「面白かった」本編感想
ここは、「宇宙のステルヴィア」本編の感想です。
初見の時には基本的に終わったあとより辛口になる傾向があります。それでも、正直に書かせていただきます。最終回が終わったあとで、どんな結論に達するかが、楽しみです。
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- ２００３年８月20日（21日）放送
物語は最終局面に？。グレートミッションの「準備万端」な余裕と違い、全てを作り上げていくという点では物語にしっかりと絡んでいる感じがしますが＜今回の危機。人間関係の危機のほうも、ＧＭの時とは比べ物にならないようですが（笑）。
「人間は外敵がいないとまとまれないのですかね」ヒュッター先生の意見は至極もっともというか。現状、そういった部分は多々あると思います。「人類はもっと精神的に成長する。そう信じたいですな」リチャード先生は言いますが、実際には、遥か未来にも関わらず今と大して変わらない人間関係がそこにあるわけで。人類の種としての成長というものが本当にあるのかというと…？。
それはともかくとして。ヒュッター先生、リチャード先生に対して今度は勝てるかと思ったのですが。やっぱり、相手が一枚上だったようです。なんだかんだ言って、リチャード先生の方が役者が上だということを示しているのでしょうか＜チェス。
今回の提供カットはビックリ顔のジョジョくんです。
さて。本編はビアンカの整備から。しーぽんとお嬢やアリサちゃんが一緒にやっているのは、科が違っても同じ授業を取っているって事かな。パイロットは一通りの整備が出来なければいけない、というのはいつの時代も同じなようで。役割分担はじゃんけんで決めたようですが。作業量に大分差があるみたいですね（笑）。
一方、ピエールくんと大ちゃんは「晶とどこまで行ったか」とジョジョくんに迫ります（笑）。まあ、前に光太くんに同じ事をやったんだから自業自得ですな＞ジヨジョ。「ふけつー」などと叫んでいますが…要するに進展無しね（笑）。その様子を見つめる光太くん…。
思うところあるのか。廊下でしーぽんを呼び止める光太くん。「志麻ちゃん」「何」「僕のこと避けてない？」「そんなことないよ。今だって話してるでしょ」後ろ向いたまま、振り返りもせずに話されてもなぁ。話したくないって言っているのと同じじゃん…。
それを見てはじめて二人が喧嘩しているのに気付く男子３人組。女の子達に呆れられてます。「ダメダメだぁ」りんなちゃんは呆れるよりもそのダメっぶりが笑えるようですが（笑）。「すいません」謝る３人。「ジャンボピザ１つ」大ちゃんだけは謝っているのかなんだかわかりませんが（笑）。しかも、独りで黙々と食べてるし（笑）。
で、説得するということになりましたが。さっそく飛び出すりんなちゃんを捕まえて。やよい「きちんと作戦を練らないと」ということに。「仲直り大作戦」というネーミングがジョジョのセンスを決定的なものにしているかと（笑）。
「真実の恋。その道のり、平坦であったためしなし。from 夏の夜の夢」「さて、その道のりの果てには何が？」薄く笑うナジマ嬢。視聴者問いかけカットですが（笑）。この瞬間、ピンと来ました。ああ、ナジマ嬢の立場はマキイズミ（イサミではなくナデシコの方）なのか、と。
風祭技官、織原司令、リチャード先生という首脳部に対して、せっかちなところを見せているのがターナー博士です。好々爺に見えても技術者で、かつ、権威者ですな（笑）。で。コズミックフラクチャーは光・熱・重力・電磁波などを放出していることによって存在していると。故に、エネルギーが失われると消失すると。実際、ウルティマ消失時のブラックホールを打ち消すために運動エネルギーを消費、進行速度が遅くなったと考えられるようです。よって、存在を打ち消すだけのエネルギーを消費させてやればいいようですが。
問題は２つ。と。
ノイズの入るＤＬＳのモニタ。光太くん、不調のようです。体温、血圧の低下、脳波の乱れ。本人、寝不足と言っていますが。蓮先生、しつこく悩みを相談するように言ってます…でも音山光太、先生に相談する気無しと。蓮先生はかまいたくてしょうがないようですが（笑）。
男子３人組に取り囲まれる光太くん。笑って部屋に拉致されます（笑）。「僕らに相談したいことがあるんじゃないの？」喧嘩したこととか、と、いきなりストレートに聞いてるし（笑）。答える方も「仮に、栢山さんがなんだかよくわからない理由で怒り出したら」と具体的な事言ってるし（笑）。しかも、女子４人、影で聞いてるし（笑）。
ここで、得意げになって対処法を言うジョジョくん。「謝る」「女は感情の生き物」「謝って謝って謝り通す」「理屈は通用しない」確かな戦術です（笑）。理屈じゃないので、光太くんは納得してませんが。でも、光太くんこそ、感覚的な生き方をしているように見えますが…。
それよりも。晶ちゃんが怒ってます（笑）。残り３人では止められなかった模様（笑）。「自分は正しいと思っていても君はとりあえず謝っちゃうんだ」「それは言葉のあやというか」「女を舐めるな」張り手です。しかし、ジョジョも慣れているのか冷静に「見ただろう。理屈は通用しないんだ」いや、理屈とかそういう以前の言い訳だったと思いますが（笑）。で。「誤解なんだよ〜アキラ〜」あわてて追いかけていくジョジョ。
コズミックフラクチャーの放出エネルギーのシミュレータ。単純化された複数の波形がモニタに映っています。その、あらゆる放出が最低の部分に強力なエネルギーをぶつけると。問題は、その最低点が予測も観測も不能なこと。もう一つはエネルギーの総量。ウルティマより近くに行かなくてはならないけれど、ファウンデーションクラスの物体では近づいただけで原始分解。「質量の小さい機体か…」織原司令の考えるところは、もう決まっているのでしょう…。
ジェネシスミッション。作戦として成立です。現場指揮官としての立場が来そうな迅雷先生とかに説明に入ってます。ファウンデーションから放たれたレーザを重力レンズで集中、インフィで受けてフラクチャーに放射するようです。…それだけのエネルギーを受けられるコンパクトなものを作る方が大変そうだけれど、ＧＭでの技術の累積が役に立つのかな？。
パイロットは光太くんで決まりのようですが。補佐のしーぽんは心配されています。まあ、前回のミッションがアレでしたからねぇ。迅雷先生は光太くんに対しても選択肢はないのか尋ねていますが。これは決定的であると。もっとも、新型ＤＬＳに対する適応度を考えたら、他の人材では難しいでしょうからねぇ。
元愛の巣であるインフィの所にやってくるしーぽん。下層に光太くんを見つけて嬉しそうですが。彼は初佳嬢と一緒。さっきのジョジョ＆晶の話を聞いていたようですが。二人が直後に仲良くしていたのがわからないという光太くんに。「青春よねーいいなー」「つまんないことで喧嘩したり、仲直りしたり。そういうのがいいんじゃない」…あなた、本当に初佳さんですか？なんか、前半とキャラが違うような気がするんですけど。「そういうのにちょっと憧れちゃう」そういう心を押し隠してエリートコースに乗るために頑張ってきたので精神的に追いつめられることになったのでしょうか。それにしたって、フランクになりすぎのような気がしますが。「喧嘩なんてしない方がいいと思います」という合理的な光太くん。もっと感覚的な人かと思っていたのですが、案外単純なんですねー。それを見てお姉さんぶる初佳嬢。どうにも、光太くんの不器用さは年上をくすぐるのでしょうか？（笑）。
笑い合う二人を見て飛び出していくしーぽん。こちらは、より子供っぽいというか（笑）。
さて。再び作戦会議のしーぽんの学友達。謝るのはジョジョ＆晶。というわけで、今度は荒療治ということになりました。しかし、りんなちゃんはやけに楽しそうですが、本当にわかっているんだろうなぁ…。なんか、友達と遊ぶのが楽しくて仕方がない、というだけのようにも見えますが（笑）。
コーヒーを見つめる迅雷先生。「また落ち込んでいるのか？」と声をかけるのはレイラ先生。「俺たち教師のしてやれること」というのにこだわる迅雷先生ですが。「出来ることをやるしかないんじゃないのか」といつものごとく正論で元気づけています。修羅場をくぐってきた人にだけ許される、言葉の重みがあるのかもしれませんね。「出来ることをやってくる」まず行動するのは、良いことかと思います（笑）。
ところで、この２ショットを見ていると、レイラ先生が如何に凄い体格（と、プロポーション）をしているのか、ということがわかります。大柄だとは思っていましたが、そんなレベルではないですね（笑）。
