけられているのですが…（予告等を含めて７回（笑））。
ニュース。ウルティマが正体不明の飛行物体に攻撃を受けて交戦。実弾が使われるのは６０年ぶりということですから、長い平和が明けたって事ですね。りんなちゃんが心配ですが、まだ、帰路の半分も入ってないはずですから…。
そして、志麻ちゃんを玄関で待っていたのは…臨時招集。光太くんと二人、再び特別機で旅立ちます。見送るしーぽんの家族。…こういう落とし方をしますか…今回。
機上のしーぽん。千秋さんからもらった袋には…金平糖。「お母さん…」感傷に浸るものの、隣の光太くんにほほえみかける余裕も。一人じゃなくて良かった、というか…。
しかし、いかにインフィの初代パイロットであるとはいえ、予科生の二人をとっさの判断で臨時招集するとは…宇宙局も大したセクションじゃないですね。人材不足？。
エンディングは「The end of the world」。今回みたいなシリアスな落ちの直後にこれが流れると、凄く話が引き締まりますね。前回は唐突だったので意表を突かれたって感じの方が大きかったけど、今回はピタリとハマった感じでした。改めて聞いてみると、いい曲。
というわけで予告。非常招集です。しかし、この予告、バックの音入れが凝っていて良いですね。
最後の提供カットは…ヤシじゃないよね。南方系の植物の実です（笑）。
というわけで、ラブラブカップルな１３話です（笑）。よくもと思うくらいみんなくっつきまくってます。いや、玉砕した人もいましたが。まるっきり学園もの少女漫画の王道みたいです。もう少し、伏線の引き方を丁寧にやっていたら良かったかと思うのですが。ピエールくんとかね。
実は、光太くん以上にお嬢が読めなくて…今後の展開が楽しみです（笑）。一体彼女がどう動くのか。ピエールくんに出来そうな彼女とは。それこそが、今後最大の焦点です（＜絶対、見ている所が違うって）。
しかし、確かに１３話は転換点になってますなぁ。これからウルティマに行くことになるんでしょうし。あの二人が招集をかけられたって事はインフィにも出番があるんでしょうし。そして、一緒に行ける可能性があるのはステルヴィア残留組だけでしょうから登場メンバーの配置も変わるでしょうし。ともかく、来週を待ってみないと全く分かりませんね。
(2003.06.28)
-
- ２００３年７月２日（３日）放送
アバンタイトルから緊迫しております。フジヤマですが。ケント、笙人、ナジーのビッグ４も志麻＆光太と共に搭乗。みんな、真面目です。緊張してます。志麻ちゃんの回想。玄関口で非常招集を受けた時の物です。先週の粗筋です（笑）。
提供カットは…爺さんたちです（笑）。
ＣＭはＤＶＤのものが追加になりました…発売前に流せよ、と思いますが。メーカーとしてもＢＯＸの方が本命？。にしては、レコード屋に注文書がまだ届いてないようですが…。
さて、再びフジヤマ。席を立つ志麻ちゃん。すぐに後を追う光太くん。光太「大丈夫…」手を握る志麻ちゃん。握り返す光太くん。…もういいよ（笑）。
特別室？。コーヒーを飲む女性と男性二人…。
フジヤマを見る初佳。なんか弱弱な感じなんですが…。
お迎えはアリサちゃんです。その緊張感のない様子に、志麻「アリサ、なんか普通ー」と拍子抜け。いつも普通を装えるのがアリサちゃんのいいところか。りんなちゃんのことにも気付いていますが。「いやーな感じの空気もあるけど、そんなでもないよ」と。しーぽんに「よかったー」と言わせられるのが、アリサちゃんのいいところ。
上で見ているレイラ先生は、何か思う所があるようですが。
織原司令に挨拶するさっきの女性は…エンディングクレジットからすると首相です。どこの首相だか知りませんが、言っていることからすると地球の代表のようです。いきなり「どこのファウンデーションですか？」と聞くほどにファウンデーションというのは力を持っているのでしょうか。地球を脅かす驚異としての…現在の国家レベルの。ステルヴィアは地球圏のファウンデーションなので、「地球の利益を最優先させる義務がある」そうですが。他のファウンデーションは＊＊圏というほどに惑星に関する隷属は感じなかったのですが…もう少し情報を出して欲しい所です。例え、雑誌媒体でもいいですから。
部屋で寝っ転がる志麻ちゃん。足をなめて（＜用語。舐めているのではない）アリサちゃんを見るカメラワークがちょっと＊＊ですけど…。まあ、深夜アニメだから無視して（笑）。そのアリサちゃんはお土産を剥いてます。「温泉まんじゅう…ひょっとして硫黄味？」外人さんから見ると、そういうものなんですかねー。
それはともかく。「何のために帰ったのかわかんないねー」と言いつつ「光太くんのお姉さんと対面する時間はあったのね」と鋭い突っ込みを入れるアリサちゃん。ここでようやく、りんなちゃんがまだウルティマに着いていないだろうことが語られます…もう少し早く気付いてもいいと思うんだけど…。
ここで温泉まんじゅうの名前の由来について出てきますが…「温泉の蒸気でまんじゅうを蒸した」「温泉で売っていた」の二つの説があるそうです。日本人なら、押さえておきたい話です（笑）。
おなじみ教官達。生徒が戦争に巻き込まれるのを感じ、憤りを隠さないレイラ先生。「取りあえず招集しとけー」というお役所主義だと気楽に切り捨てる蓮先生。可能性を否定しないまでも、もしもの時には学園長が何とかしてくれると、淡い望みを持つ迅雷先生。でも、迅雷先生の困ったような顔が、現在の先行き不透明な上層部の動きを物語っているような。
「一人にして欲しい」という初佳を除くビッグ４の三人組。喫茶店に来ていますが。笙人くんのみお茶というあたりが見た目通りというか。ケントくんはウルティマの自作自演も疑ってます。ともかく、彼らが呼び戻されたこと自体が問題だと考えているようですが。「この学園全てが夢と終わる」というナジー嬢の言葉は重いです。
