６巻です。今巻も２編のうちの１編がオリジナルと、なかなか豪華です。どちらもファンタジーですが…今巻のキモは表紙にあるのではないかと（笑）。
カバー
サンタイサミちゃんです。袋とブーツが新選組してます。非常に露出度は低いですが、一番、色気のあるイラストではないかと（笑）。黒と赤のコントラストも綺麗で、非常に良いイラストだと思います。
裏表紙側はパンツ見せゴールデン天狗。単行本表紙は秘密基地での新選組で、裏表紙は漫画版のサンタさんと新選組です。
「電動写真設定画は…龍の牙や龍の目といった重要アイテムからソウシ＆トシのコスプレ探偵服まで相変わらずバラエティに富んでます（笑）。
扉＆登場人物紹介
扉は、またもやイサミちゃんサンタ。こちらはぐっとかわいい感じです。初心者マークとか（笑）。人物紹介は元気な感じで新コスチュームと新アイテムを披露しています。
第10話「雪山の白い影」
アニメの第32話「幻のミーオを追え！」にあたる回ですね。基本的にアニメに近い話ですが、トシくんがミーオをなつかせたり、細かいところに漫画版らしさが入っています。ゴールデン天狗が「悪」に徹しているのも漫画版の特徴ですね。
割と、本筋に関係ないエピソードかと思いますが、「心の問題」を大きく扱った話として取り上げられたのでしょうか。
第11話「サンタクロースに気をつけて！」
漫画版のオリジナル回です。長谷川先生によるネタ晴らしがありますが、高校生の頃からのアイデアのようです。そういったアイデアをキッチリ作品として仕上げられるあたりに長谷川先生の力があるのではないかと。
それはともかく。ここの扉で、再びサンタイサミちゃんが。何度も書きますが、この巻のキモなので（笑）。
そして、玩具屋でバイトする７号様以下の三人組。最初は幹部クラスの極悪人だった７号様も、すっかり小悪党に（笑）。おまけに、今回の敵であるサンタ天狗には黒天狗様も呆れてますし。…漫画版で唯一の黒天狗党によるコメディ的作戦？。しかし、この漫画版では四天王などの幹部クラス以外に〜天狗という「特撮物における怪人クラスの敵」が出て来るのも特徴ですね。
トシくんソウシくんからプレゼントもらって、一人お姉さんぶりつつニコニコしているイサミちゃんがかわいいですね。
そして、実際にサンタ天狗の悪事で町に混乱が。これ、せこい作戦だけど実にリアルな感じで恐いと言えば恐いです。そして、サンタ天狗ＶＳ新選組。加勢するサンタクロース。ファンタジーです。バイトの三人組もサンタさん側で参戦。そして、夢が…。あくまで「心」が敵を倒す？物語です。
しかし、こういう話を読むと、玩具はコレクションするものではなく遊ぶものだと…（笑）。
イサミくらぶ「大江戸かわら版」
今回も９頁。「浮世絵名人展」「浮世絵職人衆」「おたずね申す」「イサぴ〜」「イサミsoundぷろだくつ」とおなじみのコーナーですが。今回は「声優男組見参！」ということで日のり子さんと亀井芳子さんのインタビューが掲載。男組なのに女性ゲストというのが（笑）。そして、長谷川先生によるサンタ天狗の元ネタ漫画も掲載。
(2004.05.05)