で、迅雷先生が飲まずに置いていったコーヒーを見ているレイラ先生に今度は蓮先生が「みんなお疲れか」と。光太くんのことですが、見ている点が違って。「ありゃ、大分女の子に振り回されているなぁ」と（笑）。さすが、その道のプロです（笑）。しーぽんについて。「ああいうのが、実は一番男振り回すんだよな」と厳しい一言（笑）。二人の学友にも「シェーン・シモンズ」なるそういうキャラがいたようです。さすがに、もう、その人の出て来る余地はないかな（笑）。「無自覚だから一番始末に負えないんだよな」言われ放題です（笑）。蓮「世の中あんまり変わってないって事か」レイラ「あたしたちもな」蓮「そうかもね」ここで、二人。微妙な三角関係に対してちょっと自嘲的になっているようです。何か変わるかな？。そして、コーヒーを飲むレイラ先生。蓮先生は何か気付いた？。
ところで。蓮先生の「世の中〜」という言葉。ある意味、冒頭のリチャード・ヒュッター・チェス対談への対応とも取れますね（笑）。
光太くんと志麻ちゃんを一部屋に押し込んでしまう女子４人組。ちゃんと話をさせよう、という作戦のようですが。
「僕のこと嫌いになった？」「きらいじゃない。きらいじゃないけど……好きじゃなくなったかも……」結構キツい言い方です、片瀬志麻。インフィの格納庫での反応との違いは、いつもの意地っ張り？。
ここで、しーぽん、新型ＤＬＳの話を持ち出します。「ソレって何の話なの？」好き嫌いの話からどうしてそこに行くのか、光太くんにはさっぱり理解出来ないようですが。「私は光太くんが見えているものなんて見えないの。光太くんは私と違う」泣きながら飛び出していくしーぽん。…確かに、訳わからないかも。
扉の外でアリサちゃんに「あんたしーぽんに何言ったの？」と怒られる光太くん。「わからないよ」そこで止まってしまうところが光太くんの駄目なところですね。同じシチュエーションでジョジョが追いかけていって何とかしたところを見ていたはずなのに。そして、わからないなら状況を整理するために、他の連中にもっとちゃんと相談すればいいのに…。
というわけで、光太くんを巻き込むことなく、学友連は再び反省会。
「すいません」また謝らせられる３人組。「ジャンボドリア一つ」大ちゃんは相変わらず謝っているのか、呼びかけをしているのかわかりませんが（笑）。やよい「しーぽんが光太くんに付いていけなくなったからとか」かなりいい線行っていますが。何に付いていけなくなったかがねー。普通のパターンとあまりにも違いすぎて誰も何が起こっているのか正確なところにあたりつかないという。結局、全てはしーぽんの思い込みの中だけの話になりつつあるような（笑）。
ここで、ジョジョくんが再び墓穴を掘って、晶ちゃんを押し倒した未遂したことが発覚。整備の時に焦っていたのは、このことだったのですね（笑）。
「これだから」「男って」「ダメダメなんだよね」呆れるやよい。半分起こっている晶。笑っているりんな、という対比がそれぞれの正確というかポジションをよく表しています。「ダメ押ししてるの！」アリサちゃん、突っ込みですか？。
放送で呼び出しをかけられるしーぽん。イメージ的には校内放送ですが、一つの都市として機能しているファウンデーションですから…地方ニュースで捜索願が出たくらいのインパクトがあるのかも（笑）。
で、コズミックフラクチャーについて、とうとうニュースで一般公開。それでも、内容についてはまだ極秘。ジェネシスミッションに一応のめどが付く予定という構想の下の発表なのでしょうが。発表は太陽系連邦が行うのですね。
司令室に来るしーぽん。司令の他に、迅雷先生、光太くんが居ます。
一方。風祭技官とターナー博士。博士は資材調達を約束しています。コネは一番あるでしょうしね。「確かに、最大の問題はまだ解決しておらん。だが、我々は一歩づつ前進していくしかない」と風祭氏にハッパをかけていますが。レイラ先生が迅雷先生に言ったのと同じ事ですね。
しかも、去りゆく宇宙船の中で「のるかそるかの一歩づつじゃな」と言ってることからして、ヤバイ橋を渡っていることはわざと言わないようにしていたようで。
そして、その後に現れる未確認飛行物体。会話しているような音を発していますが。その先のステルヴィアでは。「人類は精神的に〜」というリチャード先生の言葉を回想しているヒュッター先生。「人類には時間が必要なのだ。成長する時間が」ここまででもかなりソレっぽい台詞と展開でしたが。とうとう、袖口から地球の物質とは思えない物をにょろにょろと出しています。さて、その正体は！。
というわけで、予告。りんなちゃん＋しーぽんで操縦してたり、光太くん＋しーぽんで操縦してたり。おまけに、２号機とかいう言葉も。あと５話しか残っていないのに、どういう展開になる事やら。
ラストはヒュッター先生。先生の出したものに冒頭のジョジョが驚いている、という絵なのか？（＜ホントにコレでいいのか？）。
というわけで、２１話。今回は脚本の繰り返しギャグやシーン毎の対比がきっちりあって、なかなか見応えがあります。学生パートと大人パートの対比もうまく構成されていますし。呼び出しが入ったあたりで２つのパート（実際には学生・先生・年寄りの３パート？）が合わさって終わりとか。
演出でも、カメラワークやカットの切り替えタイミングが工夫されていて見ていて楽しかったです。量産されるアニメ作品には平坦で無難な演出のものもありますが、そういう絵は外れない代わりにおもしろみもないと思うんですよね。ぽんっと切り替わる感じのカットは個人的に好きです。
それはともかく。本格的にしーぽんが意固地になっちゃってますねぇ。女の子同士は本音を言い合って何とかなりましたが。光太くんとは根本的なところでしーぽんが発想を変えないと駄目そうですが。とりつくしまもない、という感じで。さて、誰が解決への糸口を作り出すのやら。
同じ道が見えないから嫌、というしーぽんを見ていると、似たもの趣味カップルを想像してしまいますが。機動戦艦ナデシコでアマノヒカル嬢が語っていたことを思い出して困ってしまいます。さて、佐藤監督は過去に會川氏（その回の脚本は川崎氏でしたが）の作ったキャラ的結論に対して、どういう方向性を持ってこのカップルをまとめるのか。そういう目で見ると、また違った楽しみ方も…（＜あんまり楽しくないような（笑））。
とりあえず、設定的にもこれからの５話に思いっきり詰め込んだ物が出て来る可能性大なので、見逃せないところですな。
しかし、この作品、５２話合ったら現在言われている批判のほとんどを回避出来たのでは？という気もしますね。２６話作品と５２話作品では利点も欠点もありますが。ステルヴィアはキャラクターにしても設定にしても盛りだくさんで、描ききれずに省略してしまった部分がやたらと多いような気がして。もっと丁寧に描けば盛り上がっただろう部分や、サブキャラのエピソードとか、番外編とか。もったいないなーとか。
もっとも、そのためにスピード感が殺されてしまったら何ともなりませんが。１話１話の作りは丁寧で早すぎる流れは感じないので（話と話の間が飛んでいるだけで）、そんな気がするのだと思うのですが…。
(2003.08.23)
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- ２００３年８月27日（28日）放送
さて。もしかすると、一番辛いあたりを過ぎたのかもしれません。というわけで。
今週は志麻ちゃん＆光太くんのインフィー操作から。今までしーぽんの特技とも言えたプログラミングで光太くんに「無理だよ、そのままじゃ」と言われ、あまつさえその言葉通りに操作が追いつかずに「Mission Over」なってしまうし（笑）。前半、驚異のプログラミングに「コーディネーターではないか？」「そんな奴居るはずがない」などと色々言われていたのに、新型ＤＬＳ関連になったとたんにコレですよ。そもそもコントロール出来ていないのですかねぇ？。謎です。おまけに光太くんが上を行っているし。新型ＤＬＳの処理という面でのみ見れば光太くんのプログラミングも天才か？。いや、隠していただけで元々天才なのか？。単にやる気がなかっただけなのか？。何をやっているのかわかりにくいので、余計に謎なのですが…。
提供カットは吠える迅雷先生。
ＣＭはＤＶＤ３巻のが入りましたね。毎回編集から変えてきて、結構凝っていますねぇ。ちなみに、ＢＯＸ１が予約締切って…なんか見た人に対して切ないＣＭだね。まあ、実際には在庫を余分に確保している店に行けばまだまだ何とかなると思いますが。
さて、本編。輸送機やら工事やら整理やら飛び交ってグレート・ミッションの時より賑やかな宇宙。ケントくんたち学生も手伝いにかり出されているようで。草薙の班と交代、ということでＢＩＧ４だけでなく、学生総出で仕事のようです。レイラ先生「グレートミッションよりキツいな」って、そりゃあ大昔に立てられた計画に基づいたカッチリした作戦と、今現在も作戦自体が流動的なものとが比べられるわけが…ということは比べられるくらいの余裕だって事かな？。さすがレイラ先生。修羅場をくぐっていますな。