肩を落として歩く初佳嬢。やっぱり弱弱です。
人のいない街。人工の夕焼け空を見上げる光太くん。「何も聞こえない…」年末で人がいないために生活音がしないと言うのか、もっと別の音を聞いているのか。宇宙の声を聞くことが出来る電波くん？。
志麻、アリサ、光太で食事に来てます。レイラ先生が彼らを見つけて一緒になりますが。光太くん、いきなり「僕達、戦うことになるんですか」と核心を。いきなりそこですかい、という気もしますが。少しは場の空気を読めよ、とか、気を遣えよ、とか。「そんなことにはならないと信じたい」というレイラ先生の言葉は、嘘をつかないためには精一杯の慰めなのでしょう。
織原、リチャードの学園としてのステルヴィアトップ会談。結局、セカンドウエープ後のこの暴力的な事態に対して「誰もどうしたらよいかわからない」というのはある意味羨ましいばかりの平和ですが。国家がファウンデーションに置き換わっただけ…と、ここでもファウンデーションの力の大きさを示しています。
志麻＆アリサの部屋。アリサちゃん、髪を下ろしています。いつものパイナップルのような髪型が割と奇抜なものだと思わせるほどに普通です。しーぽんも、お団子無しで二つに縛って垂らしているだけですが、こちらはあまり雰囲気変わりませんね。みんな、明日戻ってくるとのことですが。「う゛ーん」しーぽんは唸っているだけ。「そういう赤ちゃんぷりっこは光太くん相手にやって貰えます？」「う゛ーん、う゛ーん」更に唸ってるし（笑）。
呼び鈴を押さずに帰っていくケント。割と小心者なのか、相手のことを考えているのか。その扉の向こうでは、暗闇でコーヒーを入れる初佳嬢が。
そして、誰もいない部屋で警戒を告げるコードがしきりに…。
さて、後半戦。起き抜けのアリサちゃん。寝ぼけた顔にファンは何を思うか（笑）。それはともかく、しーぽんが居ません。彼女は、初佳嬢の部屋に。「よかったら食べて下さい」温泉まんじゅうのお土産です。しーぽんは関係が悪くなるのを気にするタイプだなぁ。「ありがとう」「あの、えっと」「ごめんなさい」ああっ。初佳嬢が弱い。「ごめんなさい」ひたすら謝る子供のようになってしまった。
会議です。偉い人がいっぱいです。
一方、フジヤマが着いて。やよいちゃん以外のみんなが帰ってきました。「あれ？やよいちゃんといっしょじゃないんだ」というしーぽんの一言に。「ピエールと一緒はイヤなのよ」とキツい突っ込みを入れるアリサちゃん。「いきなりそれかよ」「またあえて嬉しいわ〜」からかっているようなアリサちゃんですが、本心は如何に？。
ジョジョ、ウルティマの件を「とっかのファウンデーションの秘密兵器」と疑って、一人で燃えていますが。「そんなのがいいんだ」と晶ちゃんに呆れられ。「男の浪漫」と反論するものの誰も相手にしてくれないというか。巨大ロボットの利他差に学校に来た、とかいう人間が居ない以上、ハイレベルな宇宙学校では浮いてしまうか…。
首相や国務相を含む地球のトップクラスとステルヴィアのトップクラスによる会談。「危険な思想」「ファウンデーションの機能の半分を監視に」「強制査察」と色々な案が出ますが。ファウンデーションによる物か、反動分子による物か、という点ですら答えは出ず。反動分子にそれほどの力はないと決めつけていますし。
コレに対してヒュッター先生。いきなり「保安部の強化。場合によっては宇宙軍の創設」といきなり右寄りです。あれだけの宇宙船と色々な技術があって、今更「宇宙軍」というのも奇妙な気もしますが、自衛隊と軍隊の違い以上に、現在のファウンデーションの持つ宇宙設備と軍隊は違う物なのでしょう。
ウルティマには、未確認飛行物体が接近し。
アリサちゃんたちは食事に出向く（笑）。
ヒュッター先生の案は飛躍しすぎと言われ…。ところで首相に「ヒュッターくん」なんて呼ばれていますが、首相の年って…まあ、首相ですから、それなりの所とは思いますが…。
そして、停止しない機体に発砲警告をするウルティマ。この管制オペレート、まるで自動のように思えるのですが、実際はどうなんでしょうかねぇ。
そしてお偉方の会議同様頭を寄せ合って…メニューで悩む予科生諸君（笑）。
宇宙軍はかえって緊張状態を生むのではないかと退けられますが。力に対するのが力というのは歴史が誤りとしているという首相に対し、ヒュッター先生は引きませんねぇ。まあ、歴史よりも今が問題ですし、話し合いで解決出来るかどうかという問題も歴史が何か証明してくれると良いのですが…。
ウルティマではゴーストにロックオンまでされます。
食事は…日替わりランチ７つと無難な線に落ち着いてます（笑）。「ご飯大盛りで」という大ちゃんの普通な感じが好感を呼ぶか。
そしてウルティマの敵対機も管理空域の外へ。
フジヤマに運休の噂があるということで。みんな早く帰ってきたようです。念のため、と。「野菜は地球産に限るじゃない」とアリサちゃんも脳天気ですな（笑）。志麻ちゃんはグリーンピースをフォークで刺そうとして首下に飛ばして。拭いてあげる光太くん。「はいはい、ごちそうさま」と見ている方が恥ずかしくなっている外野のみんな…まあ、ＴＶの外でも同様かと（笑）。
エレベータの中。ヒュッター、リチャード、織原のステルヴィア巨頭。自衛が本能というヒュッター先生ですが。リチャード先生は平和主義のようです。でもって司令は「例の件ですが、彼に打診」と。彼、と言われれば光太くんでしょうが…指令が直接言っているからには陰謀ではないでしょうが…。