やってくる恐い顔の人。迅雷先生が出迎えたその人は、太陽系連盟高等弁務官・レシオ・スルジェット氏。いかにも嫌味な感じですが、挨拶は普通。戦争経験者としての迅雷先生を評価していますが…。
織原司令、リチャード先生、風祭技官の３首脳。ターナー博士がなんか凄い物を持ってきてくれるようですが（笑）。それがエネルギー問題の方の話でしょうな。というわけで、もう一方の波の最低点を狙う話ですが。フラクチャーの解析が出来る高度な数学モデルが必要ということで。現状での確率0.73％。さすがに、司令と先生も驚いてます。そりゃあ、まあ、確実に死ぬと言っているようなものですからねぇ。対外的にはもっと高い数字を出すと言っていますが、その高い数字というのがどのくらいの物なのか。そして、対外、というのがどの程度外の話なのか。どうも、他のファウンデーションや地球を含めて偉い人たちにも話せない話、という気がします。だとすると、この３人と関係技術者だけの秘密にするつもりなのでしょうが。それにしても、風祭技官、そんな大事なことを決める権限を持つほどに偉いんですかねぇ（＜おそらく技術面の総責任者と思われるので、偉いんでしょうなぁ。数字の操作を決断しなければならないほど）。
気楽な学生。しーぽんの愉快な仲間達。ジェネシスミッション自体も発表されたようですが。大「地球にはあまり影響ないって」というわけで。全く情報としてはデタラメに操作されているようです。もっとも「近づいただけで全て原始分解」などと言ったら大パニックでしょうが（笑）。一応真剣に考えている晶ちゃんやアリサちゃんですら、どことなく余裕はあります。
またまたインフィーの中。操作は光太くんがスラスラこなしているのに対して、志麻ちゃんは遅れ気味。プログラミング速度だとすると、前に書いたように「この差は何？」といった感じですが。ＤＬＳから与えられる情報量が多すぎて、しーぽんですら追いつけないんでしょうか？。それを音山光太は処理出来るスピードがあると。プログラムは宿題よりも簡単なのか、単に光太くんが昔手を抜いていたのか（思考がループするな、この辺）。
織原司令＆リチャード＋ヒュッターの偉い人たちの所へ乗り込む光太くん。インフィを独りで使えるようにしてくれとのこと。確かに、元々一人乗りの機体ですが。苦戦するしーぽんを庇っているのはバレバレです。でも「反対です。彼女には可能性があります」といきなり反対するヒュッター先生。光太くんに肩入れしているリチャード先生に対して、ヒュッター先生は志麻ちゃんに優しいような気がしますね。「そんな曖昧なことで」と反論する光太くん。どちらかというと、これまで「感じる」事主流でキッチリしていなかった光太くんがそういうことを言うようになったのは志麻ちゃんの影響なのか、最近の不条理な流れに拒否感が出来てしまったのか（笑）。
「曖昧だからこそ、得られる物が」というヒュッター先生の言葉は、技術者ほど覚えておかなければいけないポイント。ニューロやカオスのおかげで揺らぎとか曖昧さに理論的な意味がもたらされるようになってきましたが、一義に決まることばかりではないのは、重要な点です。
洗面所で泣いているしーぽん。なんか豪華だなー、とかどうでもいいところに目が行きますが（笑）。
お隣の部屋ではアリサ・お嬢・晶・りんなの４人組がしーぽん発案のインフィシミュレータを作っていました。…２号機の話じゃなかったのか（笑）。パイロット役はりんなちゃんですが。逆に言うと、光太くんほどではないものの、この面子では（しーぽんはともかくとして）一番凄い反応速度を持っている…ということですかね。さすが天才。ともかく、光太くんに追いつくために必要な特訓ということですが「仲直りするにしても別れるにしても、そういう負担を取り除いてから」とは。アリサ嬢も割り切って考えるようになりましたし、晶ちゃんも納得とは…インフィの操縦関連の話はともかくとして二人の恋愛感情についてはよくわからなくなってきているのでしょうね、外から見ていても。
「これくらいこなせないと、光太くんには」という志麻ちゃんは、別れる気はなさそうですが…。
自転車置き場…というよりもレンタルサイクル？というよりも公用の自転車貸し出し場？。そんなところにたたずむヒュッター先生。手の中の何かで何かしようとしていますが（＜変な日本語だ）「まだ早い…か」と辞めてしまいます。何を迷っているのか？。そこへやってくるリチャード先生。スルジェット氏が待っているというのですが。「少し遅れます。寄り道です」と。リチャード先生の驚いた顔からして、こういう自己主張をするのが珍しいことなんでしょうか（笑）。
独りたたずむ光太くんに声をかける初佳嬢。どうしたのか、初佳さん。本当にいい人になっちゃったぞ。悪いプレッシャーを全てどけたら、結構いいお姉さんの面だけが残ったのかなぁ。「独りで居るのは寂しい」「今まではそんなこと思わなかったのに」いつも独りで居て、挙げ句勉強会に強制的に連れてこられた光太くんがこんな事言ってますよ。引かれると追いかけるタイプなのですねぇ。何にせよ、人間らしい面が多くなってきたものです（笑）。
「飲み終わるまで一緒にいてあげる」何かモーションをかけているように見える初佳嬢ですが「飲み終わったら片瀬さんの所へ」って完全にお姉さんモードですね。年上の中で生活しているから、年下に対して面倒見が良くなるのかなぁ。
さて。インフィシミュレータの女の子達は。ミッションの要員として交代。予科生も動員しなくてはならないというのは、２４時間態勢（＜通常の工場シフトで考えても３交代。休憩が入れられないならもう少し密に交代を入れる必要有り）とかの作業になっていて正規のパイロットだけでは交代要員が足りないのでしょうか。で。しーぽんが休まないので、強制的に休ませてます（笑）。りんなちゃんは全然平気そうですが（笑）。おまけに、しーぽん、休まないし。
みんなが出て行くのを見ているヒュッター先生。部屋へ入っていきます。
生徒動員に思うところあるような弁務官。やはり、学生の動員というのは大人としては緊急時という意識を強く感じるものでしょう。織原司令は信頼しているのかわりと余裕ですけど。というか、既に決断した事項だからでしょうが。
で、交代する学生さん…ピエールくん、まだやよいさんあきらめてなかったのねぇ。あまりの会話の寒さに泣けてくるよ。
そこに現れる未確認飛行物体。司令室でもスルジェット氏が焦る。迅雷先生は手に汗握る。
後半。
一方のしーぽんとヒュッター先生。光太くんがインフィー一人乗りにしたいと言ってきたことを伝えてます。その上、新型ＤＬＳは現段階での人類では大変と。音山光太は特別なのだと。もろに痛いところをついてます。それでも頑張るというしーぽんに、その情熱の訳を問いただしますが。ところが。「地球から宇宙を見上げてて」「見上げるだけじゃ嫌だ」と例の夢の話を始めてます。で。「遠くから見ているだけじゃ嫌」「少しでも近づきたいんです」と光太くんに対する想いを激白。インフィに乗って、同じ物を見ていないと気が済まないそうです。これは大変だ（笑）。「千里の道も一歩から」「歩くのをあきらめたくないんです」と曲げず嫌いの意地を見せてます。
コレが先生のツボにはまったようで。何か思うところがあるのでしょう。苦笑してます。ヒュッター先生が笑ったのってはじめて？。「千里の道も一歩から」「ローマは一日にして成らず」「大きなウリエッタは小さなアレサの集合体である」。
ここで緊急コールです。
迅雷先生が責任者として指揮を執っています。ケイティは発進、ビアンカは待避。さすがに予科生に危険仕事をさせる気はないようで。ビッグ４も発進しています。
ところが、りんなちゃん暴走。「あいつ、私たちのウルティマを壊しちゃったんだよ」人も死に、多くの人が負傷し。その現実を知っているものの、真実は伏せられている。高度に政治的な判断なのでしょうが、その中途半端な隠蔽工作が裏目に出ているようです。彼らの意図がまだはっきりしていないことは確かですが。少なくとも、真実を知れば単なる敵とは考えられないはずですから。
やよいちゃんとレイラ先生が止めても聞きません。「指揮官の指示を信じるんだ。あいつもそこにいたんだ」それがレイラ先生の話せる精一杯の説得…。
攻撃を止める迅雷。攻撃を命令するスルジェット。この場合、指揮権に対する明らかな越権行為であり、つまみ出されてもおかしくないと思いますが、ここは軍隊ではないのは当然としても太陽系連盟の直轄下なのでしょうか？。まあ、一応、弁務官の命令を聞かなければいけないことはないようですが。それにしても、あのヒステリックな様子からして、政府の高官といえども真実は全然知らされていないようですね。おかげで無用な衝突が起こっているような気がしますが。これも情報の拡散を防ぐための高度に政治的な判断なのでしょう。政治は大変だ。
「君は人類の未来を背負えるのか」「背負ってみせます」この自信はこれまでの経験とデータによって裏付けられたものでしょうが、それと同時にずーっと悩んでいたことに決別した強さなのでしょう。
「ヒュッター先生ありがとうございます」走り去る志麻ちゃん。話を聞いてくれたことに対して…なのかもしれませんが、それ以上に、先生が自転車で送ってくれたことに対してですね（笑）。ママチャリを二人乗りして格納庫に急ぐヒュッター先生の姿を見られなかったのは残念ですが、自転車にまたがったヒュッター先生の絵の違和感もなかなかの物です（笑）。
「小さなアレサ…しかし」。
しかし、ヒュッター先生、ホントに志麻ちゃんに…というかその情熱に可能性を感じているようですね。ナチュラルにポテンシャルの高い光太くんに可能性を感じたリチャード先生とは別の視点を持っているようで…。
ところで、ステルヴィアの公共交通機関として自転車はわりとメジャーなのですかね。冬休みの里帰りの時もアリサちゃんがしーぽん送って爆走してましたし。もっとも、レイラ先生なんかは格納庫の中をバイクで走ってましたが（笑）。
警告を送るレイラ先生。しかし、相手は…風祭技官のいる解析ルーム？では「通信と思しき波動」を検知しているようですが。とりあえず、インフィで解析、こちらでバックアップという手はずのようです。…新型ＤＬＳって万能ですね（笑）。
「先制攻撃だ」「ジェネシスミッションの機材を守るのが君の責務だろう」高等弁務官、エキサイトしています。この辺も、戦争を知らない世代の攻撃性という奴なのでしょうか。戦争をしたことがないから、一度引き金が引かれた後の恐ろしさを考えることも出来ないという…。しかし、相手の圧倒的な戦力についても全く情報を出していないのですねぇ。
「いいえ、人類の未来を守るのが私の責務です」言い切ることが出来る迅雷先生の見せ場！。むろん、こういう事を言われればすぐに切れるのが偉い人の特徴で（笑）、上司である織原司令に代わりに命令を出すように迫ります。さすが、道理は押さえています（笑）。しかし、全てを知る司令も冷静に対処。「若いからこそ背負ってもらいたいのです。白銀くん、私はウルティマを体験した君を信じている」。
「総員現状維持。彼らは敵ではない」これが迅雷先生がウルティマで体験した結論ですね。
ここで、彼らのルールという言葉が出てきますが、コレが今回の鍵ですね。
待機中のりんなちゃんのあたり（つまり最前線）までインフィがやってきます。この辺の、巨大な物体が宇宙を漂ってくるような動き、良いですね。早速、ＤＬＳで相手の通信を解読するのに挑みます。パイロットの二人もわりと普通です。
「我々が使っている通信プロトコルです」鍵のような物を差し出すヒュッター先生。「我々…」その言葉の意味に少し躊躇するリチャード先生。彼が外を飛ぶ未確認飛行物体と同じ宇宙人であることに驚いたのか？。というよりも、それを素直に告白したことに驚いたのか。「よろしいのですか？私たちに協力することはあなた方のルールに触れるのでは」この人もどこまで知っていて話しているのかわからないあたりが恐いですね。まあ、ＳＦ的にもこういう監視者としての宇宙人の話はありますから、予測で話していてもおかしくはないのですが。で。ヒュッター先生、８００日間観察してきたとか。３年に満たない間ですね。正体を隠していたにしては今の地位は高すぎる気もしないでもないですが。それで、地球人は若くて熱くて真っ直ぐと結論。もう少し言ってしまえば精神的に未熟という奴ですね。先週、リチャード先生と言っていたあたりの話です。そのために、混乱と衝突を避けるために距離を取ることにしたと。ウルティマのようにならなくするために。
距離を取ったことは妥当な選択だけれど。「しかし、遠くから見ているだけでは何も変わらない」「一歩ずつでも、時に後戻りすることがあろうとも、歩み出さねば」しーぽんから影響受けまくってます（笑）。彼に決断を促したのは、前向きな言葉、それだけだったようです。彼がしーぽんを気にかけていたのは、その姿に思うところあったのですね、きっと。
「大きなウリエッタは小さなアレサの集合体である。私の国の言葉です」いや、何か意味があるのかと思っていましたが、よその星のことわざでしたか（笑）。礼を言うリチャード先生。「そう思わせたのはあなたたち地球人です」しーぽんのことはきっかけだったけれど、それだけではないということですね。
「では、参りましょうか」告白したことで自分がここにいられる時は終わったとでもいう顔をしていたヒュッター先生、リチャード先生の言葉にちょっと驚き。「私たちの生徒を見守らねば」先生としての立場の前には些細なことのようです（笑）。
しかし…ヒュッター先生のようにこちらの言葉で意志を伝えることが出来、こちらの情報を持っている相手側が。こちらに譲歩して通信や言葉を合わせてくれば何の混乱もなかったと思うのですが。問答無用でウルティマの居住ブロックを切り離したり、解析している首脳を閉じこめたり。それでいて接触時の混乱とか言われても、ちょっとばかり納得行かない物がありますが。
学園戦記ムリョウで語られた「宇宙規模の思想からすれば些細な出来事である」という宇宙人理論がここで再び出てきていますね。それが、本当に成熟した精神なのか？ということについては疑問の余地がありますが、そういうことのようです。
で、インフィにプロトコルが来ますが。突然のことなので戸惑うパイロット。「片瀬くん。千里の道も」「一歩から！」このヒュッター先生の一言で、しーぽん、吹っ切れたようです。
風祭技官側でもインフィへの同期が完了して。
解析に入りますが、インフィのＤＬＳビジョンには黒い球が続々と出てきて、見るべき物が見えなくなってきます。ノイズか何かでしょうかね。昔の漫画でこんな兵器を見たことがありますが。モニタ上に現れるとは（笑）。「消えない。そんな馬鹿な」光太くん、処理し切れません。「わからない。何も見えない」自分のＤＳＬ処理能力に余程の自信があったのでしょうね。勉強会の頃だったら、もっとまったりしていたでしょうに。自信があるから、事態が信じられない。対処出来ない。「光太くん、お待たせ」「志麻ちゃん！」しーぽんの方が新型ＤＬＳの処理能力が低いと思っていたわけだから、自分より先に処理を終わらせたのが信じられないようです。「少しずつやれば結構イケル」という言葉に対する答えも上ずっています。
「Ａという方法がダメでもＢという方法なら可能かも知れない」ヒュッター先生の言う片瀬志麻の可能性ですね。「人間が多様な遺伝形質を持った集団として存在する」ことも、そのためだと大きな話になります（笑）。この辺は同一性を持つ宇宙人をネタにしたＳＦを読むと理解しやすいですが、とりあえず置いておいて。
インフィの解析結果を見て、コズミックフラクチャーの地図だと一目で見破る風祭技官。未来の人の数学的知識というか２Ｄで表す情報の複雑さには私たちは付いていけないのかもしれません（笑）。
「しーぽんが追い払ったんだ」消えていく未確認飛行物体を前にしたりんなちゃんの感想。同じく喜んで飛び回る学生たち。これが一般人の与えられた情報の中での判断。一歩誤れば、逆の意味で暴走する可能性を持った誤った情報の持つ怖さを考えると。歓喜のシーンなのに薄ら寒い物を覚えます。
事態の収拾にほっとする迅雷先生。手を差し出すスルジェット氏。「賢明な判断だった」素直に先生の指揮を評価しています。さすがに、馬鹿だったりプライドの怪物だったりするわけではないようですね。「ありがとうございます」「ジェミシスミッションの指揮官として私の方からも連盟に推薦させてもらうよ」評価急上昇です（笑）。
そして、ラストはインフィ。「用は済んだって事か」「そうみたい」ＤＬＳを外したしーぽんは、仕事をやり遂げたいい笑顔です。「しまちゃん、さっきは」「さっき？」光太くんの真面目な感じの言葉に再び凍り付くしーぽんの声。「ありがとう」「うん」笑顔も硬いです。「これからもよろしく」……「こちらこそ」。光太くんが一人乗りを希望していたのを思い出したのか？。いい雰囲気かと思われたけど、まだ、何か引っかかっていることがあるようです。それは……。
その雰囲気そのままにわりとハッピーなラストだったにもかかわらず「The end of the world」がエンディングです。
予告はアリサちゃんと笙人先輩…って、すでに予告じゃなくて単に狙っているだけ見たいですが（笑）。
最後の提供カットは自転車ヒュッター先生。吠える迅雷先生の方を、？と見ているような…対応？。
というような感じですが。先週前振りがあったヒュッター先生のポジションがようやく判明。まあ、ムリョウでやっていたことと同様のテーマを引きずっているので簡単に予想出来ましたが。宇宙人の考えていることはよくわからんです（笑）。おまけに、その思想的転換がしーぽんの前向き姿勢に思うところあってとは完全な予想外。今週の話はヒュッター先生が笑ったところが全てでしょう。とすると、しーぽんの勝ち？。