ステルヴィアに戻ってきたやよいちゃん。「おかえりなさい」弱弱に出迎える初佳嬢。ここで回想。「あの。あのー。新入生の方ですか？。あの。私、藤沢と言います。あの。初めまして」大荷物片手にいかにもという緊張の仕方のやよいちゃん。振り返る初佳嬢。「まちだあやか」「ふじさわ…藤沢やよいです」微笑むやよいちゃんの表情を思い出して。「ただいま」同じく笑顔を向ける、今度は自信と落ち着きを持ったやよいちゃんの顔。涙する初佳嬢。抱きついて。「おかえり」「ただいま」。バックのニューバージョンの明日へのbrilliant roadが盛り上げます。
このシーンからして、二年前の二人は仲が良かったのでしょうし、初佳嬢のやよいちゃんへの想いは複雑なコンプレックスとか色々あったんでしょうねぇ。その辺、ＣＤドラマでいいので「初佳視点」のドラマが聞きたいなぁ。
でもって、それ以上に、初々しい二年前のやよいちゃんがかわいくて（笑）。当時の同級生は、彼女を放っておいたんでしょうかねぇ。今、誰も接触してこない所を見ると。もったいない（笑）。
光太くんとリチャード先生のいつものコンビ（笑）。会議の結果は「ファウンデーション合同会議」だそうです。で。「インフィ専用に開発された新しいオペレーティングシステムのモニター」というのが例の件の中身のようです。
既にデートスポットに成り下がってしまったインフィの駐機所。新しいＯＳは「ＤＬＳの発展型として情報と思考を直接処理するシステム」だそうです。志麻「なんだか楽しそうだね」光太「志麻ちゃんらしい」。脳波コントロールと機体自体の感覚を操縦者に伝えるシステムみたいな物のようだけど。うーん、そうかなー。
無邪気に喜ぶしーぽんはともかく。「本当に凄い。それってもしかして、宇宙をダイレクトに感じることが出来るかも知れない」「きらめきが聞こえるかも知れないな」という光太くんが心配です。
なぜなら、脳波コントロールのようなダイレクトに機械に繋がるシステムは、昔から操縦者がフィードバックを受けて洗脳されるというお約束があるから（笑）。ヒュッター先生が攻撃的なプログラムを組んで、それに感化された光太くんが壊れてしまうという展開が予測されます。まあ、そう簡単には当たらないと思いますが。多分、後半一番の不安要素のような気がします…。
ＥＤは「綺麗な夜空」。予告は…「しーぽんが映画とか誘って」「そしてドジって早くも危機が」って、映画で関係が危機になるような女の子のドジって一体…？（笑）。
提供バックは抱きつき初佳嬢。あの二人の和解は、今後の展開にたいして重要な位置づけになるターニングポイントの一つなのでしょう。
さて…今回は「帰ってきた」ということと、現状把握のための回だったような。ストーリー的にはほとんどが伏線のみですね。重要なのは。現在、ファウンデーションが力を持ちすぎている、ということ。ウルティマにちょっかいを出す奴が居るということ。ヒュッター先生が武力に頼ろうとしていること。光太くんがインフィの新型ＯＳのモニタになったこと。やよいちゃんと初佳嬢が和解したこと。この辺ですかね。挙げていくと、今回の話のほとんどになるし、逆に言うとストーリーとして成り立たないバラバラの事項かと。
ウルティマの現状と、ステルヴィアの会議と、しーぽんたちを交互に描くことで、そんなバラバラの事項がステルヴィアの平日として普通に描けてしまうあたりが、この作品のキモかと。結構、特殊なような気もしますが。一歩間違えれば設定消費回になって、つまらないの一言で済まされてしまいますからねぇ。
ヒュッター先生が良い人で本当に将来を憂いているのか、それとも将来を憂いて過激な行動に走る人なのか。その辺の「彼の裏」が読めなくてドキドキです。いい人なのは確かですが、いい人だから良いことをするかどうかは別ですからねぇ。人類のために少数の犠牲はやむを得ないと考える恐い人も世の中には沢山いますし（それ以前の勝手な無法者は論外）。
光太くんがインフィごと餌食になりそうなのは私の中では決定事項ですが。言うなれば、ウィングゼロに乗ったカトルのように。Ｚの中で壊れていくカミーユのように（笑）。光太ではなく、しーぽんが主人公なのはそのためかと。デビル・インフィに取り込まれた光太くんを助けたしーぽんが二人で石破ラブラブ天昇拳を放つ姿が目に浮かびます（笑）。
初佳嬢の変化を散々引っ張った後で、やよいちゃんの帰還を最後の方に持ってきたのはよかったですね。結局、あの初佳嬢を癒せるのはやよいちゃんだけだったわけだし。逆に、その辺の所が二年前の事故の真相に繋がっているのかと思うと、切ないですね。
今回、一番のシーンです。
あと、最近、ラストの締めに使われるインフィとラブラブカップルですが。「時間ですよ」で屋根の上にいるお二人さん、といった風情なんですかねぇ。監督のドラマ好きからすると、ラストの締めの感じで狙っているのではないかと勘ぐってしまいます。
だから、あまりのラブラブぶりももう少し広い目で見ようかと（笑）。
(2003.07.05)
-
- ２００３年７月２日（３日）放送
走る兵員輸送車。しかも、装甲車です。戦争が無いという割には保安部は重装備です。どう考えても、テロや小規模な武力紛争などの戦争類似行為は普通に起こっていたのではないか？というアバンタイトルでスタート。もちろん、しーぽんのナレーションも無しのシリアス編。しかも、目的地は学園。やっぱり、学生さんも外の騒ぎに無関係ではいられないようです。
提供カットは手を伸ばしている女の人。誰？。
ＣＭは大歌謡祭のものが入りました。…発売まで２週間ちょっと。大急ぎで予約に走れば大丈夫というタイミング？。キングさんの発注書が入るのが遅くなってきているようなので（ＤＶＤＢＯＸでは公式予約締め切りの３週間前でも来ていなかったり）、ＣＭをうつのが遅いのも頷けますが。
さて、本編。始業式です。ケントくんの隣に初佳嬢が居ますが、まだ本調子ではないようですね。それでも、ケントくんは楽しそうですが（笑）。