しかし、今回の大きな流れとしては情報が統制されていることが大きいでしょう。ステルヴィアの首脳部は何が起こったか知っていますが、その方の一般人に関しては、ウルティマの住民にすら真実は伝えられていない。コズミックフラクチャーと共に人々にパニックを起こさせないとも限らない情報ですから、下手に流せないということもあるのかもしれませんが。他の政府高官ですら、どこまで知っているのかわからない状況では何かあった時にどんな暴走が起こるか見当も付きません。少なくとも、今回は一般市民と高官、両方の面で本来の対処に反する暴走が起こりかけましたし。それを押さえることが出来たから良かったものの、本当に暴走していたら、ジェネシスミッション＝人類の未来を含めてのヤバイ話に発展するところでしたし。
そういう意味でのリスクも見越しての部分だとすれば、ともかく作戦をスムーズに実行されなければ内と外の両側から刃物を突きつけられているようなもので。真実を知るものたちには辛い作戦になっているのではないでしょうか。
まあ、実際のこの社会においても、情報統制などということは盛んに行われているわけで。原発のシュラウドのひびを隠したり、車のリコール情報を隠したり。続々と出て来る企業不祥事はすべからく、経営判断による隠蔽です。正直、正常な社会運営のための嘘と会社の利益を守るための嘘では差が有りすぎて比べるのも馬鹿馬鹿しいですが。やっていること自体は紙一重のことですから問題が起こった時の危険度という観点では大変なことです。私なんかは馬鹿ですからそういった判断をするのは到底出来ないと思ってしまいますが。実際には、多くの大人たちの、日々そういった判断の元に社会に嘘が拡散して…いや、少し話が外れましたな。
ともかく。今回のように各人の頑張りに応じて物事が少しずつでも進展し、各人が各人の役目をこなすことでいい方向へと進んでいく。そんな進展具合を見ていると、サトタツ節全開だなぁ、と思って楽しくなってしまいますが（笑）。
それはともかく。２号機は出てこないし、志麻＆光太の仲はわけわからないままだし。後４話、さてどう動きますか。
(2003.08.31)
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- ２００３年９月３日（４日）放送
今週はジェネシスミッションに関する前振り。タメ。内容的にはグレートミッションの前に比べてもあっさりしています。みんな「それどころじゃない」って感じで。でも、時間分の内容が入っているのです。この作りこそが良くも悪くも「ステルヴィアらしさ」なのでしょう。
ミッションの変更を告げる迅雷先生。痛いところをつかれたかのように泣きそうな顔になる志麻ちゃん。「外されるんですか？私」グレートミッションのときもそうでしたが出来る・出来ない以前に、自信が無くなるとダメになっちゃうようですかな、全てに於いて。しかし、告げられたのはアルキュオンへの搭乗。アカプスで作られたって…地球にいた技術者が移ったのでしょうか？それともターナー博士の肝いりで？。いや時間がなかったでしょうから、元々動いていた可能性が高いと思われますが。だとすると、オデッセイとかエルサントが情報を得ようと躍起になっていた時に、アカプスは既に建造に至っていたという…。
提供カットは知らないおっちゃん。妙な濃さが嫌な感じ…。
さて本編。天文台のお姉さんから。バックのニュースではミッションの成功確率が30%とか言ってます。前回よりも確率は上がっているのでしょうが、嵩上げしてコレですか。結構怖いと思うんですけど…。
そして、メール。最初、光太くんへのものかと思ったら…真人くん宛ですかい（笑）。どうやら、２年後に向けて勉強ということですから…ファウンデーション目指して頑張っているんですかね。
荷造りするりんなちゃんとナターシャさん。りんなちゃんだけが避難ということみたいですが。しっかし、ナターシャさん、凄いプロポーションですね（笑）。
アルキュオンです。ＴＶに映すほど情報公開してます。色と頭が違うそうな。で、それを見ているのは…片瀬家の面々。既にしーぽんが乗り込むことすら知ってます。さすがに公式発表とは思えないんで、個人からの情報流出でしょうね（笑）。
入ってくるメール。陽子さんですな（笑）。
準備の説明をする迅雷先生。レーザー砲台に、加速器の制御プログラム。そしてアルキュオンは制御系で苦戦しているようです。「パイロット一人で膨大なデータ」ということは、今度は複座ではなくて単座でのミッションとなるのでしょうか？。
ファウンデーションではアカプス、エルサント、オデッセイ、ステルヴィアが土星へ移動、ミッションへ参加のようです。
寝ているしーぽん、起こすアリサちゃん。大分お疲れのようで、アリサちゃんも心配していますが。「ダメだよ、一番遅れてるんだもん」この辺は、事態が事態なだけに、効率とかそういうことを言っていいのかか迷いますね。
シミュレータ？。制御プログラムを作っている？。ビッグ４と光太くんが操作している部屋にしーぽんも到着。まだ時間前ということなのにしーぽんが最後ということで、また気後れ。
学園に人はいず。フジヤマも残すところ、あと１便。わざわざ暗い部屋で顔を突き合わせているしーぽんの友人一同。悪巧み。「私たちにはそれが始まり」なんか、りんなちゃんが仕切ってますけど（笑）。
ロッカールームからシャワーに向かう初佳＆ナジマ嬢。しーぽんは何を気にしてか、独り残ってますけど。そこにレイラ先生、入ってきます。早速悩み事相談室に。独りだけダメだと落ち込むしーぽんですが。能力に対して仕事が重い？。しかしレイラ先生がいうには「入学当時を思い出すな」「何をやってもメチャクチャ」「プログラミングはスパ抜けて」「もう少し自分を信じてみろ」自信喪失しているだけだという見立ててでしょうか。
歩く志麻ちゃん。後ろから追いついて並ぶ光太くん。しかし、しーぽんが止まることによってその動きは阻害される。「ごめんね。情報処理、遅すぎだよね」訓練中、ついていけなくて息が上がるしーぽん。ＤＬＳって頭で考えるだけっていうのが基本理念だけど、脳みそ使いすぎで根本的に体力を使うのかねぇ。フォローし合えばいいという光太くんに対して助けてもらうことになると突っぱねるしーぽん。最後には「光太くんは天才だけど、私は違うから」と逃げてくし。…もうどれだけ繰り返されたのやら。光太くんの我慢強さには感服します。
佐藤監督。本当に、この状況で志麻ちゃんに視聴者が惹き付けられると？。どうも、インタビューで語っていることが解せないのですが…もしかして、監督の好みって…。
街頭演説する政治家。略奪。抗議のパフォーマンス。首相は予想の範囲内と言いますが。情報を出して真摯に対応せよと。……いい人ですね。
しかし、人類の危機的状況に際して、地面に寝っころがって抗議している奴なんて邪魔なんだからそのまま轢き（以下不穏当発言につき削除）。
街頭演説。異次元とかいう説明が胡散臭いと必死に民衆を煽る。…自分が馬鹿で理解出来ないから相手の言うことが信じられないのか？。根拠がないよ。チェック機能がないからと憤る？。一般市民じゃなく政治家だろ。情報の一つも自分で集められないのか？。いつの時代も変わらない、というようですが。最近よくいる安易に科学を信じるダメ政治家もどうしようもないですが、危機的状況に際して建設的なこと一つ言えずに愚痴を言うだけの政治家がのさばっているのはねぇ。鬱々とした気分になりますな。
同じように思う人間はいるようで、空き缶投げつけられてます。でも、千秋さんに止められてますよ。謝れって。おかげで、恐い人に連れ去られちゃってます（笑）。嫌なことがあっても、暴力はやめましょう。最終的に返ってきます（笑）。「ありがとう」礼を言う政治家。暑苦しい顔です。というか、説明を記しておくと提供カットの嫌なオーラを出していたおっちゃんです。もちろん、相手が悪いというか、ミッションの関係者ですからこんな奴をのさばらせておく気はありません。「いろんな考えがあることはわかるけど。今この時出来ることを考えたら！ただぼーっとしているだけで」論戦になると頭の悪い先生がまずい発言をしそうだと感づいた秘書がとっさに先生を車に拉致（笑）。「私は戦う！」いかにも噛み合わない台詞を吐いて頭の悪そうな親父は退散です。国家争乱罪かなんかで逮捕してやった方が良さそうですが、職によっては不逮捕特権とか持っているのでやりたい放題なんですよね。
で、その千秋さんにインタビューしてくるレポーター。…ＴＶがいたから逃げたのか＞頭のいい秘書とダメ政治家。
溜息をつきながらコーヒーメーカーを眺めるしーぽん。
後半。光太くん、今度はジョジョ＆晶連合に相談。…この二人で本当に大丈夫か？。「なんでもかんでもひとりで決め込んじゃうんだ」愚痴る光太くん。これって、どちらかというとしーぽんが天才肌なんだよな、きっと。ゆえに譲れない。「言ってみたら？」素直な対応の晶ちゃん。もともと口に出すタイプだからなぁ…。そして核心へ。「どうしてしーぽんが好きなの？」。
おそらくコレが今回の話の軸の一つです。
一方のしーぽんは。アリサちゃんとやよいちゃんが相談相手。「素直になれば」とアドバイスを受けています。
ここで登場しないピエールと大ちゃんは、きっと男同士二人でケーキバイキングとかに行っているのかも知れない（泣）。
「考えすぎて自滅する」レイラ先生の的確な発言。入学時に戻ったよう、ということですが。そもそも、そういう性格の人間がスーパーヒーロー（ヒロイン）になるわけではないですよ。慣れでなんとかしているのなら、不測の事態では再びパニックに。これを訓練するのは大変なはずです。「よろしく、教官殿」丸投げする迅雷先生（笑）。意味深なのは、部屋の外でそれを聞いていた蓮先生。三角関係に気付いているのはこの人一人だと思うけど。「変える」気になったのか？。
志麻ちゃん、光太くんを見つけますが。またもや初佳嬢との待ち合わせ…まるでラブコメ（笑）。光太くん、天才かも知れないけど、運には見放されてますね（笑）。
「いきなりキスしたの？」びっくり顔の初佳嬢。「それって凄い事よね」苦笑してます（笑）。また、その顔がかわいくて（笑）。コレでは、更に人気急上昇ではないですか。前半の初佳嬢は本当に何だったのやら（笑）。「どうして僕は好きになったんだろう」「がんばって」。……初佳さんにお姉さん気質があったのか、光太くんが弟オーラを出しすぎているのか？。そういえばしーぽんもお姉さんだね。……弟に先を行かれて悔しがる姉＝しーぽん？＞ちと違うか。
傷心のしーぽんを挟んで。
笙人先輩とナジマ嬢の珍しいコンビ。「夏休みだと思えばいい。終われば元に戻る」いい台詞だ！。とても先週の変な予告と同一人物とは思えない（笑）。
ピエールくんと大ちゃん、やっぱり喫茶ルームです（笑）。残る相談をしていて。ちやっかりケントくんに聞かれてます（笑）。
荷造りするアリサッサ。「っていうか絶対バレる」「退学かなぁ」平気な顔して普通に恐いことをいうやよいちゃんがかわいいかと（笑）。「もう、何が出来るかわかんないんだけど」「いいんじゃない。一緒にいたいってだけでも」
しかし、最近のやよいちゃんの突っ込みには鬼気迫る物がありますね（笑）。実際隣にいると、何が本気か読めなくて焦るのかも（笑）。笑っていても笑っていないとか…。
最後の晩餐の風祭家。りんなママが泣いちゃってます。お父さんは渋いぜ。
ヒュッター＆リチャードコンビは相変わらず。ニュースになる反対活動にげんなり。役人だけが避難すると思っているそうです。そんな馬鹿げた理由でパフォーマンスですか。原発を遠くにしか作らない東京市民じゃあるまいし。…真実を知れば、現実的に人類の力で避難なんて出来ないとわかるんですけどね。死ぬか生きるかだけで。「あの男だけが特別なのではない」と理解を示すヒュッター先生。理性的に発達していても恐怖を理解することは出来るのか、観察の結果なのか。
「チェック」「あぁ」「待ったなし」ヒュッター先生がリチャード先生に気を許しているのは、チェスの強さがものをいっているのかも（笑）。お主出来るな、っていうので（＜監督、好きそう）。
織原司令と首相。「いよいよ明日ですね」「ただ座って待つほど歯痒いものはない」首相も大変です。ストレスを発散するところがないですしね、一般市民と違って。「政治家なんかになるからさ」…もしかして、この二人も、旧友という奴ですか？。まあ、首相も見た目通りの年とは思いませんでしたが。「頼みましたよ」「いってくる」なんか絆が…（笑）。
グレートミッション後のファウンデーション間覇権争いの時の脅し文句が嘘のようです（笑）。
人がいないのをいいことに、夜の公園で晶ちゃんとジョジョ（笑）。「私が行くんだから、君もいっしょなの」「俺的には避難したかったんだけどな」「だめ」ジョジョを抱きしめる晶ちゃん…言うことないので、お幸せに。
しかし、何一つとしてイニシアチブを持てないなぁ＞ジョジョ。
呼び出す光太くん。呼び出される志麻ちゃん。「ミッションが終わるまでお互いパイロットでいよう」まるで受験勉強に突入するカップルのようです。もちろん、あまりいいシチュエーションじゃありません（笑）。「もう決めちゃったんだ」押しの弱い光太くん。絶対ダメだと信じているな（笑）。そして、立ち去りながら泣く志麻ちゃん…。
アリサちゃんに「もうダメ」と泣きつくしーぽん。初佳嬢との密会を見なければ、簡単に元に戻ったのかも知れないのに…光太くんも、ダメだな。
ＴＶをつければ「志麻ちゃ〜ん。やっほ〜」千秋さんです。ナイスタイミング。しーぽんのお母さんと紹介されてます。インタビュアーの人、知っていたんですかね？。「なに〜！」驚くアリサちゃん。
千秋さん、緊張してガチガチです。「結局きちんと話が出来ないままにここまで」「私のせい」「だけどね、そういう物わかりのいい私より自分勝手な私の方が強いのよ」「あなたが好き。あなたを愛している」「私はあなたという娘を産んでよかったと思います」もう、ＴＶの前で激白です。これなら本人の前の方がよっぽど楽そうですが…。全国放送ですから。
海人くんと出会って…「そしてあなたが生まれました。だからあなたがいるの」自己否定状態にいるしーぽんにとって、変われる一言になったでしょうか。
泣くしーぽん。泣くアリサちゃん。
「あなたは私と海人くんの誇りです」「頑張れ片瀬志麻」「がんばれ」
しーぽんを抱きしめるアリサちゃん。感動してます。
これは…全国放送ですからね、もしかすると世界を変える反響があるかもしれませんが…？。千秋さんのファンも出来たりして（笑）。
「今はミッションのことだけ考えなさい」「あなたには仕事と恋愛の両立は無理無理」姉に軽くあしらわれる光太くん（笑）。本当に弟キャラだなぁ（笑）。実は、一番苦労する人間かも。しかも、その姉。恋人との写真のように見せかけて。相手は真人くんだし（笑）。…まさか本気？。
勝手に切られて溜息一つの光太くん（笑）。
ＤＬＳをやめてビアンカのものに戻したいというしーぽん。バックアップするレイラ先生。実行に疑問を持つ迅雷先生。この辺、現場キャリアの差が出ているような気がしますね（笑）。実際、新型ＤＬＳの処理能力は凄い物らしいですから、それを通常のコントロールでは扱いきれないのではないか、というのが普通の考えでしょうが。もともと光太くんほどの処理が出来ないとしたら。また、ジュノ・マイヨールさんのような「別の意味で天才的なオペレーション」というのもあることですしねぇ。
「まず、データを見せてもらおう」
宇宙港で見送り。抱き合うアリサと志麻。女の子はこういうの好きですね。そして…トイレに入る奴ら。なんと荷物置き去りで通風口から脱出してます。…そこまでしないとダメですか？。乗客名簿に載っている人間が居なかったら問題になるかと思いますが…その辺はゲートをくぐればわりとルーズなのか？。
あと、ＳＦ者がこの手のチェックで思い浮かべるのは「冷たい方程式」ですが（笑）。地球までのシャトルとはいえ、そんなことで重量チェックをやらねばならないほど余裕がないということはないようですね（笑）。
むろん、密航するステルヴィアの方からすれば誤差範囲でしょうし（笑）。
「ねずみか？通風口よりダストシュートの方が住みよいだろうに」ケントくん、なんかアドバイスしてますけど（笑）。
フジヤマを見送る志麻＆光太。
１時間後には土星に。
大「ここなら絶対見つからないよ」りんな「ナイスな所に目を付けたわね」って、３話に出てきたダストシュートですか（笑）。移動開始時の慣性はそんなにないのでしょうが。恐いよ、そりゃ。
「ステルヴィア移動開始！」地球を後にして旅立つ巨大な船。ヤマトのようです（笑）。
予告〜。「ダメなのは私だけ」って同じ事で悩む期間長すぎかも。隠れて突っ込み入れるアリサちゃん。意外と近くにいるようですが……それより、来週がどんな話なのかさっぱりなんですが（笑）。
提供カットは笙人先輩。さすがに前と関連性は思いつきません（笑）。
というわけで、残すところ後３話。ジェネシスミッションを始めるにあたっての整理ですね。人間関係がより強調された静かな一本です。
地球での混乱とか嫌なところについても上で書いてしまったので、ここで書くことはありませんが。グレートミッションの時も同様のことが起こっていたとすればどうしようもないですね。いつの時代も人は情報に踊らされる。今ですら、溢れる情報を手にするものとしないものの差は大きく。手にしたからと言ってもそこから有意なものを読みとるにはかなりの力が必要とされる。そんな状態で、思い込みから愚考に走ったり扇動されたりするのを防ぐのは…大変でしょうねぇ。って人ごとじゃないよ。今も起こっていることだよ。