さて、学園長によれば２ヶ月間の自宅待機だったとのこと。…いいなー、２ヶ月間の休暇（笑）。先週から、みんな２ヶ月も遊びたいほうだいかよ。みんなステルヴィアにいたのか帰ったのかちょっと知りたい所だけれど、しーぽんとか呼び戻されているので自宅には帰っていない公算が大きいだろうなぁ。
しかし、大ちゃんがなんかかっこいいこと言ってます。光太くんがマイペースと言いますが。実際には他人に対する干渉があまり無い光太くんと違って「大勢に混じっている上でマイペース」な大ちゃんの方が凄いかと（笑）。アリサちゃんもお嬢も笑っているので、そのままのノリで無駄話をして「今は学園長の話を聞かなくちゃ」と光太くんに咎められるしーぽん。入学式で晶ちゃんに怒られたことは、もう忘れているようです。
で、晶ちゃんはレイラ先生が保安部員に連れて行かれる所をめざとく見つけています。腰の銃も。何か、武装関係にトラウマでもあるのでしょうか、この娘は。
「突発的自体に対応」。それが保安部長がレイラ先生に突きつけた、実践に対応した訓練の要請理由。ステルヴィアの安全確保は大人が、というレイラ先生の正論に対して。宇宙全体の安全を掲げる保安部長。挙げ句に、宇宙リーダーとして各ファウンデーションを監督と来たものだ。こりゃあ、先週述べられていたように、国の対立がそのままファウンデーションに置き換わっただけですね。勝手にリーダーを自認して大儀を掲げてしまう辺りは、昔から続く大国主義のパロディですか。
女子更衣室。「しーぽん。見慣れぬ胸当てをしておるな」「光太のため？」アリサちゃん、直球でからかっています（笑）。「そんなわけないですよ、グレンノースさん」逃げるしーぽん。なんかごにょごにょ言い訳してますが。光太くんも「そういうのは望んでない」とか、メッチャ意識した発言（笑）。「男はみんなスケベだからなぁ」というアリサちゃんの意見はもっともです（笑）。「光太くんは違うもんっ」って、キス魔を弁護するしーぽんの台詞には説得力がねぇ。まあ、そこから進んでないって事でしょうが。ここで「好きな人同士なら16歳でもおかしくない」というお嬢の問題発言。他人事だから気楽に言っているのか、お嬢自身が色々あるのか。単なる大人発言として聞き流すべきなのか（笑）。
お嬢がピエールくんと何もないのはともかくとして。アリサちゃん。光太くんはしーぽん。大ちゃんは問題外。ピエールは格好だけ。ジョジョは馬鹿、と手厳しい。本音はどうか知らないが（笑）。
で、ジョジョに反応して「そんなことはない」とか弁護を始める晶ちゃん。もちろん、みんなの興味の対象として標的化してます（笑）。まあ、こちらもからかいがいあるでしょうし（笑）。
一方、割とシリアスに光太くんに詰め寄る３馬鹿（ピエール、大、ジョジョはこれでいいよな）。光太くんがキスしたと知って動揺しまくり（笑）。みんな、普段の様子の割に奥手です。特に、相手の居るジョジョなんか。やっぱり、みんなエリートさんですね。見栄を張って、ファーストキスが１４歳といった二人に対して、光太くんが「みんな早いな」って言ったって事は、こないだのアレがファーストキスでしょうかねぇ。
「あ、僕まだキスしたことないや」という無心の大ちゃんの人の良さにピエールとジョジョは泣いて喜んでいますが（笑）。「まさる〜」って、珍しく名前を呼んでいるし（笑）。
２ヶ月ぶりの予科生の演習。隣を飛んでいるパトロール機のケイティ。ダークグレー（軍用機だからジャーマングレーといった方がソレっぽいかも知れないけど）の機体に武器を満載。「いいなぁー。ごついのいいなぁ」というジョジョに対して、やよいちゃんが何も付いていない方が扱いやすいというあたり、趣味の差が現れていますね。武器はともかくとして。ギミックが多くてごつい機械が好きなのはよくわかります（笑）。
学園長に詰め寄る本科の一団。「我々にも協力させて下さい。な、笙人」張り切っている割に、今ひとつ自信なさげな少年。笙人くんが実質的なリーダーなのね、この集団の。しゃべらないけど（笑）。学生の本分を持ち出す学園長に対して、担ぎ出されただけかと思われたリーダーが静かに吠える（笑）。「我々もステルヴィアの一員です。自分たちの学校は自分たちで守りたい」。まあ、笙人くんは忍者ですから、戦闘（というか死）を甘く見てはいないだろうですが。他の人が、そこまで覚悟が出来ているのかどうか…。
実習の後。掃除当番だという晶ちゃん。掃除当番を代われと大ちゃんに迫るジョジョ（笑）。ここでも、名前呼んでますねー。大ちゃんの名前の読まれ方を間違えないようにするためのキャンペーン？。
一方、ビアンカの中でまだ何かやっている光太くん。しーぽんが話しかけても気付かないし（＜ここの期待満々、ラブラブなしーぽんが見ていて恥ずかしいというか（笑））。イブン・ソミュールの新作映画に誘うものの「この後新システムのモニター頼まれているんだ」とつれない返事。「先週から決まっていたこと」と言う所を見ると、何も話さない人なのね、光太くん。まあ、志麻ちゃんには関係ないこと、っていう認識なんだろうけど。
携帯端末で立体のクロスワードを解いている迅雷先生と蓮先生。ヒモ、から宇宙ヒモについての話題になりますが。空間の歪みということです。ここでは。
それよりも。「これからデートなの」「クリスマスの相手とは別れたって」…迅雷先生、もう何回目なのか知らないけど、さっさとつきあってくれって言えばいいのに（笑）。「相手は若い男の子なんだけど」って…。挙げ句に「ソレ、解いちゃっていいから」と、迅雷先生との時間はどうでもいいような台詞。迅雷先生、ショックのあまり立ちつくしてるし（笑）。
アイキャッチは装甲車と武装ケイティ。これが今週のテーマのようです。
街を走る装甲車。道端では宇宙軍設立反対運動をしている生徒が居ます。さっきの笙人くん達とは正反対の感じですが。まあ、いつの時代も良くある話ですね。逆に言うと、世情はしっかりと動いていると。しーぽんの周りが鈍感なだけで（笑）。