志麻ちゃんは先週大激白でしたが。今後は「感覚の人」光太くんに結論が迫られそうです。どんな答えを出すのか。言葉で表現する根のは難しいでしょうが。それが勝利の鍵の一つにもなりそうですね。どちらかというと志麻ちゃんの成長物語かと思いましたが。実際には光太くんの人間的リハビリ物語を大きく取り扱うべきだったんじゃないかという気もしますね。その方が視点がわかりやすいというか混乱しなかったのかも知れないなぁ、とか。
とりあえが節目を埋める千秋さんの激白があったことで、しーぽんもスターターがかかったでしょううし。ここから話も動いてくれるんじゃないかと思いますが…佐藤監督の構成だから油断は出来ないんだよなぁ（笑）。
(2003.09.06)
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- ２００３年９月10日（11日）放送
さて、先週に引き続いて発進シーンからのステルヴィア。ある意味、先週は最終回４話前にしてタイトルの巨大宇宙建造物が発進するという前代未聞の物ですな（笑）。
そして円座を組んでいる居残り組予科生諸君。目的は色々って事ですが…なんかいきなり大ちゃんが仕切ってるよ（笑）。先週はりんなちゃんが先頭立っていたけど、アレはお飾りなのね（笑）。大ちゃんは、おそらく３話でステルヴィアの内部ルートを用意していた時以来ではないかと。前面に出てきたのは。
で、いつものしーぽんモノローグに移って。土星ということで、ビジョンを目指しているようで。「ジェネシス…新たなる未来のために」genesis：起源、発生、創始（大修館書店ジーニアス英和辞典・初版より）。
提供カットは赤バックに驚く迅雷先生。非常灯？。
ＣＭはＰＳ２の３本目が入りました。発売は大丈夫そうですね（笑）。
どこか実感出来ないグレートミッション。ジェネシスミッションには切実さと身近さ。しーぽんの感慨は作戦に張り付いている人間ゆえの物。たいていの人にとっては「人の敷いたレール」というのは変わらないと思いますが。しーぽんはレールを敷く方へ深く関わってしまっていますからねぇ。今回。
円筒形のモニタを見る迅雷先生。円筒形って情報の投影的に不利のような気がするのですが？。それはともかく。入ってくる織原司令とリチャード先生。迅雷先生、余程真剣に考え事をしていたのか、びっくりしてます。さて、進行状況の確認ですが。レーザーは試運転。重力レンズも９割出来ていて照準の調整中。こいつの発生する重力に対するフラクチャーの挙動は、質量に比例するけど距離の２乗に反比例する性質を逆手にとってバランスを取ることで対処するようです。ファウンデーションからの退避はアカプス、オデッセイで50%、エルサントで80%。退避しなきゃならないくらいにヤバイ位置で作戦が行われるって事ですかい。準備も大変かと。
そして。インフィは出撃可能。しかし、アルキュオンの整備に遅れが。「間に合わせます」ということですが。パイロットも大変そうですが、更に機体も…では。
フラクチャーの最低点を目で追ってポイントする動作をするしーぽん。…こういうのって、ＤＬＳとかなんとかいうよりも、プログラム任せの方が確実のような気がするんですけど。人間の目で判断出来る方が凄すぎの気もするし。フラクチャーのエネルギーマップをもらったのに、風祭技官が最初に作った簡略図と同じだし（笑）。それに、操作系も、コレのみを目的とするならもっと単純なインターフェイス…ジョイスティックやマウスみたいなものの方が楽かと思うんだけど。素人考えか？。それ以前に、ガンナーとドライバーを分けた昔の操縦系の方が楽そうだけど…せめて補助捜査員を一人づつ付ければぐっと楽になりそうな気がするんだけど。そもそも、２機に分ける意味をもう少し詳しく説明してもらわないと納得いかないんですけど（操縦系が２つになるだけでも負担はぐっと増えそうで）。
で。命中確率92%まで上がりますが。目と脳みそに極度に負荷がかかった時の身体的現象として、当然のように……嘔吐。アルキュオンの中でしたかどうかはともかくとして。洗面所で…。よく思うのですが、洗面所ではいたら、配管、確実に詰まるのでトイレの方がいいかと思うのですが。ということで、洗面所は口をゆすいでいただけかも。深夜時間帯ですが、嘔吐シーンはなしです（笑）。つい最近も別作品のドラマＣＤで壮絶な嘔吐シーンがあったので、そういうものが流れるかと思ったのですが（笑）。
座り込む志麻。飲み物を差し出すのは光太くん。「大丈夫？」「大丈夫」わりとしっかりしている声です。しかし。光太くん、心配なのはわかるけどＤＬＳナシなのを無茶と言い切るのは。「私にはＤＬＳの方が邪魔っけ」彼女が嫌いだと言っているのに、自分が使いこなしているからって無茶と言い切っていたら、相手機を悪くしますよ。自分ベースから抜けられないようです。まあ、それが普通の人であることも確かですが、この状況で口にしたらねぇ。「私は自分に出来ることだけはきちっとやっておきたいの。何でわかってくれないの？」それは彼が天才であり、かつ、その力で他のみんな（＜しーぽんだけかも！）をフォローしてあげなければならないという、結構いい性格の人間だからです（笑）。
レイラ＆蓮先生、見てます（笑）。歯痒くても介入は出来ないことですしねぇ（笑）。実際の所、しーぽんのコンディションは今のところ問題ないということで。見た目はああでも、鍛えられているのですね（笑）。足速いし（笑）。
ビッグ４も今回の作戦はグレートミッションとは違ったものとして考えている模様。でも、彼らはほとんどレールの上を進んでいるだけのような気もしますが…見ていないところで色々あるのかな。「私たちはステルヴィアに来るべくしてきた」というナジマ嬢。今回の作戦も「必然」ということのようで。なんか、笙人・ナジマコンビだと禅問答のような気もしますが。
ケント「ちょっと機体の整備をしてくるよ」ひとりででかけるとなれば、ピンと来ますね。
予想通り、食べ物を沢山持っての移動。店やってないのに、どこから調達したんだ？。ということはともかく。合い言葉を言って入った先では。みんな仲良くゲームしてます（笑）。居残りがバレないようにか、明かりもハンディの奴だけ。…電力消費とかからすれば、この後の調理シーンが問題になりますから、単に見回りとかを避けるためでしょうか？。あんまり意味がない気もしますが。ゲームは四角いルートからモノポリーに見えますが、コマがどう見ても人生ゲーム？。
さて。ケントくん、訳を聞きたいと言っていますが。堅いのやら柔らかいの、と、再び大ちゃんが語り出します。やはり、彼が首謀者か。しかも、２４話目にして初めてわかる彼の黒幕人生（笑）。「予科生本科生１／３以上の合意の元に」って、突然壮大な話に。フジヤマの乗員名簿とか、避難する人の人数とか、先週の疑問はここで明かしてくれました。…まさか、共犯者が多数いたとは（笑）。ジェネシスミッションの概要が発表された時から動いていたということで。わりと、話数間の時間の流れがわかりにくいので、気が付かないですよね（笑）。例の二人の恋愛話にばかり動いていると思ったら。しかし、メールで地下へ集まれと言われたからって、みんな明かりを持って黙ったまま集まって来るというのは不気味だ。そして、地下の集会場。このシチュエーション、ムリョウの後半で見せたものと同じような（笑）。集まってくる生徒の不気味さも同じか（笑）。
最初は本科生が仕切っていたのに、いつのまにか大ちゃんペース。「最終的な作戦決行社に結構不安定要素」といきなり不安を煽っているし（笑）。しかも「はっきりいってどうすればいいのかわからない」って、煽りっぱなし。でも「一緒にステルヴィアに残らなければ何も出来ない」「協力して下さい」と。わりとしーぽんの考え方に近いですね。
「歴史の証人」になるってことですが。よく、みんな黙って協力してくれたものです。普通だったら、他にも残ろうとする人が出ると思うんですよね。みんなエリートであり、自分たちの力については多少なりとも自信を持っているでしょうから。それでも、この連中に後を託して裏方に回るとは…集まった人間は、相当素直ないい人達ばかりのようで（笑）。
「証人というより共犯者だな」ケントくんの言葉からすると、ミッション自体がやくざなことのように聞こえますが。まあ、一般人には、かなり甘めの情報を流しているでしょうから…。
料理をしているジョジョ。彼は、どこまでもいい人のまま…。
志麻「だめだ。しっくりこない」何かが欠けている。それが見つけ出せない。壁に突き当たった時の状態。後がないからこそ、焦り。それ故に先が見えない。心臓の弱い人間だったら、死んじゃいますよ、このプレッシャーは。