ＴＶの討論番組。有識者というよりは芸能人やそれに近い立場の評論家を集めてみたって感じ。アイドルに馬鹿発言をさせたりしている辺り、ほとんどバラエティ番組的なノリです。
街頭でそれを見ているアリサ、やよい、しーぽんの三人組。戦争の定義をしていますが…言葉だけですね。どうも、戦争が無くなったとはっていますが、戦闘はなくなっていないような感じを受けます。
ここで入るイブン・ソミュールの映画予告。突然の衝撃映像にちょっとビビってしまいました。これが、最初の提供バックだったのですね。わからないわけだ（笑）。「First Wave 宇宙を貫く愛」どっちかっていうと「日本沈没」みたいなパニック映画を思い出してしまいますが、感覚的には「タイタニック」に近いんでしょうか。恋愛絡みなら「さよならジュピター」…。
閑話休題。またまた討論番組ですが。「ルールを決めてやったら」って、ゲームみたいに言ってしまう辺り、戦争の恐ろしさを誰も実感していないようですね。実際、現在の戦争ではヤバい武器が使われないように少しばかりルールが決まっていますが、それが名目上のものに過ぎないこと、そしてそれを守っても抜け穴のような新型兵器が暗い影を落としていくことは知っての通りです。
「戦争というものをわかっていないようですね」。ヒュッター先生とジェイムズ先生。チェスをやっていますが、これも戦争のシミュレーションとしての描写でしょうねぇ。ジェイムズ先生が武器を肯定しているあたりが、意外です。もっとも、技術者の考えは常に「使う人次第」という技術の擁護にあるのですが。
「前に来た時に割引券をもらったんだ」三人は喫茶店に。「違うお店にしない？」最初に入ったお嬢が引きつってます（笑）。なんと蓮先生と光太くんの逢い引きの現場をスクープ。「せいぜい姉と弟だと思いますけど」という冷めた光太くんの意志には全然気付かずに沸騰している片瀬さん。その割に、本人目の前で怒れません（笑）。しかも、光太くんはしーぽんが変なのに気付いていないし（笑）。「元気はやる気。やる気は勇気で…」訳のわからないことを言い出す志麻ちゃん。神風怪盗ジャンヌじゃないんだから…。し「光太くん、モニターは」光「６時から」「映画見てたら間に合わないよ」理論的に交わされてホッペを膨らませているしーぽんがかわいいですが。光太くんは意に介していないので出て行ってしまいます。しかも、アリサちゃん達が外に出たら、走って逃げてるし（笑）。ア「足はや〜」全速力で（笑）。
で、光太くんはと言えば。追いかけなくていいの、と聞かれても（＜蓮先生、わかっているなら少しくらいフォローしてあげればいいのに）意に介さず。「何か異常有りませんか。脳波とか、視覚とか」と。もう、しーぽんが目に入らないくらい気になることがあるようです。「問題ないわ」「やっぱり、見間違いじゃなかったんだ」って、やっぱりインフィーのテストには何か問題が？。サブリミナルで挿入されるコーラの宣伝があったとか（笑）。
しかし、蓮先生。完璧に迅雷先生のことからかっていますね。もう、かわいそうなくらいに。もっとも、彼女が迅雷先生の気持ちをわかっているのか、それとも天然でぼけているのかが少しばかりわかりませんが。レイラ先生のことを気遣っているとか、今の関係を崩したくないとか、迅雷先生が告白してくれるようにわざと見せつけているとか（コレイイ！）、色々な憶測が立てられますが（笑）。
展望室で、ジョジョと晶ちゃん。二人っきりって事は、割と人がいない所があるのかな＞ステルヴィア。いい雰囲気なのに、帰ってきたパトロールケイティを「かっこいいよなー、やっぱり男の浪漫だよなー」などと…これまでの晶ちゃんの態度を見ていたら鬼門だって感じるだろうに…。かっこつけて守るとか言って見せても。「戦って命を落とすことがそんなに格好いいことなの？」と怒らせてしまいます。ジョジョにしてみれば、単なる漫画の影響くらいのことなんでしょうが。それにしても、戦争がない世界の割に晶ちゃんの反応がビビッドです。我々のように戦争を体験したことのない人間でも、知識だけで戦争を嫌なものだと思うわけですからわからないわけではありませんが（まあ、身内に戦争に行った人間が居るくらいには近い過去に戦争があったわけですし、世界の他の地域では今も戦闘が行われているのですが）。晶ちゃん、知り合いを何かの戦闘か事故で失ったとか、そういう過去があるのでしょうか？。
レイラ先生、迅雷先生相手に愚痴ってます。インフィニティの存在がステルヴィアを増長させていると。会議の前にもアカプスとエルサントの保安部員がとっくみあいの喧嘩と。…戦争が無くなって、表見上の体裁を重んじる緊張感が無くなってしまったのでしょうか。まるで、子供の話を聞いているようです。もっとも、セクト主義とか、今の公務員や警察の話でも通じますが＜警察職員の後輩からセクト主義の話を聞いたばかりだよ（笑）。
レイラ先生が喧嘩を止める方だと蓮先生が笑うというのですから、学生の頃は、さぞ武勇伝が多いことでしょう（笑）。ただ、蓮先生の名前を聞いてがっくりしすぎてしまう迅雷先生が、もう哀れなんですが…。
「私とつきあっているって自覚が足りないんだよね」子供（りんなちゃん）相手に、何を力説していますか、片瀬さん。と、そこに電話。当の本人のりんなちゃんからです。物騒なので帰ってくるそうです。まあ、宇宙船も途中で引き返すわけにはいかなかったのでしょうが。実に無駄があるというか。
ウルティマからの船に護送を付けるとの織原司令の言葉。一部の生徒を連れて行くと言うことで、保安部長がにやりとしています。迅雷先生に向かって。で、生徒はもちろんこないだのグレートミッション参加者。
食事時。しーぽんと光太くん以外の例の連中です。しーぽんに気をつかうは。晶ちゃんは怒ったままだわ。でも、大ちゃんは全然気にせず（笑）。大物というより鈍感？。「ねーねー、りんなちゃん帰ってくるって」しーぽん登場。りんなちゃん歓迎のプランで、みんな元に戻りました。ピエールに作詞の自信。お嬢にピアノの前歴（＜ますますお嬢様だ＜ピアノでお嬢様って言う自分も情けないね）。
しかし、本科が割と緊迫しているのに対し、予科はほのぼのしてますなぁ。まあ、他人事って感じなんでしょうが。
「まただ。また見える」「宇宙ヒモの向こう。かすかに声が見える」「確かに見えるんです。この向こうに誰か居る」光太くん、インフィの中で一体どういうことをやっているんだか。宇宙ヒモの映像をインフィから見る必要があったのか？（イヤ、視界にはいるほど巨大なのか？インフィの視覚性能がいいのか？＜いや、視覚部分はステルヴィアからのデータを処理しているんでしょうが）。それはともかく。空間の裂け目に？。その向こうとはこの空間なのか別の空間なのか。コーラスのような声の正体とは？謎が謎を呼ぶなぁ。新型ＯＳは軍事関係のネタかと思ったけど、どうやら全然別物の話のよう。…やっぱ、光太くんを主役で話を作った方が素直にわかりやすかったんじゃないかなぁ。いっそ、１３話からあからさまに視点を変えるとか（笑）。
それはともかく。何か緊迫した情勢で向こうの方から声が聞こえるというと。なんか、テレザート星から白色彗星帝国の驚異を伝えるメッセージが届いたりとか、ろくでもないことが起こっているような恐怖があるのですが（笑）。
女性コーラスみたいな声が、余計に不安を募らせます（笑）。
さて。エンディングは「The end of the world」。やっぱり、１回置きですねぇ。今のところ。
そして予告。ウルティマまでりんなちゃんをお迎えということですが。どうやら、武装船団がインフィを持って移動するものだから示威行動か何かと勘違いされるんですかねぇ。インフィも銃を構えているし、あからさまにヤバそうなんですが。なんかコクピットで叫んでいるような人たちを見ると、Ｚガンダムとか富野監督の戦闘討論アニメを思い出します。無線のチャンネルは同一でしょうから、余計にやりやすいでしょうが（笑）。
さて。今回は。あらためて見直すと、現在の平和と呼ばれた世の中が徐々にきな臭くなってきた世相をもろに表しているような気がします。冷戦が終わって、緊張が解けて。大国が主導権を巡って別の紛争に動き出す。しかし、戦争についてマトモに捉えることが出来ない人たち。平和だと思い、自分たちには関係ないとたかをくくる人たち。危機を覚えて積極的に関係していこうとする若者。
さて、この作品は逸れられたいし、どういった結末を見せてくれるのか。なかなか楽しみな所です。
そういった作品は、現在放送中のガンダムＳＥＥＤなどでも見られますが（微妙に似た設定が投入されているあたりも面白い）。切り口も今までに示してくれた所も全く違うので、興味深いです。
一方、予科生諸君の物語としてみれば、今週はまだ動かず、といった感じですね。先週までと同じく、不気味な胎動が周りで始まっていることは感じていても、それと現実の生活とがまだ結びついていない。その分、ラブラブパワー全開だったりしますが（笑）。監督も、この作品のことをあくまで恋愛もののだとおっしゃっていますから、周りの状況は刺身のつま、背景の楽しさとして。その中での彼らの動きにきちんと注目していきましょうか。
とりあえず、志麻ちゃんは光太くんが大宇宙と交信してしまっているので、当分大変なことになりそうですな（笑）。
(2003.07.12)
-
- ２００３年月１６日（１７日）放送
既に脳天気なアバンは星の彼方に。貨物船・ガガーリン五号が星の海を往きます。船尾のインフィーが笑えますが合理的です。１ヶ月…学校の授業は大分遅れますから、優秀な生徒しか連れて行けないとか（嘘）。オデッセイのクラークとランデブーということですが、どうやらステルヴィアのイメージカラーは青、オデッセイは赤ということでよろしいんですかね。
あと、船の名前が人の名前ということは西洋式ですな。フジヤマは地名だから日本系の船で。…オデッセイにはハインラインとかアシモフとかもあるんでしょうかねぇ。どうせなら、火星らしくバローズとかウエルズとかの方が…。
提供カットは吠える白銀せんせ。ろくな事が起こらない予感。
さて、ウルティマまで１０日。船長と白銀先生がガガーリンのお偉いさんのようで。クラークの方は白銀先生の後輩。おかげで変な衝突もなく、いい感じです。それで選ばれたというのもありそうですが。学生たちが表敬訪問…企業でも学生の見学は一番甘いですから、裏があってもこういう時には良い口実です。
オデッセイということで、期待通りの人選（笑）。キャラを使い捨てにしません。「あー、アストロボールの時のムカツク人ー」しーぽんの負けず嫌いにも困ったものです。早速、笙人先輩と光太くんに取り押さえられていますが…。もちろん、挨拶はケントくん。向こうは…志麻ちゃんの罰点の付いたマスクに引いてますが（笑）。「罰ゲームだ」学生っていいなぁ（笑）。オデッセイの後ろの二人が手を振っているのは…アストロボールのときも気にしていたよね、確か。
火星も未確認飛行物体が現れているということで。たまたま軌道が近い位置なのか？。理由はちょっとわかりませんが。そんなことはリーダーに任せて「あの二人、もしかしてつきあっているのか」一番気になる所を取りあえず聞いてみるオデッセイの二人。聞いた人間が悪い（笑）。いきなり志麻ちゃんに「君は音山とつきあっているのか」って直球で聞いてしまう笙人先輩の朴念仁ぶりがイカス（笑）。更に、「はい」と光太くんの肩を抱いて笑っている志麻ちゃんが追い打ちをかけるというか…。ガックリ。