おしり。ふりふり。アリサちゃんです（笑）。りんなちゃんとダクトの中を進んでいます。しーぽんの所へ向かっているそうですが。相変わらず、大ちゃんのマップは見づらい様子。って、それを見ながら進めた大ちゃんはもしかして優秀？。しーぽんほどじゃないけどハッカーだし。で、りんなちゃんの見立ててで頭を出してみれば。格納庫。「学生さんかい？」ターナー博士に見つかってますし（笑）。「居残りかい？」「はい！」りんなちゃん、罪悪感なさ過ぎ（笑）。アリサちゃんはさすがに苦笑してますが。「造反行為か」ヒュッター先生、突っ込みキツすぎ…って本気で思っているかもしれないから恐いな（笑）。
後半。円筒形のスクリーンに、膨大な数のオペレータ。「作業員の退避状況は？」「機関部の作業員と我々だけです」ということで、プログラミング作業が大変なようです。と、フラクチャーに異常。よくありますね、こういう突発的な自然現象。接触。避難を急がせろとか緊急通信とか言ってますが、それどころではありません。それでも、オペレーターの人たちが恐慌状態に陥っていないあたりが、さすがですが。そんなこととは関わりなく、表面張力でもあるかのように一度接触した物体に吸い寄せられるように広がるフラクチャー。エルサント消滅。
呆然としてみている迅雷先生。ステルヴィアも衝撃が大きかったのか非常灯がついています。提供カットの奴です「急いで原因を調べろ！」。心配そうな光太くん。やばげだと話をする蓮先生をたしなめるレイラ先生。シミュレーター上のしーぽんを気遣ってのことですが。しーぽんも心配そうに…。
大「エルサントが消滅した」内部ハッカーがリアルタイムで覗いてますけど、大丈夫ですか、このシステムは（笑）。
ケント「それじゃあ俺は」仕事の予感。ドアを開ければ、笙人くん（笑）。バレバレ（笑）。「急げ！初佳とナジマは既に格納庫だ」。走る人々。学生さんもいるようですが？。迅雷先生、「エルサントへ急行」って事ですが。虎の子のケイティ部隊をそんなに出したら、何かあったときどうするのやら…とかいう慎重論では、前線指揮はまかなえないのか。
ケント「おまたせ」笙人「待たせた」初佳＆ナジー「遅い！」この辺の呼吸の良さはいいですね。ホント、ビッグ４主役の回がなかったのは残念です。
発進するケイティ部隊。
レイラ「一時間後に作戦開始だと！」ステルヴィアの作戦首脳会議。ヒュッター先生も早いのではないかという考えですが。「無理は承知です」と落ち着いて答える迅雷先生。ケイティからのデータ分析は終わっているようなので、あれから何時間かは後の話なんでしょうが。「今始めないと同じに」と急いでます。
「片瀬の訓練」「アルキュオンの整備」とレイラ先生は食い下がりますが。「命中精度９割を超えているんだろう？」と軽くいなされてしまいます。確かに、９割というのは結構な数字です。ジェネレーターの取り付け＝機動性アップをあきらめて、システムの調整も発進後にしーぽんがやると…結構ハードです。
しかし、フラクチャーのような巨大な物体に対して、機動性がどう効くのか？。まあ、それは作戦を見てのお楽しみとして。
「片瀬。この状況ではアルキュオンを不十分な状態のまま送り出すしかない。それでもやってくれるか」「はい」力強い言葉。決意があります。見ている光太くん。圧倒されている？。
調整中のしーぽん。光太「ぼく…僕、志麻ちゃんのこと…」ようやく、彼女の強さに気付いたか、光太くん。ようやく、スタートラインに立ったのか？。「大丈夫だよ。乗っている機体は別々だけど。大丈夫だよ」余裕で笑顔を向けるしーぽん。強い。決断したものの余裕！。完全に音山光太を呑んでいます。どれだけぶりに思ったのか正直思い出せないのですが。このしーぽん、ホントにかわいいです（笑）。
カタパルトにせり上がるインフィ。巨大なジェネレーターを２機背負っています。今回も重力カタパルトで射出。ケイティなんかに比べると質量が大きいせいか、射出も大がかりにやらないと初速が得られないのかな？。
そして、あがってくるアルキュオン。こちらはなにもありません。アリサ「何でルッキョンにはジェネレーター付けないんですか？」「ルッキョン？」紫髪の整備士の人、別のことに驚いています（笑）。「今決めました」堂々と言われてもなぁ（笑）。「そうだそうだ、ルッキョンにも付けろー」お子様、騒いでるし。
ターナー「本来なら作戦開始には十分間に合うはずだったんが、これではなー」アリサ＆りんな「そんなー」。そりゃ、目の前に転がっているんだから、今更つかないよ。
迅雷「月並みなことしか言えないが…頑張れ」「うまくいったら何でも一つ優をくれてやる」「はい」最後の最後、もっとも緊張するところで、こういう日常に引き戻させる会話が出来るっていうのはいいですね。「アルキュオン、発進します」。
ジェネレーターの整備は、後２時間ほど。「もったいなーい」って言われてもねぇ、りんなちゃん。アリサ「だったらせめて調整を終わらせて届けてあげたい。射撃だって、１回じゃないんでしょ」そう言っても、現場で付けて、すぐに使える物なのか？という最大の疑問が残りますが。そこは天才しーぽんが何とかしてくれるでしょう（笑）。「ギリギリでもいい。しーぽんにあれを」。
「それ、乗った！」お嬢とピエールも顔出してます（笑）。お嬢が先に出てきたようですが…まさかピエールが後から付いてきたって事は…お嬢の隙のなさからして考えられないけど、もしあったらとんでもないことだ（笑）。
大ちゃんとジョジョ＆晶ちゃんは別行動。残りの４人が目的を見つけたって事で。大ちゃんは何かやることがありそうですが、残りの二人はおまけですな（笑）。そして、例のダストシュートの縦穴へ。
ジェネレーター発進体勢。淡々とのべつオペレーターのお姉さんが笑えます（笑）。「何？」普通は迅雷先生のように驚くよな。「予科生のビアンカ３機も一緒です」でも、画面には４人映ってますけど？。で。２機のジェネレーターを平行に固定して、頭に一機、中程にケタを付けて両翼に一機づつ。発進しますが、推力バランスが取れないのか、変な方向に蛇行しながら飛んでます。これ、恐すぎます（笑）。周りに飛んでいる機体があったら、死ぬ気分でしょう。ああ、アリサちゃんとりんなちゃんは二人乗りですね。しかし、アリサちゃん、なぜにうさこの巨大縫いぐるみを…ああ、シートないからクッション代わり？。
それを見ている宇宙服３人。３話でもそうでしたが、外を通らないといけないのか？ホントに。
「戻れ！」叫ぶ迅雷先生。「行かせてやってくれ。その方が後々のためにいい」ターナー博士は学生の自主的判断を尊ぶようです。司令＝校長も頷いています。それを見つめるヒュッター先生。若者の暴走ぶりを観察しているのでしょうが。この人も、こういうの好きみたいですね（笑）。
飛行するビッグ４。
悲鳴を上げるアリサちゃん。りんなちゃん、喜んでます。危ない奴…。
ジョジョ「やっぱりここか」３人組は３話と同じくメインコンピュータルームに到着…何を異様としているのかさっぱりわかりません。っていうか、大ちゃん、君は…？。
凄い数のケイティ編隊。インフィ。ルッキョン。「自分の出来ることを精一杯やるだけ」「お母さん。アリサ。光太くん」
予告は志麻＆初佳。「音山光太のことはどうするの？」としょっぱなからとんでもない突っ込みです＜初佳嬢。しかも、どうすればいいの？とかひとりで悩んだ挙げ句「それがきっかけで年下のこと付き合うように」って何言っているんですか、先輩（笑）。ホントに剣が取れてから、勉強一筋の優等生が世間ズレしたところを見せながら大活躍、って感じでかわいくなりすぎですよ（笑）。しかも、「さよ〜なら〜」とか言っているし…。
ラストの提供カットは集会の大ちゃん。彼が今後を担うキーの一人になろうとは…。
ということで、ジェネシスミッションも始まりました。時間の流れ的に見ても密度の濃い一本ですが。怪しいのは大ちゃん達ですね。非常時とはいえ、内密にあそこまでやるとは。おまけに、大ちゃんは何を考えているのかすらわかりません。次週、実は宇宙人だったと言われても驚きませんよ（笑）。ホントに。
ミッションが地球圏だったら、ラストに扇動された学生達が大挙して作戦に参加し、物量パワーで押し切るとかいう展開が…ありがちでも盛り上がるのですが、今回はさすがにそうはなりそうもないですね（笑）。
あと、光太くんの志麻ちゃんを見る目がようやく変わりましたね。お互いを理解し合う、というか。いい形でお互いを見るようになれる。そのきっかけがジェネシスミッションだとしたら…それこそ壮大なラブコメだな、２６話もかけての（笑）。
いつもなら、もう少しここで何か書くとこですが、今週はこれといってないです。細かいとこは上で書いてますし。実際の所、今までの描写の中から伏線の部分が組み合わさって動いているようなものですから、後は楽しく見ていれば良いだけではないでしょうか。
(2003.09.13)
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