「秘密兵器」と言い切られるインフィ。通常、あれだけの物なら外部に対して大々的に発表したりする物だろうけど（技術的に新しければ学会も特許もある。むろん、特許に穴がある分野の業種では出来ないのですが…）、それが全くないということは「極秘の兵器」であると考えられても不思議はないな、確かに。「上からの命令なのか」誰でも裏を知りたくなりますな。「見学を希望する」否定しないのは肯定です。ここで、さっさと白銀先生＝責任者に許可を取るケントくんやさっさと許可を出してしまう白銀先生の態度からすれば、現場レベルでは仰々しくは思っていないようですが。「すまない」と言いつつ目を伏せなければならないオデッセイ側の上と現場レベルの乖離が痛々しいです。もっとも、それはステルヴィア側も同じであり、ひいては現代にも通じる社会の構図なのですが。
ウルティマ到着まで後３日。モニタの向こうで固まっているりんなちゃん。こっちでモニタを睨む志麻ちゃん。光太くんと蓮先生に色々言われますが。「それじゃあ、りんなちゃんとお話ししていることにならないじゃないですか」「うるさいなぁ、二人とも」頑固者です（笑）。で、えらいタイムラグのある送信が来ますが。いきなりの衝撃。非常警報と非常灯への切り替え。そしてブラックアウト。
「ウルティマとのランデブー時刻を早めてくれ」白銀先生の命令。それしかできないもどかしさ。宇宙空間の広さに対して、人間はまだ有効な手だてを手に入れていません。
通信室に籠もっているという志麻ちゃん。「言い出したら聞かないから」優しいのか、単に人に干渉しないのか今ひとつ不明な音山光太。「早速尻に敷かれているのか」笙人先輩の恋愛観の方が好きです（笑）。っていうか、笙人先輩がしーぽんをどう見ているのかがよくわかるというか（笑）。
志麻「大丈夫だよ、きっと」怒った顔をしているのは、泣き顔を見せたくないから…。
なんとウルティマの居住ブロックが流れてきます。コレは酷い。ガガーリンはＵターンしてドッキング。クラークは先行。
で、その中ですが…完全に負傷者の群れ。難民キャンプ状態です。逃げられるまでによっぽどの混乱と衝撃があったのでしょう。直接的な負傷ではないようなので。母親に抱かれるりんなちゃんも目を見開いたまま放心状態。「しーぽん、しーぽんだー」志麻ちゃんと再会しても体が心に付いてきません。泣き出して…ようやく、見ているこちらも落ち着きました。いや、あまりに大変な感じだったので心配しましたよ。
光太「一体、何があったんですか」相変わらずスパッと聞く人です。まず、挨拶だろうが（＜コレがお姉さんも困らす変わり者か？）。いや、演出上そうなるのはわかりますが。
責任者は白銀先生の所へ。未確認飛行物体の攻撃。しかも、コントロールを奪おうとしているとか。ということは、コンピュータ的にこちらの技術を乗っ取れるロジックを有する敵だということですな。
で、司令ブロックは特殊な天体現象の解析をしていると。ひも状天体。命をかけるだけの価値がある観測データを取っているということですな。ヤバイということで。
眠るりんなちゃん。見守る母親。落ち着いたようで良かったです。
ブリーフィング。敵はウルティマに２機。周囲に３機。ロスコフ司令以下５人の救助。白銀先生自らの救助活動を全機でバックアップです。「無用の戦闘は極力避けろ」これが今回のコンセプト。白銀先生の信念による作戦でしょうか。
「しーぽんお願い。私も連れて行ってもらえるよう白銀先生に」りんなちゃんのお願いを消極的理由ながらきっぱりと断り切ったのは志麻ちゃん、偉い所です。こういう時に連れて行くと、大抵ろくでもない失敗に繋がりますから。「必ず迎えに行く」と父親と約束したというりんなちゃん。救助された時と相まって、別れ際の混乱が目に浮かぶようです。司令部からは居住ブロックに最後の挨拶とかあったのかな…。ビッグ４の人たちも待機ということですが、インフィだけは必要なコマなのですなぁ。「奇跡の退場娘を信じなさいって」このフレーズ、出来ればもっと出しておいた方が良かったのでは？。
心配そうに宇宙を見るりんなちゃん。その肩を抱く笙人先輩（＜優しい？笑）。そして明るく話しかけるケントくんとなんとなくフレンドリーに見えるナジマ嬢（笑）。窓の外へ思いっきり引いてインフィの発進。まったりとした機動から一気に加速するあたりが反重力機ならではのものなのでしょう。重力圏にいる我々からすると異様なんですが（笑）。
後半戦。ウルティマ・メインルーム。まだ数時間かかるとか言ってます。まあ、解析ってのはそんなものですが。どうせコンピュータ任せなんでしょうから、解析が終わったらマイクロウェーブ通信化なんかで外へ送るようにしてさっさと脱出すれば…と思ってしまいますが、あちこち乗っ取られたので出来なかったのか？。宇宙の裂け目。コズミック・フラクチャー。あー。フラクチャーですか。今回そういう設定のようです。
ケイティとインフィー。白銀先生は赤い色の教官機。複座なのは教官機だから？。それとも、彼は操縦が…？。オデッセイは赤い髪の女性がリーダー。ステルヴィア側はスピアーズです。「さあ、鬼ごっこのスタートだ」スピアーズさん、かっこつけすぎです（笑）。相手が反応してくれなかったので、かっこわるいです（笑）。恥ずかしいので、近づいて誤魔化してみましたが全く無反応な上に白銀先生に怒られてしまいました（＜おい）。「白銀司令！かくなる上は攻撃命令を」はやるスピアーズさんを先生らしい口車で言いくるめる司令。「俺たちはやつらの死角からなんとかメインブロックに近づく」「君たちパイロットをみすみす危険に」白銀先生は藪を突いて蛇を出さないように、ともかく救助をしてしまいたいようです。後はお偉いさんに判断を任せりゃいいでしょうし（笑）。
むろん、その姿勢は生徒達（約２名）にも感銘を与えています（笑）。
さて、エアロックに取り付こうとしたら宇宙コガネムシ（仮）は高速機動して追い払いに来てくれます。これでは仕事になりません。おまけに、なんか頭を振動させています。危ない感じです。
おまけに、ウルティマは防衛システムまで乗っ取られている模様。人類は無力だ…。っていうか、やっぱりジャム？（at 戦闘妖精雪風）。とりあえず作業終了したので脱出準備にかかりますが…脱出艇とかはないんですかねぇ。
さて。奇数番号機を各ロックに張り付くふりをさせ、偶数番号機で威嚇攻撃。「そうだ。コレは傷つけるための攻撃じゃないんだ。救助のため、人名のため」白銀先生、よっぽど武力を使うのに気が引けているようです。
作戦は当たってケイティを追い払おうと３機が大わらわ。残りの人間の脱出阻止をしたいのか、別のことを狙っているのかはさっぱりわかりませんが。更に言うなら、解析結果がどうこうなら解析自体を邪魔も出来たような気がするのですが、そこまでは乗っ取っていなかった（乗っ取れなかった？）ようですし。…何を考えているのやら。そして、わらわらした挙げ句に３機固まって…作戦タイム？。すっきりといい展開で勝ちを確信です。いい作戦です…。
ここでレーザーの威嚇射撃…この時点で威嚇する必要があったかどうかが今回の一番の問題点ですね。
いきなり攻撃に転じるコガネムシ。前後にフィールドを形成して…ブラックホール弾？。ともかく、それに包まれたケイティはフィールドごと一瞬で圧壊しています。「逃げろ！逃げるんだ！」ウルティマのリーダーが出した判断は正しいですが、機動力の違いは戦場を阿鼻叫喚の渦にしただけで。一体何機がやられたのか、画面からは判断もつきません。志麻「命が消えていく…」白銀「インフィニティ、敵を行動不能にしろ。味方の退却を助けるんだ」この時点でも敵に当てることに躊躇する光太くん。しかし、司令の判断には素直に従う。仕方がないということは分かっているんだろうな、やっぱり。どうしようもないということが。
「明日へのbrilliant road」バラードで再び流れます。高速戦闘が行われているにもかかわらず、曲のせいでスローモーションになっているような、妙に冷めた感じになります。
「インフィニティの攻撃に乗じて各員撤退！」しかし、ブラスター当たらないし。志「連射のピッチをもっと速くしてみる」光「ブラスターがもたないよ」志「だって、当てなきゃ死んじゃうよ、みんな」ＤＬＳから涙…。出来る出来ないではなく、やらなきゃいけないことの認識。でも、どうにもならず、ブラスターも限界に。それでも、生き残りの部隊は脱出ポッドを回収しつつ撤退。結局ブラスターは爆発。人を失い、手段を失い、目的は全く達成出来ず、完全な作戦の失敗。
白銀「俺の…責任だ…」。白銀先生は司令であり、作戦指揮官だから責任があるのはわかりますが。おそらく、多少の作戦変更では結果は変わらなかったでしょう。平和の代償というものはどこにあるのか。現実のもっとも恐い一面を見せつけられたような気がします。
「作戦失敗…そんな…」ロスコフ司令のつぶやきからも、戦闘の恐ろしさというものに対する認識の甘さが伺えますし…。
さて、予告はレイラ先生。救援隊です。護衛船団はあの状態で１ヶ月もにらみ合いでしょうか。予想以上の精神的消耗が考えられます。すっかりかわいらしくなってしまった初佳嬢（笑）がどう出るのか。新兵器とは？。謎が謎を呼びます。
しかし、輸送船ストレルカって…スプートニク2号の犬でしょうか。きっとベルカという同型機があるのかも。…って、ガガーリンと対なのか！。今気が付いたよ。
ラストカットは吠えるスピアーズさん。最初の白銀先生と対ですな。その、思想的な所も。それゆえに、悲しいカットですが。
ところでこの予告、「サザエさん」を思い出す…。
さて、途中までの盛り上がりも空しく、異様な重さを持ったまま幕を閉じた16話です。グレートミッションがあまりにも成功しすぎていたのに対し、やはり意志を持った敵を相手にするというのは大変なことです。実際の所、見返すうちに「威嚇をしたために相手に最終手段をとらせた」という考えが浮上。その辺の力加減や相手に対する情報収集の甘さ。そもそも、この作戦に置いて戦闘が行われるという可能性についてどう考えていたのか。自分も軍事評論家でもなければ戦闘指揮官でもないですから、何が最善の策だったかは判断が出来ませんが。
やはり、心構えとして甘さや奢りがあったのではないか、という考えは拭えません。それ故に、今までの「科学的に裏打ちされた予定調和的作戦遂行の世界」からの脱却がいかにして行われるのか。未来の人たちの底力を見ることが出来るであろうのは、まだまだこれからのようです。
しかし、敵の機動が音山光太ちっくだったのは、まさか伏線ということではないですよねぇ…。
敵さんですが、木星トカゲ（at ナデシコ）に続く虫シリーズと取られても仕方がないと思うんですけ（笑）ど。カナブンで合っているのかどうかはわかりませんが。ＣＧによる不気味さと、重力兵器と思われる強力な力は見ている方としても「今までのステルヴィアになかった異質の物」を感じさせます。頭が震えている所なんか、もう、虫らしくて…（笑）。
なんとなく、光線兵器は効かないような気がするので、釘バットで殴るような展開が一番合っているような気が…まさか新兵器は蝿叩き…。重力捕虫網とか…。冷凍ガスを殺虫剤のように噴射するとか…。いや、昆虫セットのＡ液とＢ液を注射器で……（＜コレがわからない人は低年齢認定です）。
とりあえずは、町田先輩の活躍を期待して１週間待ちですな。あと、最近ファンの間で人気急上昇の笙人先輩の活躍を（笑）。
(2003.07.19)
「宇宙のステルヴィアでいこう」本編感想（17話〜20話）へ
「宇宙のステルヴィアでいこう」トップに戻る
トップに戻る